構想日本

【実施報告】太田市「第3回自分ごと化会議2019」が開催されました!

~ 開催概要 ~

群馬県太田市で「行政情報のあり方」をテーマに第3回自分ごと化会議2019が開催されました。

★ 太田市「自分ごと化会議2019」の特徴 ★

  1. 過去2回の住民協議会において、「市民と行政との間で情報が共有されていないこと」が共通の課題として挙げられた。そこで、今回は「行政情報のあり方」をテーマに選定。
  2. 無作為に選ばれた1,300人の中から応募のあった33名の市民が参加。
  3. 行政情報は各担当課にて発信していることから、今回は市職員に対しても無作為抽出を実施。応募のあった市職員が議論に参加する。

【開催日時】 11月10日(日)13:30~16:30
【会  場】 太田市役所3階大会議室 他 (太田市浜町2-35)

詳細は、下記のURL先(太田市HP)をご覧ください。
https://www.city.ota.gunma.jp/005gyosei/0020-001kikaku-kikaku/2017-0710-jk.html

~ 議論の様子 ~

■第3回

はじめに、ナビゲーター(今回のテーマに関する有識者・論点提示役)から、「“現実”と“ありたい姿”のギャップが “ 問題 ” 。問題の解決策を検討する上で、何がありたい姿か?(どうしてそうありたいのか?)、何が問題か?(本当にそうか?)を何度も繰り返すことによって、おのずと最適な解決策が見えてくる。」や「世の中は魅力的な情報で溢れているからこそ、発信側は“誰に何をどうやって伝えるか”について、事前に設計することが不可欠。そのためには、まず受信側の現状について把握(データ化)することが重要。それを前提とした上で、その情報が“いま、知りたい情報なのか?”、それとも“必要な時に調べたい情報なのか?”等に整理しながらプランを考えていくことが重要。一方で、受信側は、“どんな情報がどこにあるのか”を平時から自分ごととして知っておくことが重要。また、発信側と受信側が対話し続けていくことで相互の信頼関係が生まれる。」等について、具体的な事例を重ねて紹介いただき、その後、2つの分科会に分かれて議論を行いました。

これまでの議論では、「避難情報や不審者情報が届いてもどう行動して良いか分からない。」、「情報量が多すぎて困ることがある。」、「必要な情報が良くわからない。(情報が無くても困らない。)」、「ゴミ出し等の地域ルールが情報共有出来ていない。(特に外国人居住者)」等の問題が挙げられており、今回の会議では、その解決策について、個人でできること、地域でできること、行政に期待することに整理しながら意見を出し合いました。

具体的には、「有事の際に即座に行動できるよう、(個人として)普段から家族や友人と防災防犯情報を見て話しておく。」、「市民が欲しい情報を(個人として)行政に意見してみる。」、「ゴミ出し等の地域ルール(must情報)の発信は、 (行政として) ”頻度や手段”の工夫だけでなく、”楽しく、魅せる”工夫が大切。」、「(行政として)外国人居住者へ情報を届けるため”動画”を活用する。」等、解決に向けた提案が多数挙げられました。

また、「既存の広報誌にある市長のコラム欄について、例えば月に1回程度、副市長や各部局の部長級職員に担当してもらうのも面白い。行政の顔がより近くに見えるかもしれない。」との意見も挙がりました。

次回の会議では、今回挙げられた解決策の案について整理を行い、「具体的にできること」をさらに深めていく予定です。

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