【No.195】「わかる」から「選ぶ」
2005.04.22

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JIメールニュースNo.195  2005.4.22発行
「わかる」から「選ぶ」

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◆◆ 目 次 ◆◆
1.【「わかる」から「選ぶ」】
2.【第94回「J.I. フォーラム」のご案内】
3.【お知らせ】
*みなさんのご意見をお待ちしています(800字以内でお願いします)。
info@kosonippon.org
頂いたご意見は、バックナンバーと共に「読者の声」として以下に掲
載しています。 https://www.kosonippon.org/wp-manager/mailnews/log.html
不掲載をご希望の場合は、必ずその旨を明記して下さい。
また、氏名、肩書きは、特にご指示がなければそのまま掲載します。
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1.【「わかる」から「選ぶ」】
構想日本 政策担当ディレクター
冨永 朋義
「人間ってさ、わからないものはだれかに選んでほしいけど、わかるもの
は自分で選びたいんだよね。」前職の経営コンサルティング会社の面接時に、
面接官が言った言葉です。
言われてみれば、確かにそうです。買い物、旅の計画、デートの場所、進
学先や就職先、ご祝儀の金額、保険や株の購入…日常生活の様々なことにつ
いて、私たちは「わかる」から自分で選んだり、「わからない」からだれか
に選んでもらっています。
そして私たちは、ある事柄を「わかる」ために、それに関する情報を手に
入れ、自分の好みや価値観などのモノサシとあわせて自分なりに「考える」
わけです。一方、情報があまりない、情報はあるが考えていない等の結果
「わからない」という場合、選んでもらいたいと思える「だれか(信頼でき
る人)」が必要です。それは、親、友人や先輩、または行きつけの店の店員
さんだったりします。
ではその対象が、政治や行政の場合はどうでしょうか。政党や議員、首長
(知事や市町村長)の考え、年金制度のような社会の仕組み、国や地方自治
体の仕事の中身等いろいろありますが、自分で選びたいと思えるほど「わか
る」ものがどれだけあるでしょうか(「わからない」場合、代わりに選んで
もらいたいと思う「だれか(政治家)」がどれだけいるかについては、紙面
上省略します)。
おそらくみなさんの多くは、「わかる」前提として、「考える」材料とな
る情報がちゃんと提供されていないと感じているのではないでしょうか。
この点から、改めて構想日本の重要な役割を考えると、提言活動とともに、
「考える」材料を整理して見せたり「考える」場をつくったりすることで、
みなさんの「わかる」を増やすお手伝いをすることなんだなと思います。例
えば、
・ 国と地方(「三位一体」改革):住民と一緒に、国・地方の仕事を具体
的にチェック(「事業仕分け」)
https://www.kosonippon.org/wp-manager/doc/?no=214
・教育行政:国の関与・規制が、教育現場に及ぼす影響を整理
https://www.kosonippon.org/wp-manager/prj/edu/
・ 年金制度:(負担/給付の金額の前に)年金のそもそものあり方を問う論
点を提示(予定)
・ 医療:患者の不満や不信/医療過誤の背景を整理
https://www.kosonippon.org/wp-manager/prj/med/
・ 選挙制度:候補者の考えが伝わりにくい仕組みを整理
https://www.kosonippon.org/wp-manager/doc/?no=224
・ マニフェスト:与党の進捗を整理(評価の材料)
https://www.kosonippon.org/wp-manager/doc/?no=211
・政治とカネ:各党党首の収支を統合、現状の問題点を整理
https://www.kosonippon.org/wp-manager/doc/?no=198
わかったら、対象が候補者であれ政策であれ、自分で選びたい/決めたい
と思いますよね。みなさんの「わかる」が増えるお手伝いをするにはどうし
たらいいか、構想日本のスタッフは日々考えています。ご意見お待ちしてい
ます。
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2.【第94回「J.I. フォーラム」のご案内】
若者の政治改革
-低迷する選挙や政治閉塞状況をいかに打破していくといいのか-
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「若者の政治離れ」と言われて久しくなります。一方で、その若者たち
の政治に向けた熱い思いと活動が、中高生に対する模擬投票の実施、大学
生による政策コンテスト、シンクタンク設立の試みなど様々な形であらわ
れています。
今回は、そのような若者たちとその活動を理解し、広げていこうとして
いる杉浦先生と、「若者」と「政治」、「政策」「教育」などを中心に熱
く議論していただきます。
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日 時 : 平成17年4月27日(水)
会 場 : 銀座ソニービル8階 ソミドホール
開 演 : 午後6時30分(開場:午後6時00分)
ゲスト : 伊藤剛(「ジェネレーション・タイムズ」編集長)
大久保正弘(NPO法人シティズンシップ教育推進ネット代表)
大森創(NPO法人MPI経営基盤本部Think-tank&Consulting
事業部 Associate/シンクタンクGIR KR相談役)
尾崎 雅輝(上智大学3年生/若者のための公開討論会を実現させ
る市民の会代表)
川田由美(政策空間編集委員)
佐々木源(リーダー&リーダー代表)
三摩広行(NPO法人「セイロン」代表)
杉浦正和(芝浦工業大学付属柏中・高校教諭)
林大介(NPO法人ライツ常務理事)
堀 雄介(二松学舎大学1年生・模擬投票実行者)
松坂 孝紀(学生政策コンテスト「ガイル2005」実行委員長)
村田章吾NPO法人(「PPI」政策過程研究機構)
進 行:浅井 明美(千葉県で公開討論会を推進する会代表)
山田 厚史(朝日新聞経済部)
主 催 : 構想日本
定 員 :160名
フォーラム参加費 :2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)
懇親会参加費   :3,500円
(ご希望の方は下記懇親会参加に○印をつけてください)
※ゲストを囲んで懇親会を開催いたします。
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参加ご希望の方は、4月26日までに出欠の是非を、下記のメールアドレス
にお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org
お名前
所属
ご連絡先

懇親会に     参加する      参加しない
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*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下まで。TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
フォーラム担当 西田まで。TEL 03-5275-5607
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3.【お知らせ】
第89回 J.I.フォーラム 『浮き足立ち症候群-危機の正体21-』 のゲスト
対本宗訓さんに関するTV番組、 NNNドキュメント’05「僧医―医師を目指
す禅僧」が以下の通り放映されます。
・2005年4月24日(日)深夜24時25分~24時55分
・日本テレビ系列全国ネット放送
対本さんのお考えは構想日本の新刊『浮き足立ち症候群-危機の正体21
-』(講談社)でもご覧いただけます。ぜひ、あわせてお読みください。
くわしくは、 https://www.kosonippon.org/wp-manager/ でどうぞ。
*第89回 J.I.フォーラムについては
https://www.kosonippon.org/wp-manager/forum/log.html?no=1105 でどうぞ。
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