
タイトル:「医療事故」と「患者の不安や不満」から問題整理
発行日:2005/02/10
読者の声
■ 大澤永江 健康コンサルタント 2005.2.10
金野様の書かれました提言を読ませて頂きました。様々な観点からの提言に大変感
心致しました。私は現在健康コンサルタントをしておりますので、今後の活動の参考にさせて頂きます。
18年の経験から私の考えを一つ言わせ頂きますと、兎に角患者が多すぎます。
患者が多いから医者が忙しい。忙しいからいい加減になるし、医者自身も疲れ果て
ている。だから患者にシワ寄せがいく。患者に不平不満が満ちる。このサイクルを変えることが一番大切なポイントだと思います。
「健康日本21」病気にならないよう。はっきり言うと自己責任をしっかり自覚出
来る医療体制が必要なのではないでしょうか?健康自主管理の考えの中、私自身15年間歯のメンテナンス以外殆ど病院のお世話にはなっていません。
そんな努力をしています。お仕事頑張って下さい。
■ 関原健夫 2005.2.14
いつも貴重な医療情報やご意見を頂戴し、深謝しております。今回の「患者の不
安、不満」はよく整理されていると思いますし、患者の気持ちはこの通りでしょう。このような不安、不満は医療従事者に向けられるべきですし、彼らに改善を求めることが多いのは確かです。ただ私の日米での何回かの入院・手術の体験からすると、日本の患者にはコスト意識が乏しく不満だけが蓄積しているような気がしております。即ち、日本のように安い医療費(治療費)で相当質の高い医療を享受できる国は世界に無いことが患者に理解されていないことです。不満・不平の表明は医療の質向上に不可欠ですが、高い質の医療にはコストを払う必要があるのです。厚生労働省は国民の医療費をGDPの10%以下に抑え、先進国では上手くコントロールされていると自慢しています。確かに現状の比較的高い質を維持しつつ、よくコントロールされていると思われます。しかし国・公立、大学病院を中心に驚くべき過酷な医療従事者の勤務実態があり、彼らの犠牲に支えられている面が実に大きいと思います。彼らにばかり不平・不満をぶつけても余り生産的ではありません。勿論各医療機関には改善・合理化すべきところも多いことも事実です。従って患者の視点に立った医療、患者の不満・不平・要望の汲み上げは基本ですが、同時に国民皆保険に安住し、小負担と高受益を求める国民や世論にも警告を発するスタンスでこの医療問題に取り組んで下さい。