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タイトル:「合併」の前に「自律」を
発行日:2004/03/26
読者の声

■ <山田 実・菜の花プロジェクトネットワーク事務局長 2004.03.27>
 構想日本政策担当ディレクターの冨永朋義さんの《「合併」の前に「自律」を》を読ませていただきました。

> この合併議論をきっかけに、自分たちの地域が元気になるにはどうしたらいいの> か、そのために行政が本当にやるべき仕事は何か、住民と協働すべきものは何か> などを具体的に考え、実行していくことこそが本当に重要ではないでしょうか。
> 「自立(=お金の面で他に頼らない)」の前提は、「自律(=どうすべきか自分> の頭で考える)」だと思います。

という主張は、菜の花プロジェクトネットワークが先日出版した「菜の花エコ革命」で展開している地域に元気を取り戻す取り組みの考え方と全く同じです。
「地域の自律と自立」が求められています。
滋賀では、琵琶湖の赤潮発生(1977年)をきっかけに、せっけん運動が始まり、現在の「菜の花プロジェクト」の展開に発展する取り組みを住民レベルで進めています。

 そこでの特徴は、「住民参加」ではなく「住民活動への地域の参加、自治体の参加、企業参加、国・政治家の参加」なのです。住民を観客として、その「観客に参加をしてもらう」というような対応は認識を改めてもらう必要があります。
大地の主である主権者は、基本的におしとやかで声高に自己主張することはあまりありません。信じられないほどの包容力を持ち、信じられないほどの融通性を持って時代に対応しています。しかし、その判断は概ね正しい。それが表面になかなか出にくいだけのことです。

 町村合併に限らず、自律をもちながら自立に至らないというのがわが国の主権者
の姿です。それを踏まえた政治を行うのが、わが国の政治家にとってもっとも重要な資質だと思います。それを謝ると国が滅びます。

 しかし、他方で「自律と自立」の大切さを有権者に示すことも政治家の役割であり、政治家にかかわらず「構想日本」を立ち上げられた方々の役割でもあろうかと思います。「菜の花エコ革命」という本(創森社)では、菜の花プロジェクトという活動を通じて、私たちが取り組んできた「自律と自立」の地域づくりの活動を紹介してみました。まさに「自律(自らの頭で考え)」「自立(まず自らが行動を起こす)」ことが時代を動かし、時代を創るキーワードであると思います。そして「自律と自立」の具体的な形を示す活動を共有し、お互いに可能性を確認し、勇気を持って動き出すリアルパワーを創り出していくことが、合併を「ご都合主義」で、孫子に非難されないための、我々世代の責務だと思います。

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