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タイトル:変わることと変わらないこと
発行日:2003/09/19
読者の声

■ <隈部忠昭・シンクネット構想日本会員 2003.09.21>
近藤氏は、現在の我が国では、教育を始め大きな問題に関し、政治を通じて
国民の意向を反映することの困難な問題を指摘しておられます。私も全く同感
で、或いは、この点こそが現在の日本国民の最大の不幸かとも考えます。
 私は、その原因として、現在の我が国の「政治制度」及び、「政党」・「政治家
の体質」にあると考えます。

 「政治制度」について抱く大きな問題点は、一票の重さが2倍以上異なる「選挙
区割」の不合理。国会議員の数が多すぎること。「選良」として機能させる為には、「議員の顔」が国民に見えるように、もっと「少数精鋭」とすべきでしょう。
 機能しているのかどうか良く解らない「参議院」の存在。思い切って減員するか、或いは、廃止も検討すべきものと考えます。

 「政党」については、国民の8割強が「サラリ−マン」・「勤労者」と成った今
日、「サラリ−マン」・「勤労者」の意見を十分に代弁してくれる政党が無いことです。
現在の職業構成から考えると、「サラリ−マンの代弁者」をキャッチフレ−ズに
すれば、「政権」を獲れると思うのですが、その様な政党が出てこないのは不思
議でもあります。

 「政治家の体質」については、国会議員、特に、与党議員の体質の主体が、
特定の「業界」や「地域」の代弁者となっていることです。政治家の宿命として、
この様な傾向を全面的に否定は出来ませんが、「地方議員」ではないのです、
これからの「国政」を担う議員として、これで良いのでしょうか。もっと「国民
的」、或いは、「国際的」視野からの決断を要望したいものです。

 但し、私は最近の自民党総裁選挙を観察して、これからの我が国の政治の
動きにつき、若干の希望を感じています。それは、嘗て、自民党政治家の立身
の為の最も強力なシステムであった「派閥制度」が、崩壊を始めたことです。
 社会主義諸国の崩壊に示される様に、これからの政治は「イデオロギ−」の
くびきから開放され、真に「国民的視野」から決定されるべき時代です。
「環境」・「高齢化」・「社会保障制度の再構築」・「行財政改革」等、現在の政治が直面している大きな問題ほど、「業界」や「地域」のくびきから開放され「国民的視野」からの決断を必要とします。幾分時間はかかるかも知れませんが、国
会議員の主体が、「業界」や「地域」の代弁者ではなく、「国民的視野」から政策
を選択する人々によって構成されるとき、我が国の政治に新しい夜明けが到来
するのではないでしょうか。
 これからは、国民も、受動的にその様な時代の到来を待つだけではなく、政治
制度改正の機運を盛り上げ、改正を実現すると共に、これからの各人の投票行
動の「選別」を通じて、議員の「構成変革」に努めるべき時代と考えます。

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