「自分ごと化」で
これからの日本をつくる。

日本はいま大きくカーブを描いて動いています。成長社会から成熟社会へ。
それは、モノやお金の拡大で豊かさを得る社会から、蓄積してきた資産を上手に使って身近なところで幸福を感じる社会への進化のカーブです。
多くの人はそのことを肌で感じています。ところが、国の舵取りを担う人たちが、まだ成長を当てにし、期待しています。
「先」を示す立場にある人たちの方が、過去の延長線上でしかものを考えられなくなっている。
だから「先が見えない時代」などと言っているような気がします。
70年に及ぶ経済成長は、私たちに豊かさをもたらしました。同時に格差、働き方・生き方の窮屈さ、国の莫大な借金なども残しました。このマイナス面は、成長では解決できません。社会が成熟すれば大きな成長は望めず、無理に成長させようとすると逆にマイナス面を大きくするからです。
構想日本はこの課題を解決する政策の提言や実現のための活動をしてきました。そして、行政の現場や地域の人といっしょに考える中で、豊かな成熟社会をつくることと、マイナス面を解決することの答えは同じだという結論に至りました。
そのキーワードが「自分ごと化」なのです。大勢の人が地域のこと、社会のことを「自分ごと」と考え、関わっていけば、国などの行政にこれ以上税金を使って事業をさせなくてすみます。
実際には、医療や子育て、防災など地域の課題に住民が関わると、行政の関わり方や税金の使い方が効率的になります。同時に、住民は関わることがだんだん面白くなり、「自分ごと」すなわち生活の一部として地域のこと、さらには社会のことを考え始めます。そうすると住民同士のきずなが強まり、新しい喜びの発見につながります。国全体で見ると、成長に依存しなくてすむのです。
政治や経済、社会保障、教育など、どんな複雑で難しい法律や制度も、原点は私たちの生活です。自分ごとになれば、私たちはどう生きたいか、どんな社会にすれば私たちの幸福感を高められるか、がだんだん見えてくる。そうやって成熟社会にふさわしいしくみをつくることが必ずできます。同時に、時間がかかっても、これまでにたまったマイナス面をなくしていけるのです。他には手がないとも思うのです。
最後にとても大事なことを。
自分が幸せになることと、それができる社会をつくることはワンセットです。社会のことを他人事にしていれば、世の中は良くなりません。そして、そのツケは必ず自分に返ってきます。
私たちみんなが、自分の持ち時間を少しだけ社会のことに向ける。「自分ごと化」する。そうやってこれからの日本をつくっていく。それが構想日本の願いであり、使命だと考えています。

       

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