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タイトル:: 【No.919】地域連携で発達障害児の早期発見・早期支援を    
発行日::2019/07/18
本文:
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 構想日本メールマガジン【No.919】 2019.07.18 発行 

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<目次>

【1】国の予算や事業の検索サイト「JUDGIT!」

 (1)「JUDGIT!」続報

   皆さまからの声を、どんどん反映して成長していきます。

【2】活動ニュース

 (1)兵庫県 川西市「かわにし市民会議」(住民協議会)7月27日(土)

 (2)和歌山県 海南市「住民協議会」7月28日(日)

【3】スタッフ通信 

 (1)志布志市 ふるさと住民票 

 (2)カンパのお願い NO.918 メルマガ執筆者 藤田早苗様からのお知らせ

【4】ご紹介  

 (1)『ラオスの食と布 展 〜The creation from rural village 〜』

【5】巻末寄稿文

 地域連携で発達障害児の早期発見・早期支援を

    一般社団法人日本運動療育協会代表理事   岡田 達雄

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【1】「JUDGIT!」続報

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(1)国の予算や事業をキーワード検索できるサイト「JUDGIT!」 

構想日本の活動の中でも最も大勢の方から反響をいただいています。
皆さまにどんどん使っていただくことで、「JUDGIT!」は成長します。

頂戴したご意見や、ご提案は「JUDGIT!」成長のために反映していきます。

<使い方>

まずは『JUDGIT!』にアクセスしていただき、好きなキーワードを入れてみてください。
「オリンピック」「原発」「〇〇株式会社」などなど…。

こちらから → JUDGIT!:  https://judgit.net

きっと報道されていない“発見”がいっぱいあります。研究やビジネス含め、用途が広いです。

『JUDGIT!』を、もっと使いやすく、面白いものへ。皆さんのアイデアでもっと良いサイトにしていきましょう!

【本件に関するお問い合わせ先:一般社団法人 構想日本】
 担当:伊藤・田中・永由・秋元  TEL:03-5275-5607 E-MAIL:info@kosonippon.org

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【2】活動ニュース

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(1)兵庫県 川西市「かわにし市民会議」(住民協議会)
  
★かわにし市民会議(住民協議会)の特徴★

1.市の総合戦略(今後3年間の重点計画)を無作為に選ばれた市民が中心になって作る。

2.住民基本台帳から無作為に選ばれた2,000人の中から応募してきた163名が参加。

3.40代以下が6割。そのうち2割が20代と、若者の割合が高い。

【日 時】第3回:2019年 7月27日(土) 13:00~16:00(予定)

【会 場】川西市役所(川西市中央町12−1号)
 ※会場に関する問い合わせ先:川西市役所総合政策部 政策創造課(電話:072-740-1120)

【議論の仕方と参加者】

 参加者は5つの班に分かれて全6回議論する。

 かわにし市民会議委員*、コーディネーター、ナビゲーター(第3回、4回のみ)、川西市職員

 *かわにし市民会議委員:無作為に選ばれた2,000人の中から応募してきた163名。

【テーマ】

 (1)産業の活性化 (2)子育て・教育の充実 (3)住宅都市としての魅力向上 (4)文化・歴史の活かし方 (5)生きがいと地域交流の促進
 
【主 催】川西市

 詳細は、川西市HPをご覧ください。 

 http://www.city.kawanishi.hyogo.jp/shiseijoho/gyozaisei/1008787/1008790/index.html

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(2)和歌山県 海南市「住民協議会」

★海南市「住民協議会」の特徴★

1.公民館等のあり方を、無作為に選ばれた市民と地域の実情に詳しい地区代表者等が議論。

2.昨年度の行政事業レビューに参加した市民判定人OB・OGが、オブザーバーとして参加。

3.議論の結果は、来年度に作成予定の施設を見直す計画(個別施設計画)に反映。

【日 時】第2回:2019年 7月28日(日) 14:00~17:00

【会 場】海南市役所(和歌山県海南市南赤坂11番地)
 ※会場に関する問い合わせ先:海南市役所総務部企画財政課(電話:073-483-8405)

【議論の仕方と参加者】

 参加者は2つの分科会に分かれ、全5回議論を行う。

 住民協議会委員*1、オブザーバー*2、コーディネーター、ナビゲーター(第3回に予定)、海南市職員

 *1無作為に選ばれた1,000人の中から応募してきた住民と自治会長など地域の実情に詳しい地区代表者。
 *2議論は住民協議会委員を中心に行うが、コーディネーターからの質問やアンケート等に回答するかたちで参加。

【主催】海南市

 詳細は、海南市HPをご覧ください。

 http://www.city.kainan.lg.jp/kakubusho/soumubu/kikakuzaiseika/kikakuzaiseikatorikumi/jyuuminkyougikai/1559805096309.html

※上記2自治体【参加費】無料 どなたでも傍聴できます(事前登録不要、途中入退室可)

【お問合せ】 構想日本 伊藤・後藤・永由 TEL:03-5275-5607 E-MAIL:shiwake@kosonippon.org

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【3】スタッフ通信 

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 (1)志布志市 ふるさと住民票 

志布志市の「ふるさと住民カード」デザイン決定!!

4月にデザインを公募。それに対する応募作品の中から「ふるさと住民カード」のデザインが決定しました。

その名も“シブシンシカード”。7/17にこのデザインを制作した方に表彰式を行いました。

出身者などの他に、4月24日(424=シブシ)生まれの人、名前に「志」がつく人などユニークな応募資格もあります。

ぜひ、志布志市のファンになってください。

 ※志布志市ふるさと住民票 ⇒ http://www.city.shibushi.lg.jp/docs/2019071000022/ 

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【4】ご紹介  構想日本が応援している活動に関するお知らせです。 

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 (1)『ラオスの食と布 展 〜The creation from rural village 〜』

テーマは、「自然とともに生きる農村の姿」。
家族への祈りを織込んだ巻きスカートや子守布など、ラオスの農村に通って集めた布・織物のコレクションと、ゆったりとした空気の流れるラオスの風景や人々の写真を展示します。

1日限定で「ラオス食堂」を開催。人々の幸せを願って作られた料理をお楽しみください。
https://www.facebook.com/laoshokudou/

【日程】2019年7月22日(月)~28日(日) (24日はお休み)オープン13:00-19:00
【場所】ギャラリーOGU MAG  https://ogumag.wixsite.com/schedule
東京都荒川区東尾久4-24-7 Tel: 03-3893-0868
【入場料】 ギャラリーは無料

☆イベント☆
7月22日(月)17:00-オープニングレセプション+トークイベント*入場料500円(ドリンク付き)

7月27日(土)17:00-ラオス食堂+トークイベント*料理1500円(ワンドリンクオーダー制・要予約)
https://ogumag.wixsite.com/schedule/single-post/2019/06/19/『ラオスの食と布-〜The-creation-from-rural-village-~』-7月22日月—28日日

*関連イベント*
映画上映『ラオス 竜の奇跡』7月22日(月)—28日(金) 19:30-21:22
場所:シネマ・チュプキ・タバタ https://coubic.com/chupki/455043

7月26日(金) 19:30-21:22-21:52 上映+熊沢監督、森プロデューサーによる上映後トーク

http://saynamlai.movie

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 (2)カンパのお願い NO.918 メルマガ執筆者 藤田早苗様からのお知らせ


日本社会は表現の自由、報道の中立性について軽く見ていますが、欧米では最も重要な人権の一つです。
藤田早苗さんは、日本の表現、報道の状況を国際社会はどう見ているか、大変重要な情報を提供してくれています。

また、そのため、イギリス、ジュネーブ、日本各地を精力的に動かれています。

ボランティアでこれを続けるのは経済的にも大変です。以下に、カンパの窓口を書いておきますので、どうぞ“身のある応援”をしてあげて下さい。 (加藤秀樹)

■ カンパ振込先
  郵便振替
  口座番号:00870-7-216543
  〇八九(ゼロハチキュウ)店 当座 0216543
  加入者名:日本の表現の自由を伝える会

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【5】地域連携で発達障害児の早期発見・早期支援を

    一般社団法人日本運動療育協会代表理事   岡田 達雄

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発達障害児の急増という社会問題

文部科学省によると、平成19年度から29年度までの11年間で、通級*に在籍する児童生徒の中で発達障害とみられる子どもの数は約5倍になりました。(*通級とは通常学級に在籍しながら個別的な特別支援教育を受けることのできる制度)

また、全国の公立小・中学校の通常学級において、知的発達に遅れのないものの学習面又は行動面で著しい困難を示すとされた児童生徒の割合が、平成24年度の調査では全体の6.5%(男子9.3%、女子3.6%)でしたが、現在では10%を超えるといわれています。これは大きな社会問題です。

人との関わりでつまづく子どもたち

そもそも子どもはどのようにして発達するのでしょうか?幼児期の子どもは大好きな保護者との愛着形成をベースに、子ども同士の身体的で自由な遊びを通してものごとの意味を知り、社会性を身につけていきます。

子どもは誰でも「友だちと仲良く遊びたい」という感情があります。この感情が原動力となって、楽しい遊びを継続するために必要に応じて自分の気持ちを切り替えたり、他人の考えを受け入れたりすること、すなわち自己制御も学ぶのです。

ところが現代社会にはこの遊びが足りません。とりわけ先天的な脳の特性によって人との関わりが苦手な子どもは遊びに入るのが難しく、人と関わらなければ社会性の発達が遅れます。これが発達障害です。

人との関わりが好きになるスパーク運動療育(R)

このような子どもに必要なのは人と関われるようになる感情の発達です。そこで身体能力が高く感情表現の豊かなダンサーが、『脳を鍛えるには運動しかない!(原題:SPARK)』の著者でハーバード大学医学部准教授のジョン・レイティ博士の協力を得て開発したのがスパーク運動療育です。

資格認定を受けた運動療育士(R)がユーモアと意表を突くやり取りで子どもの気持ちをぐんぐん引っ張り一緒に体を動かして創造的に遊びます。

すると能動的な関わりの苦手な子どもの心が動き、自分の興味を追いかけ、頭と体を使って遊びをつくり、たくさんのやり取りを経験して人との関わりを楽しめるようになります。スパーク運動療育は発達障害児の早期支援に最適なプログラムなのです。

乳幼児健診から始まる地域連携の提案

日本には自治体による1歳半・3歳児健診という素晴らしい制度があります。ところが従来の乳幼児健診は知的障害や身体的障害の発見が目的で、発達障害には対応していません。発達障害のスクリーニングツール(早期発見手法)を使っている自治体は未だごく僅かです。

また乳幼児健診で早期発見ができても、その後のスパーク運動療育のような積極的に関わりを促す支援がなければ意味がありません。そして支援を受けるためには自治体が発行する「受給者証」※が必要です。

現状ではこれらの業務が連携されていないために、円滑な支援が受けられなくて困っている子どもと保護者が全国に大勢います。この問題を解決するために、今求められているのは、発達障害児の早期発見・早期支援という目的を共有する保健センター、自治体、事業者などによる地域連携なのです。

構想日本のメルマガ読者でこの問題に関心のある方、是非一緒に取り組んでみませんか。問い合わせをお待ちしています。

HP https://startup.sparkinglife.jp/
FB https://www.facebook.com/sparkinglife.jp

※編集注  受給者証は福祉サービスを利用するために市町村自治体から交付される証明書

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岡田 達雄 (おかだ たつお)

一般社団法人日本運動療育協会代表理事。構想日本創設メンバー(元運営委員)。1982年カリフォルニア大学工学部材料科学Ph.D.取得。京セラ株式会社などを経て1999年NPO法人グローバル・スポーツ・アライアンスを設立、世界中のスポーツ愛好家と共に水や空気のきれいな社会づくりに取り組んだ。2013年一般社団法人日本運動療育協会設立、ソーシャルビジネスとして子どもの感情の発達を促すスパーク運動療育(R)を普及している。 

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(編集後記)

8月のゲストは、貴方の一票で決まるかも! 色々と思うことはあるかと思います。
そんな中、「笑下村塾」や「せやろがいおじさん」の動画は面白かったです。
「JUDGIT!」も、皆様の一票の行方を決める手がかりになるかもしれません。

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