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【No.848】「今こそローカリズム・日本の祭シリーズ 第三十一弾 長浜曳山まつり」

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J.I.メールニュース No.848 2018.03.01  発行

「今こそローカリズム・日本の祭シリーズ 第三十一弾 長浜曳山まつり」

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【1】<巻頭寄稿文>

「今こそローカリズム・日本の祭シリーズ 第三十一弾 長浜曳山まつり」

至学館大学・伊達コミュニケーション研究所長  石田 芳弘

【2】<お知らせ>

(1) 第245回J.I.フォーラム

「災害からの復興に、ほんの少し関わってみよう ー関係人口という考え方ー」

(2) 福島県・飯舘村で「ふるさと住民票」 記者説明会 開催 3月10日(土)

(3) その他の構想日本の活動

【3】<ご紹介>

「ラオス食堂」のお知らせ (第236JIFゲスト森卓様より)

【4】構想日本 2018年2月の主な 政策実現活動

【5】構想日本 2018年2月の主な 新聞・テレビ等メディア掲載

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【1】 「今こそローカリズム・日本の祭シリーズ 第三十一弾 長浜曳山まつり」

至学館大学・伊達コミュニケーション研究所長  石田 芳弘

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「日本人はたいていふるさとの山を持っている。山の大小遠近はあっても、ふるさとの守護神のような山を持っている」深田久弥は「日本百名山」でこう述べている。

この言葉を思い出したのは、4月15日、長浜曳山祭を見るために長浜に着き、丁度雨上がりの東の空に雄大に構える伊吹山を仰ぎ見た時であった。

大陸から朝鮮半島を南下し渡来文明の滴がしたたり落ちるように伝わった琵琶湖の地、近江は弥生の源郷という捉え方もある。伊吹山という縄文の魂と、琵琶湖という渡来文明とがぶつかるところに長浜の町と祭は生まれたのだという、時空を飛翔するイマジネーションが広がった。

長浜はとても力のある町だ。私は犬山市長当時、まちづくりのライバル心も含んだ目標を長浜に想定し、この町はかなり研究した。

長浜は信長の天下布武の過程で秀吉によって作られた町であり、秀吉の子供が生まれた祝いが曳山祭の始まりであると郷土資料館に解説してあった。

この祭の最大の魅力は子ども歌舞伎。ユネスコの無形文化遺産に指定されるのも、さもありなんと観た。歌舞伎は徳川幕府が成立してからであるから、最初は中世日本文化の代表と言われる猿楽が始まりであった。現在の能を背負っている観世・金春・宝生・金剛の四座のもとになった近江三座の猿楽も長浜から生まれたという。

この日曳山は4台登場。鳳凰山では「仮名手本忠臣蔵九段目」、高砂山では「加賀見山旧錦絵竹刀うちから奥庭仇討の場」、猩々丸では「菅原伝授手習鑑」、壽山では「鳴神」の子ども歌舞伎を観た。見事だ。役者は全員小学生だが、長く、難しいセリフをよくも覚えたものだ。1993年にはアメリカで講演したという実績もある。地元の学校教育でお囃子も含めて教えていると聞いた。この祭はきっちりと伝統を踏襲し、土・日に設定せず、長浜八幡宮の例祭日にやるから、それに合わせ学校も休みになり子供たちも祭一色になる。ほれぼれするような美談ではないか。

NHKの朝ドラ「まれ」で、能登のキリコ祭の場面、会社の仕事があるから祭に行けないという倅に向かって親父が「祭が大事か、会社が大事か、どっちなんだ」と怒鳴る場面があったが、長浜の教育委員会に拍手!

歌舞伎こそ世界に誇る我が国の演劇文化である。長浜市の調査によると、現在、全国で残っている地歌舞伎の数は138か所、山車上で歌舞伎を演ずる祭の数は19か所、長浜の子供歌舞伎は白眉である。

ただし、曳山の上で歌舞伎を演ずるのは男子に限り女の子は山に触ってもいけないらしく、曳山の外でお囃子をする役のようだ。この伝統は、日本史の中で見ると後から出てきた規範であり、もともと日本民族はむしろ女性上位であったと思う。

長浜曳山祭 → http://www.biwako-visitors.jp/event/detail/182

※注 現在はユネスコ無形文化遺産に登録されている。

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石田 芳弘(いしだ よしひろ)

愛知県議会議員、犬山市長、衆議院議員など、地方、中央の政治と行政を経験。特に教育、文化行政に力を入れた。「まちは生涯学習の最良の教室である」というのが持論であり、学校教育も生涯学習の一環であると考え、市民が教師の総合学習や全市博物館構想を推進。また、シンクタンクの研究員として先進国の地方議会を視察、研究。我が国地方議会も議院内閣制を導入すべしという、地方議会改革論議のオピニオンリーダーである。

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【2】(1) 第244回J.I.フォーラム  2018年 3月19日(月)

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「災害からの復興に、ほんの少し関わってみよう ー関係人口という考え方ー 」

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最近「関係人口」という言葉を時々目にします。「関わる」ことは私たちの行動の基本です。

その町に住まなくても「関わる」人々。例えば、構想日本が提案した「ふるさと住民票」。これに申し込むだけで、その町の「関係人口」になります。最初は受け身でも、様々な情報が送られて来るうちにだんだんその町のことに関心が出てくる。それが、町の力になるのです。

とりわけ、震災の被災地の場合はそうです。しかも、人口は増えなくても「関係人口」はいくらでも増やせます。

「関係人口」が被災地の復興、ひいては少子化が進む日本を元気にするカギかもしれません。

◯日 時: 2018年 3月19日(月) 18:30~20:30(開場18:00)

◯会 場: 日本財団ビル2階 大会議室  港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111

※場所にご注意下さい

◯ゲスト: 遠藤 雄幸 (福島県 川内村 村長)

開沼 博  (立命館大学衣笠総合研究機構准教授)

ほか

◯コーディネーター : 加藤 秀樹(構想日本代表)

◯主  催 : 構想日本

◯定  員 : 160名

◯参加費 : 一般 2,000円 / 学生 500円 (構想日本会員は無料です)
※学生の方は受付にて学生証をご提示ください。

☆懇親会はございません。

※フォーラムへのご参加は3月19日(月)12:00まで info@kosonippon.org  にお願いします。

HPからのお申し込みはこちら http://www.kosonippon.org/cp-bin/wp/forum/index.php

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*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 堺/稲垣まで。 TEL 03-5275-5607

*内容に関するお問い合せは、
伊藤/田中まで。    TEL 03-5275-5607
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(2) 飯舘村で「ふるさと住民票」 記者説明会 3月10日(土)

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福島県飯舘村は、4月から「ふるさと住民票」を始めます。これは、村外から村づくりやその応援をしてくれる人(=関係人口)を増やすしくみです。

飯舘村は東日本大震災の原発事故によって全村避難しましたが、昨年、一部地域を除き帰村が始まりました。現状では元住民6000人のうち帰村したのは約1割です。村はすぐには「戻らない人」や「戻れない人」、村を応援する「村民以外の人」と一緒に村づくりを行う「までいな復興計画」を掲げてきましたが、「ふるさと住民票」でそれを加速したいと考えています。

構想日本は、「ふるさと住民票」の実施自治体間の連絡や全体の情報共有を担っており、飯舘村「ふるさと住民票」の企画、運営に協力しています。

記者の皆さま、ぜひご参加くださいますようお願い申し上げます。

○日 時:3月10日(土)13時30分~15時

○場 所:飯舘村役場2F 第1会議室

○概 略:・飯舘村「ふるさと住民票」の概要(飯舘村 村長 菅野典雄)
・全国の「ふるさと住民票」の取り組み(構想日本 代表 加藤秀樹)
・飯舘村「ふるさと住民カード」の発表(イラストレーター わたせせいぞう)
・「ふるさと住民票」第一号交付式 など

○備 考:福島駅から飯舘村まで貸切バスを運行いたします。(往復定時運行、事前申込制)

会見へのご出席・バス乗車をご希望される方はお名前、ご所属、乗車人数をinfo@kosonippon.orgもしくはFAX:03-5275-5617宛に3月6日(火)までにお送り下さい。

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飯舘村「ふるさと住民票」の受付は、3月12日からです。

「ふるさと住民票」は、その市町村への ”思い”さえあれば、どなたでも住民になれます。

ご縁を結ぶお手伝いをさせて頂きたいと思います。

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(3) その他の構想日本の活動

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2017年10月~隔週月曜日 京都大学経済学研究科・経済学部 特殊講義「公共経営論2」(代表 加藤秀樹)

公共政策の各論を毎回ゲストの講義で進めます。

これまでのゲストは、森田稔氏(財務省大臣官房 経済財政政策調整官)、山折哲雄氏(国際日本文化研究センター名誉教授)、松井孝典氏(千葉工業大学惑星探査研究センター所長)、池端美和氏(発行土地建物株式会社 代表取締役)、玄秀盛氏(公益社団法人日本駆け込み寺 代表理事)、中曽宏氏(日本銀行 副総裁)、荻野徹氏(原子力規制委員会次長)、岸田文雄氏(衆議院議員、自民党政調会長)、高野誠鮮氏(僧侶、総務省地域力創造アドバイザー、元石川県羽咋市職員)、中貝宗治氏(兵庫県豊岡市長)、木村真樹氏(公益財団法人 あいちコミュニティ財団 代表理事)、前川喜平氏(前文部科学事務次官)。*登壇順

2017年9月~毎週木曜日  法政大学「NPO論 II」(総括ディレクター 伊藤伸)

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【3】<ご紹介>

「ラオス食堂」のお知らせ   (第236JIFゲスト森卓様より)

「ラオスを多くの方に知ってもらうこと。それが、15年間暮らしたラオスへの恩返しになれば」この想いを持って、2015年の日本ラオス国交60周年を記念して製作した映画『ラオス 竜の奇跡』。

映画の知識・経験が全くない素人が、本当に何もないところから始めた企画でしたが、多くの皆様に支えられ完成、劇場公開を果たすことが出来ました。(映画公式HP:http://saynamlai.movie)

さて、私は15年ぶりに日本での生活を始め、日本人だけど勝手の分からない日本でこれから何をするべきか。考え抜いた結果「ラオスを伝えていきたい」このことを自分の本業として生きようと思います。

その手始めとして、「ラオス食堂」を始めました。まずは3月17日(土)までの期間限定営業です。コンセプトは「ラオスへのきっかけ作り」、そして「ラオス料理とは何か?」。

ラオス料理は、野菜を多用し、素材の味を生かしたシンプルな調理法が多く、南国のハーブなどで和えながらも魚醤が効いて味付けには、どこか懐かしくもあります。

食べて頂いた方からは、「エスニックの京料理」と言われることもありました。私もお店も、まだまだ未熟ですが、一回一回を大切に、想いと真心を込めて、お料理を作っていきます。

日 程  2月10日~3月17日 の間の 毎週土曜日夜限定

営業時間 18:00~22:30 (LO22:00)

住 所  〒167-0042 東京都 杉並区西荻北3丁目18-6(とびうおkitchen内)
西荻窪駅から徒歩3分
店舗リンク:https://www.facebook.com/laoshokudou/

お問い合わせ ikkyu.laos@gmail.com

みなさまのお越しをお待ちしております。

【お知らせ2】

2月10日放送 J-waveラジオ出演アーカイブ:http://www.j-wave.co.jp/original/worldaircurrent/archives.html

ブログ「モリタクのラオス食堂」:https://ameblo.jp/mori-lao-taku/?frm_id=v.mypage-ameblo–myblog–blog

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【4】構想日本 2018年2月の主な 政策実現活動

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<自治体改革活動>

2月3日,24日 福岡県 大刀洗町住民協議会(全4回中 第3回と4回)

※その他、首長や自治体との打ち合わせ等 16件

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【5】構想日本 2018年2月の主な 新聞・テレビ等メディア掲載

2月8日 OGOB会 本格始動 大刀洗町住民協議会の元委員 西日本新聞

2月9日 歌舞伎町・駆け込み寺をたどって5 朝日新聞

2月24日 予算の無駄削減 失速 18年度行政レビュー効果最低 過去5年、看板変え復活も 日本経済新聞

2月27日 飯舘村 元村民「住民票」 行政サービス一部優遇 読売新聞

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