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タイトル::【No.746】「荏原四丁目町会防災活動と地域の絆 ―前編―」
発行日::2016/03/03
本文:
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   J.I.メールニュース No.746 2016.03.03 上巳 発行 

   「荏原四丁目町会防災活動と地域の絆 ―前編―」

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【1】<巻頭寄稿文>
 
   「荏原四丁目町会防災活動と地域の絆 ―前編―」

         荏原四丁目町会 防災推進部長  市川 努 

【2】<お知らせ> 

   (1) 第222回J.I.フォーラム  3月23日 開催 

     「 今こそ文系学部の強化を 」

   (2) 今後の構想日本の活動

【3】<ご紹介>
 
   (1) 「地域から考える気候変動問題~伊勢志摩サミットに向けて~」in 三重県 鳥羽 


【4】構想日本 2016年2月の主な 政策実現活動

【5】構想日本 2016年2月の主な 新聞・テレビ等メディア掲載

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  「3・11」 もうすぐあの日から5年を迎えます。

【1】「荏原四丁目町会防災活動と地域の絆 ―前編―」

         荏原四丁目町会 防災推進部長  市川 努 

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品川区荏原4丁目町会は、東急目黒線武蔵小山駅の南に位置する比較的小規模の町会です。

木造密集地域で、都の地震危険度調査では大地震による火災危険度が都内全5、099町会のうちワースト112位となっています。

平成23年3月11日に発生した東日本大震災の時には、東京でも震度5強の大きな揺れが発生しました。幸い、当町会では被害やけが人は出ませんでしたが、右往左往するばかりで何もできませんでした。

今後予想される首都直下型地震などの場合、東京でも大きな被害が予想される中、あまりにも無策・無防備であると痛感しました。

そこで町会の組織を活用し、いざと言う時に役立つ「防災の仕組みと組織づくり」に取り組めば、被害を最小限にできると考えました。
  
その思いからスタートした私たちの防災活動を紹介させて頂きます。


○防災活動取り組みの経緯と内容

1.スタート(平成23年度)

(1)平成23年11月 町会役員10名で「防災活動推進委員会」を編成し活動開始  

(2)平成24年1月 防災活動計画書立案


町会長他町会役員6名が、続いて神輿の会の若手を中心とした18名が、南三陸町にがれき撤去などのボランティア・ツアーに参加し、被災地の惨状を目の当たりにしたことで、強い衝撃を受けると共に、改めて防災の重要性を痛切に感じることになりました。

2.平成24年度 ≪備えの現状把握と充実及び初期消火訓練≫

(1)「町会だより」で各家庭に防災活動開始や防災情報を提供

(2)防災アンケート調査実施 ⇒ 

   1.家庭用消火器の整備状況 

   2.災害用備蓄品の整備状況 

   3.家具等の転倒防止状況

各家庭の防災の準備状況の把握とその対策を進めるため、委員会メンバーが手分けして直接各家庭を訪問して、アンケート調査を実施しました。

大震災への危機感や防災意識はあり、何か備えておかなければと思っていても、大半の家では十分な備えはできていない状況でした。また、アンケート調査の際に、防災の必要性をお話し、不安に感じていることや町会に期待したいことなどの意見を伺う機会になったことで、町会活動への理解と親近感及び信頼感が得られ、その後の防災活動に活かされました。

(3)初期消火訓練

木密地域で地震火災危険度が高い ⇒ 

   1.家庭用消火器の取り扱い訓練 

   2.スタンドパイプ着脱・放水訓練

家庭用消火器の操作訓練と地域火災に対応するための水道消火栓を利用して放水するスタンドパイプの操作訓練など、より実際に即した訓練を実施したところ、1回目102名、2回目120名と、従来の防災訓練に対して2倍以上の参加者があり、しかも、いろいろな世代の方の参加がみられ、「私たちの防災訓練」としての意識と関心の高まりがうかがえました。

     (後編へ続く 3月10日―後編― )

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市川 努(いちかわ つとむ)

昭和29年3月11日生まれ、62歳、趣味はゴルフ、特技はケーナ、篠笛演奏。職業は特別養護老人ホーム(三鷹市)の施設長。町会への関わりは、平成2年に町会神輿の完成と同時に発足した神輿会に参加してからで、町会では防災推進部長、神輿会では現在は4代目会長を務める。

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*みなさんのご意見をお待ちしています。(800字以内でお願いします)
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【2】(1)第222回J.I.フォーラム  3月23日 開催 

    「 今こそ文系学部の強化を 」

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文部科学省が唱えている「文系学部不要論」は、学問、科学技術の本来の在り方に反するものです。科学技術振興をすればするほど、その役割や成果について考えることが重要になります。

イノベーションは何のためか、経済成長は本当に私たちや世界を幸せにするかなどを考えることこそが文系の学問の役割でしょう。

現在の日本の大学の文系学部の多くが古色蒼然とし、この要請に十分応えられていないことも事実です。しかし、そのことと不要論は全く別のことでしょう。

文系学問の本来の意義、役割について整理し、現在の文系学部に欠けているもの、強化すべきことなどについて議論したいと思います。


  ◯日 時:平成28年3月23日(水)  18:30~20:30(開場18:00)

  ◯会 場:アルカディア市ヶ谷 6階 「伊吹」 (千代田区九段北4丁目2番25号)TEL 03-3261-9921

※いつもと場所が違います

  ◯ゲスト:芳賀 徹 (静岡県立美術館 館長、元京都造形芸術大学 学長)

       益川 敏英 (京都大学 名誉教授、京都産業大学益川塾 塾頭、ノーベル物理学賞受賞者)   

  ◯コーディネーター:加藤 秀樹(構想日本代表)

  ◯主 催:構想日本

  ◯定 員:120名

  ◯参加費:一般 2,000円 / 学生 500円 (構想日本会員は無料です)
                ※学生の方は受付にて学生証をご提示ください。

  ◯懇親会参加費:4,000円(ご希望の方は懇親会参加とお申込み時に明記して下さい)

          ※フォーラム終了後、ゲストを囲んで、懇親会を開催いたします。

          会場  「TO THE HERBS(トゥザハーブズ) 市ヶ谷店」  

             千代田区五番町2(JR市ヶ谷駅2F) TEL.050-5787-1164   
 
 ※フォーラムへのご参加は3月23日(水)12:00まで info@kosonippon.org  にお願いします。

  お申し込みはこちらから http://www.kosonippon.org/forum/index.php 

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(2)《今後の構想日本の活動》

 《行政関係》

2016年3月13日(日) 滋賀県 高島市「第3回ワークショップ」

   4月17日(日) 滋賀県 高島市「第4回ワークショップ」

   5月15日(日) 滋賀県 高島市「第5回ワークショップ」

   今年度の実施一覧はこちらからご覧いただけます→ http://kosonippon.org/blog/?page_id=145

 《その他》

2015年10月~隔週月曜日 京都大学経済学部 「公共経営論2」講義 (代表 加藤秀樹)

      公共政策の各論を毎回ゲストの講義で進めました。ゲストは、

      衆議院議員 河野 太郎氏、京都信用金庫 理事長 増田 寿幸氏、株式会社商工組合中央金庫 執行役員 小林 利典氏、財務省 近畿財務局長 武内 良樹氏、財務省 主税局主税企画官 関 禎一郎氏、厚生労働省 社会・援護局福祉基盤課福祉人材確保対策室長 榊原 毅氏、南日本ヘルスリサーチラボ代表・医師・前夕張市立診療所長 森田 洋之氏、前松阪市長 山中 光茂氏、浜松市長 鈴木 康友氏、外務省 高田 真理氏、小西美術工藝社 アトキンソン・デービッド・マーク氏、元ラグビーワールドカップ日本代表 平尾 剛氏。

2015年9月~毎週木曜日 法政大学 「NPO論II」講義 (総括ディレクター伊藤伸)
     
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【3】<ご紹介>

 前回のメルマガ執筆者、上野川様の活動に関するお知らせです。

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(1)シンポジウム「地域から考える気候変動問題~伊勢志摩サミットに向けて~」

  伊勢志摩サミットを5月にひかえる三重県において、地球規模の課題である気候変動問題に関する最新の動向を紹介すると共に、これらの情報をいかに伝えていくか、そして今後どのような対策を進めていくべきかを皆さんと考えていきます。

  是非ご参加ください。

  ◇日 時:平成28年3月18日(金)13:00-16:00(予定)

  ◇会 場:鳥羽国際ホテル ハーバーウィング6Fバンケットルーム 海城(あまぎ)
       〒860-0047 三重県鳥羽市鳥羽1丁目23番1号

  ◇内 容:講演1「気候変動問題の最新の動向について(仮)」、講演2「三重県における異常気象の現状と今後(仮)」
       パネルディスカッション 登壇者 立花義裕氏/多森成子氏/北野大氏/平石尹彦氏/辻製油株式会社/環境省地球環境局研究調査室/学校法人梅村学園三重中学校・高等学校 科学技術部 代表生徒

  ◇定 員:100名

  ◇参加費:無料 

  ◇申 込:事前申込制 平成28年3月14日(月)までに ※

  ◇主 催:環境省 

  ◇共 催:三重県

   WEBフォーム(https://ssl.form-mailer.jp/fms/8d4a479f418917)
   Eメール(climate@gef.or.jp)、電話(03-5825-9735)またはFax(03-5825-9737)よりお申し込み下さい。

    ※参加募集は締切期限内であっても定員に達し次第締め切らせて頂きます。

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【4】構想日本 2016年2月の主な 政策実現活動

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<自治体改革活動>

2月 5日(金) 茨城県 行方市「第4回なめがた市民100人委員会幹事会」

2月 7日(日) 神奈川県 伊勢原市議会(創政会)「事業仕分け」

2月13日(土) 滋賀県 高島市「第2回市民ワークショップ」

2月13日(土) 茨城県 行方市「第6回なめがた市民100人委員会」

2月23日(火) 三重県 「経営戦略会議」

2月24日(水) 千葉県 白井市「第3回行政経営有識者会議」

2月28日(日) 福岡県 大刀洗町「事業仕分け」

   ※その他、首長や自治体との打ち合わせ等 5件

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【5】構想日本 2016年2月の主な 新聞・テレビ等メディア掲載

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2月13日(土) 日野町:「ふるさと住民票」制度創設、町出身者らと絆深める
22日全国初のカード交付、納税やUターン活性化期待/鳥取 毎日新聞

2月19日(金) 「ふるさと住民票」全国初 日野町が22日交付 日本海新聞

2月22日(月) 行方の総合戦略報告 市民100人委、河野行革相招き/茨城県 朝日新聞

2月23日(火) ふるさと住民票第1号 日野町 出身者2人に交付 山陰中央新報

2月23日(火) 「ふるさと住民票」初交付 日野町、出身者2人に 読売新聞

2月23日(火) 河野・行革担当相 行方市民を激励 100人委員会視察/茨城 毎日新聞

2月23日(火) 雇用拡大や情報発信 行方で100人委 総合戦略書案を報告 茨城新聞

2月24日(水) まちづくり提言や移住増に期待 ふるさと住民票交付の日野町
地域おこし/鳥取 朝日新聞

2月26日(金) 伊勢原市議創誠会事業仕分け 公園事業等見直し求める タウンニュース 伊勢原版

2月27日(土) 山陰ネット ふるさと住民票 日野町が初交付
移住促進など狙う 鳥取 中国新聞

2月29日(月) 福岡県/大刀洗町 住民参加し事業仕分け 
2事業を「要改善」判定/筑後 西日本新聞

                             他8件
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