【No.145】構想日本の働きぶり
2004.04.30

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構想日本の働きぶり
JIメールニュースNo.145  2004.4.30
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■■ 目次 ■■
1.《構想日本の働きぶり》
2.《お知らせ》
3.《第81回 「J.I.フォーラム」の報告》
4.《第83回「J.I.フォーラム」のご案内》

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1.《構想日本の働きぶり》
― 何が足りないか、どうすればいいか、ご意見、アイディア、手助け
を期待しています ―
構想日本代表 加藤秀樹
今月で構想日本は8年目に入った。一つの区切りと考えて3つのことにつ
いて考えたい。
まず、構想日本の実績について。政策の実現という点からみて、構想日
本は設立以来、あるいは過去1年間でどの程度の実績をあげたのだろうか。
前にも述べたことがあるが、私の気分としては、連戦連敗だ。最近
の例をみても、道路公団の民営化、年金制度改革など、構想日本の主張は
実現していない。一方で、これまで法律、閣議決定、国会決議、自治体行
政などに全面的に、あるいは一部とり入れられたものは毎年平均して2つ
づつくらいはある。7年間というと2~3回当選の国会議員と同じくらい
の活動期間だが、彼らの毎年の活動費用と構想日本を比べると、コストパ
フォーマンスは構想日本の方がはるかにいいという見方もできる。
次に、世の中に対する影響力、存在感。何でみるかにもよるが、新聞、
雑誌などのメディアにとりあげられた件数でみると、平成9年の42件か
ら平成15年の130件まで毎年増えてきた(累計615件、年間平均
約90件)。この他、何らかの形で「つきあい」のある官僚、国会議員の
数は相当な数になっており、霞ヶ関、永田町における認知度(後述するよ
うにこのような枠組みで考えること自体が問題だとも言えるが)もかなり
高いと言えるだろう。
最後に、NPOとしての活動の広がり。言いかえると、霞ヶ関、永田町
以外でどれだけ知恵を集め、また、政策を訴え、支持を得られたのだろう
か。当たり前だが、政策テーマによって大きく違うので、一概に良し悪し
は決められないが、「三位一体改革」に関しては、市町村や県の職員の人
たちとずいぶん議論している。教育についても、現場の人たちとかなり密
なやりとりをしていると思う。 一方で、財政、年金などの制度に関する
ものは、もっぱら、霞ヶ関、永田町という従来の土俵の中で動いている。
少し視点は違うが、構想日本の会員は個人、法人合わせて現在、約
500名。ぜいたくを言うようですが、これがなかなか増えません。会員
になっても、あまり「いいこと」がないわけだから、500人もの人に継
続して会員になって戴いているだけで大変ありがたいことなのはいうまで
もない。 しかし、構想日本の働きがもっとよければ、現会員の人たちが、
周りの人を誘ってくれてどんどん増えるのかもしれません。これも、構想
日本のNPOとして広がりのある活動がまだ不充分なことの表れだと思い、
「脱皮」を図るべくスタッフとも議論しています。
先日、会員有志による懇談・意見交換の会が開かれた。初めての試みだ
ったが、このような場からも「思い」を政策につなげていくさまざまなア
イディアが出てくるかもしれない。会員相互そして、会員とスタッフが気
楽にやろとりができる機会を会員のみなさんと相談しながら増やしていき
たい。NPOとして広がりのある活動をしていくことがさまざまな意味で
構想日本の足腰を強くしていく上で重要な課題であり、今年力を入れてい
きたい。
以上は、現場責任者としての私の感じであり、かなり見方が甘いかもし
れない。読者のみなさんは、どうお考えでしょうか。ご意見やアイディア
をお待ちしています。
8年目の構想日本を宜しくお願いします。
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2.《お知らせ》
●「新潮45」5月号(新潮社)
権力の道化師 「猪瀬直樹の『悲劇』」櫻井よしこ

2月号から道路公団改革の政府案の決定プロセスを克明にレポートして
きたジャーナリストの櫻井よしこさん。これまで、ジャーナリストとして
のその姿勢を様々な角度から批判してきた猪瀬氏を「権力に擦り寄りつつ
改革派を装い、同時に勝ち組につく」と断罪し、その「使い手」たる小泉
首相とともに「退場」を促しています。
改悪に他ならない政府案を出した「失敗」の責任は誰がとるべきか。シ
リーズ「完結扁」です、ぜひ、ご覧下さい。
●構想日本ではこのほど、インターネットによる募金システム
「募金やドットコム」 http://www.bokinya.com/ に加盟しました。
ヘッダーにある【団体名で募金さがし】をクッリクし、カ行の欄で
構想日本をご覧下さい。
ご自身はもとよりお知り合いの方々にもお声をかけて頂き、
ご協力をよろしくお願 い申し上げます。
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3.《第81回 「J.I.フォーラム」の報告》
外国人から見た日本の政治
-時代の変わり目を迎えている日本の取組みを外からの目で語る-
今回は、日本で暮らし、日本をよく知る外国人のみなさんがジャーナリ
ストやビジネスマンなどさまざまな立場から、時には辛口の意見も交え日
本の政治や社会について語りました。くわしくは、
https://www.kosonippon.org/wp-manager/forum/log.html?no=1097 をどうぞ。
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4.《第83回「JIフォーラム」のご案内》
なぜ「食べもの」が危なくなったのか?
-牛、鶏、野菜・・ ・大量生産・消費と地産地消-
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いまの日本人は食生活に関しては、世界一贅沢と言えるでしょう。世界中
の食料が手に入り、世界中の料理が味わえる。そして捨てられる食べもの
も世界一。
一方、鳥インフルエンザ、BSE、その他、農薬、添加物、遺伝子組替
え食品など、食べものを通した危険が私たちにせまっています。大量生産
が可能にしたぜいたくと危険が隣り合わせにあるのです。
そこで、『地産地消』をキーワードに、食べものについて、また農業の
あり方などについて現場を踏まえた議論をして頂きます。
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日 時  : 平成16年5月25日(火)
会 場   : 銀座ソニービル8階 ソミドホール
開 演  : 午後6時30分(開場:午後6時00分)
討論者  : 川瀬 滋子(鳥取県地産地消推進室室長) ご依頼中
古野 隆雄(全国合鴨水稲会世話人)
山下 惣一(農民作家)

コーディネーター : 徳永 光俊 (大阪経済大学日本経済史研究所所長)

主 催   : 構想日本
定 員  : 160名
参加費  : 2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)
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参加希望の方は、下記のメールアドレスにお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org
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参加ご希望の方は、誠に恐縮ですが5月24日までに出欠の是非を
お知らせ願います。
お問合せ:構想日本・西田(電話03-5275-5607)

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