• 読者の声

タイトル【No.758】 「特ダネではないけれど(11) 納得感」
発行日:2016/05/26
読者の声

◆ 歯科医師 関井 正秀氏(1950/06/08)

申し上げます

松浦さんのおっしゃるとうり、日本における福祉費用は、まるで戦争をしているような状況です。戦費が財政を圧迫しているのと変わりません。

どうすればいいのでしょうか。簡単です、戦費を削るしかありません。

実は、私も納得のいかない一人なんです。
根本的に考えましょう。福祉を行うのに、これだけかかるだからこれだけの負担が・・・、と言うのは、政治家と左翼のエゴです。

人間の本能的欲望を否定するような社会は、成立しません。だから、納得できないような負担はしたくない。
よって、税負担が重くなれば、資本家は、海外流失するし、資本家を失ったこの国は、貧乏のスパイラルにてんらくします。

皮肉にもタックスヘイブンは、資本家を日本につなぎとめておくための正義の味方なんです。

一般国民だって、生活保護費が正しく使われているか誰の信用していない。
いつも、おかしな使われ方の実例を見ているから。

奨学金と称しながら、携帯を持って人並みに遊ぶ学生だらけ。
私の価値観では、せめてアルバイトをして、節約をして、足りない分を援助してもらうもの。携帯なんてもってのほか、他人の金で、3流大学に入るぐらいなら、就職すべき。

要は、安全保障と、インテリジェンスについては、表に出せない部分があっても、それ以外は、国民の納得のいく使い方してないとダメなんです。

特に福祉は、対価を払うことなく、受給する ものなので、
「俺は働いてるのに、なんであいつは遊んで金貰ってんだ?!!!」ということが、目立つようではダメなんです、
信賞必罰、因果応報、昔話のようなモラルをしっかり復活しないと、誰も働くのが嫌なんです。

国民負担を増やすというのは簡単ですが、それなら、消費税しかありません。

古い記憶になりますが、210兆の課税所得から21兆の徴税をしながら、450兆の非課税所得ならは無税というのでは、中堅サラリーマンは納得いきません。
3%未満の高所得者に50%の納税を華氏続けていたら海外流失しても当たり前だよね。

しかも、国のやることは、正しいとばかりに、富の再分配という合法的泥棒手段で、巻き上げた上で、やっ ぱり1000兆円足りなかったですというような相手を誰が信じますか?

だから、国民がしっかりしないとダメなんです。あなたの生活が苦しいのは、因果応報なんです。


◆ 埼玉大学名誉教授 小野 五郎氏(2016/05/26)

増税に納得感は危ない

新しいギブ無くしての増税への抵抗感が大きいのは分かるが、過去のツケ回しの結果なのだから逃げる訳にはいかない。

そこを説得するのが政治家やジャーナリストの責務な
んじゃ?

「負担率三割が失敗」などという厚労官僚の口車に乗るとは、らしくもない。むしろ、我々高齢者の負担一割とか保育園の実質無料化などこそ根源的悪要因。

弱者への支援は、それこそ増税で別途確保するとして、一定率以上の受益者負担は乱心療・乱介護・乱保育防止のために不可欠。もちろん、総て負担ゼロというユートピア共産主義が成立するのであれば別ですけどね。

これ以上、次世代にツケ回しするのは止めにしましょうや。


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