【No.249】「文化人」と「草の根」が一体になった地域おこし
2006.05.18

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JIメールニュースNo.249  2006.5.18発行
「文化人」と「草の根」が一体になった地域おこし

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◆◆ 目 次 ◆◆

1.【「文化人」と「草の根」が一体になった地域おこし】

2.【第106回「J.I. フォーラム」のご案内】

*みなさんのご意見をお待ちしています(800字以内でお願いします)。
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しています。
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また、氏名、肩書きは、特にご指示がなければそのまま掲載します。
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1.【「文化人」と「草の根」が一体になった地域おこし】

構想日本代表 加藤秀樹

「日本再発見塾」という活動がある。お茶や歌舞伎など伝統文化のトップラン
ナーを中心に、研究者、スポーツ選手などさまざまな立場から日本の文化や
地域のあり方に関心を持つ人たちが田舎の町や村へ出向き、地元の職人や
お百姓などと一緒になってその地域のこと、手仕事のこと、現代社会が抱え
る問題などを大いに語る。全国から集まった聴衆も、ただ聞くだけでなく議論
に加わる。そして、講師を含め参加者全員がそこで得た知恵やエネルギーを
それぞれの分野や地域で生かし、日本の文化、生活、ひいては日本という国
を元気にしていこうじゃないか、という趣旨なのだ。

第1回は昨年岩手県葛巻町で開かれた。主な会場は廃校になった分校校舎。
ミュージシャンの谷村新司さんが言葉の力を熱く語る。地元の古老の民話に
耳を傾ける。日本画家の千住博さん提供の岩絵の具と筆で全員が経木に思
い思いの絵を描く。白樺林を歩きながら俳句を作り、黛まどかさんの選を受け
る。日本ミツバチをよみがえらせたり、銀座で養蜂をする運動をしている養蜂
家・藤原誠太さんの話はすべてが”眼からウロコ”だ。

2回目が6月3、4の両日滋賀県高島市で開かれる。司馬遼太郎が「街道を
ゆく」の第1回に選んだ旧朽木村も含まれる長い歴史のある土地だ。湖の漁
師、山の猟師や地元の職人なども多彩だし、脳科学者の茂木健一郎さんな
どメンバーも楽しみだ。

この活動の大きい特徴は、実行委員会が学生主体、ゲストもすべてボランテ
ィアであること。1回限りのイベントではなく、参加者はみなそれぞれの立場
で「日本再発見」の活動を続けていこうと言っていることだ。誰かがよそで同
様なことを始めるのも大いに結構。難しいことは一切抜きで、「ええじゃない
か」が掛け声だ。「改革」も重要だが、こうした「文化人」と「草の根」が一体に
なった地域おこし、文化や地場産業のルネサンス運動も大切ではないか。

構想日本は”フィールドワーク”としてこの活動を支援しています。詳細は以
下のとおりです。

地域おこしの参考にする人にも、知的興奮を求める人にも絶対おすすめです。
ふるって参加して下さい。早い者勝ち!?かもしれません。

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第2回「日本再発見塾 in 高島」
潤オ日本を学び、日本に遊ぶ潤オ

日   時:6月3日(土)11時30分集合(昼食を用意しております)
潤オ 6月4日(日)17時解散予定
場   所:滋賀県高島市
参 加 費:1万円(交通費、宿泊費除く)
募集人数:150名
参加講師:小川後楽(小川流煎茶家元)、小川三夫(宮大工・鵤工舎舎主)、
麹谷宏(グラフィックデザイナー)、金剛永謹(金剛流宗家)、高橋
世織(国文学者)、長谷川章(デジタルアーティスト)、藤原誠太
(養蜂家)、増田明美(スポーツジャーナリスト)、黛まどか(俳人・
呼びかけ人代表)、茂木健一郎(脳科学者)
地元達人:栗本慶一(林業家)、田中三五郎(漁師)、西沢恵美子(山菜農
園経営)、松原勲(猟師)
協   賛:アサヒビール株式会社、アミタ株式会社、株式会社空、株式会社
大伸社、東海旅客鉄道株式会社
後   援:滋賀県、高島市、構想日本
協   力:goo(NTTレゾナント)

※現在、一般参加者募集中!
詳しくはホームページ http://www.e-janaika.com/ をご覧下さい。

<お問合せ>
日本再発見塾事務局(担当:小林)
〒102-0075 東京都千代田区三番町28番地(アミタ株式会社内)
TEL/FAX:03-5215-1545 MAIL:question@e-janaika.com
ホームページ:http://www.e-janaika.com/

<取材に関するお問合せ>
構想日本(担当:伊藤)
〒102-0093 東京都千代田区平河町2-11-2 渡辺ビル3F
TEL:03-5275-5607 FAX:03-5275-5617
E-mail:itoh@kosonippon.org https://www.kosonippon.org/wp-manager

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2.【第106回「J.I. フォーラム」のご案内】

スポーツで地域おこし・成功例
潤オ「スポーツ力」 ⇒ 老若男女が一致団結 ⇒ コミュニティ再生潤オ

WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)での王ジャパンの優勝、トリノ
での荒川選手の金メダル。あの盛り上がりを思うと、スポーツの力は偉大
です。次は、6月のサッカー・ワールドカップです。
この「スポーツ力」を活かして、地域への愛着、誇り、一体感を目覚めさせ、
コミュニティの再生をしていこうという活動が盛んになっています。
その立役者たちに登場していただきます。

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日 時  : 平成18年5月30日(火)
会 場   : 日本財団ビル2階・大会議室 港区赤坂1-2-2 TEL03-6229-5111
(http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html)
開 演  : 午後6時30分(開場:午後6時00分)
ゲスト  : 市井恒伸(高島市役所 営業推進室 主任)
平田竹男(日本サッカー協会 ジェネラルセクレタリー)
福村拓良(「OBC高島」事務局 マネージャー)
溝畑 宏(大分フットボールクラブ代表取締役)
コーディネーター : 三ツ谷洋子(スポーツビジネスコンサルタント)
主 催   : 構想日本
定 員  : 160名
フォーラム参加費 :2,000円(シンクネット構想日本会員は無料です)
懇親会参加費   :4,000円
(ご希望の方は下記懇親会参加に○印をつけてください)
※ゲストを囲んで、下記の会場で懇親会を開催いたします。
「トラットリア・イ・プリミ 虎ノ門店」
港区虎ノ門2-2-1 JTビル1F TEL 03-3589-5812
(http://www.ep-tokyo.com/iprimi/toranomon/)

≪解説≫
・OBC高島 : メジャーリーガーの大家友和がゼネラルマネージャーを勤める、
社会人ベースボールクラブ
・大分フットボールクラブ : J1の大分トリニータを経営している

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参加ご希望の方は、5月29日までに出欠の是非を、下記のメールアドレス
にお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org

お名前

所属

ご連絡先

懇親会に     参加する      参加しない

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*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下まで。TEL 03!)5275!)5665
*内容に関するお問い合せは、
フォーラム担当 西田まで。TEL 03!)5275!)5607

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