• 読者の声

タイトル【No.738】「 福祉国家×民主主義×経済成長  の先へ 」
発行日:2016/01/07
読者の声

◆ 歯科医師 関井 正秀氏(2016/01/31)

1月7日福祉*民主主義*経済成長を読ませていただいて。

今頃、読者の声なんてと思われそうなんですが、

色々あって、加藤先生も、お気づきと思いますが、今のような福祉をしていたら、社会が崩壊します。
それは、経済的にも、そして、最も大切な社会信用が失われるからです。

平和は秩序によってもたらされ、秩序は信用で担保され、信用は教育で醸成される。

もらったモン勝ちの福祉では、負担する方は、納税の義務を果たしたくなくなる。
福祉で楽した連中は、負担した人が困ったとき助けてくれるのか。と言う事なんです。

本来あるべき日本人の道徳は、困った人を助けることと、恩返しが等価値なんです。
だから、そういう 教育を子供の頃から、しっかりやらなければなんない。
其の辺がしっかりしてれば、たとえ税金が高くても負担しようと思うのです。
信用がなくなると、なんとか税金を逃れようとするし、基本的に働かなくなる。

今の日本は、働かないと生きてゆけないように仕向けたほうがいいのです。
もらう人生の方が楽だと、若者が働かなくなる。
その上、辛い仕事は、高齢者か、外国人に任せているんです。
そういうことがまかりとうるような社会に、国民全体が傾いてるんです。
それに文句言ってるのも国民なんです。要するに馬鹿なんです。

みんな知っている、どうせ税金上げても、バラマキに使って、自分が年取っても本 当に助けてくれないと。

国は、北欧のようにするつもりかもしれないけど、日本に合ってるの?
夫婦別姓にしても、選択性の基本理念に、家族崩壊をすすめる左翼的官僚の意向が隠れているし、先進国で、家族保護が憲法にない国も日本だけとか・・・
そんな連中が何言っても信用できない。まして1200兆の使い込みして、使用してくれと言われてもね。

今からでも遅くない。教育から、正してゆくべきだし、福祉は、ほんとのセイフティネットまで縮小すべき。
やることやって、行動で示してくんないと信用できない。

字数制限なんで飛ばしますが、
一度、江戸時代から、今までの、日本人の価値観について、その 変化を調べてみるとよくわかります。
今が如何にいい加減かが。農民の社会観と武士の社会観の違いについて比較すると、今の日本人がよくわかります。


◆ 埼玉大学名誉教授 小野五郎氏(2016/01/07)

NO.738への 読者の声

年始の加藤代表の御挨拶、民主主義とか福祉主義とか、とかく絶対善のごとく論じられがちで、批判が許されない雰囲気が強い中、それぞれに弱点があるだけではなく相互に抵触関係にあるという点について、指摘された勇気に敬意を表します。

本来、その点を啓蒙すべき有識者てちに多くを期待できない今、こうして国民一般に直接語りかける活動は大変貴重だと思います。   

◆ 公益財団法人日本生産性本部  楠 宏太郎氏(2016/01/07)

「福祉国家×民主主義×経済成長  の先へ」を読ませていただいて の感想

近代民主主義は、国民すべてが個人のことだけでなく社会全体のことに関心を持ち、その関心に基づいて投票するというのが大前提ですが、おっしゃる通り、個人の生活が豊かになるに従って全体のことに対する関心が薄れるという傾向は、日本を筆頭に多くの先進国で見られるようですね。

それは、生存を脅かされるような悲鳴を、全体のことに対する関心の表れとしてみているからだろうと思います。だからその悲鳴が止むと、関心もまたなくなると感じてしまうのだろうと思うのです。

また、現代日本社会においては、あらゆる観点で様々な人々が言論活動をしているので、社会に対する関心を整理することが難しくなっていると思います。

地域の政治に関するものだけでも、町内会、市政、県政、国政とありますので、それらを整理して考えるための切り口のようなものがなければすぐにお手上げになってしまいます。

しかも、住んでいる場所という切り口から全体のことを考えること自体も、現代の企業社会では非常に少なくなってきていると思います。

したがってこれからは、統治する者の見方から様々な切り口を想定するのではなく、一市民の見方から全体を見る統一された切り口を想定するべきだと思います。

その切り口から人々の全体への関心を集約することに少しずつでも成功していけば、国民の全体のことに対する関心は飛躍的に大きくなるだろうと思うからです。

個人と全体の創造的なかかわりが生まれる社会は、わたしはその先にこそ見えてくるものだろうと思っています。

◆ 自治体職員 平岡直也氏(2016/01/08)

メールニュース 738への感想につきまして

時間や空間を超えて、多くの人が社会全体や未来のことを「自分事」として考える。

その延長上に、国家、社会のあり方を根底から見直し、改めることが見えてくる。

そんな図式が、改めて認識されました。

本当にいまの自分だけの利害については、少し背景におしやりつつ、より重大な社会の問題のために、一体何ができるか、何をすべきかをそれぞれの人たちが考え、実行する。

それが結局、その人本人を含めた幸福度を引き上げることになるんじゃないかと、私は思います。
(自己貢献感が上がりますし)

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