【No.609】辺境にこそ未来満々 | 株式会社ピースウエイブ研究所 代表取締役 加藤 憲一氏|
2013.06.27

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J.I.メールニュース No.609 2013.06.27発行

「辺境にこそ未来満々」

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【1】 「辺境にこそ未来満々」
(株)ピースウエイブ研究所 代表取締役 加藤 憲一

【2】 第191回J.I.フォーラム 7月31日(水)開催

【3】 今年度の事業仕分けスタート!トップバッターは府中市

【4】 寄附のお願い

【5】 「加藤、伊藤が伺います!」好評実施中!

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【1】 「辺境にこそ未来満々」
(株)ピースウエイブ研究所 代表取締役 加藤 憲一
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※ JIニュースNo.607「「自然を知り自然に学ぶ」村作り」
(2013.6.14発行)に寄せて、加藤様から頂いたご感想です。

選挙のたびに真っ先に開票結果の出る三島村が、宇宙生命
を科学する島に脱皮し、新たな自治の先駆者になろうとして
いることに感服します。
その通りです。より多く、より早く、より大きくなろうとす
る文明は過ぎようとしています。それはしょせん、お釈迦様
の手のひらをグローバル化の棒を振り回しながら疾駆する孫
悟空の姿にほかなりません。
私が住む鹿児島県大隅半島も限界集落が多く点在し、静か
に崩壊の時を待っています。人々は語りません。沈黙の内に、
生まれた自然に帰ろうとしています。

「向こう10年間で農業所得を今の2倍に!」という首相の言
葉はただ騒音として吹き抜けていきます。耕作放棄地の増大
により里山は荒れ、いのちの循環が断たれようとしています。
でも、いのちの力とは不思議なものです。「これで終わり」
という崖っぷちに来た時、宇宙は新たな生命を準備している
のでしょうか。

日高村長が耕作放棄地に茂る草に注目したように、わが集
落では雑草との対話を開始しました。すると、雑草は生命力
あふれる薬草に一変したのです。竹笹、イタドリ、くずの葉、
スイバ、ハコベと次々に装いを新たに登場する薬草20数種を
原料に、手造りの酵素を立ち上げました。「お金より大事な
ものは健康」と分かっていたはずなのに、足元の自然の恵み
に気付かなかったのです。限界とは、自らの意識の貧しさや
目線の低いこと。薬草・野草はそのことを教えてくれました。
そして「限界突破、百薬長寿!」のエールを送ってくれます。
そこには足るを知り、人と自然が対話する脱近代の暮らしの
芽生えがあります。

辺境こそ中心。国や地球の未来像は、全国津々浦々に広が
る限界集落の自治から生まれる-三島村の挑戦はこのことを
教えてくれます。

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加藤 憲一(かとう けんいち)

(株)ピースウエイブ研究所 代表取締役

ハーバード大学院修了。
1982年来、南九州で続く在日留学生ホームステーから
いも交流の創始者。
現在、薬草を通じて限界集落とアジアの紛争地域を
結ぶ自治モデルを構築中。
2008年度エコジャパンカップ・JP地域共存ビジネス
賞受賞。
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*みなさんのご意見をお待ちしています。(800字以内でお願いします)
info@kosonippon.org
いただいたご意見はバックナンバーと共に「読者の声」として以下
に掲載しています。
https://www.kosonippon.org/wp-manager/mail/index.php

※不掲載をご希望の場合は必ずその旨を明記して下さい。氏名、肩書
きは、特にご指示がなければそのまま掲載します。匿名、ハンドル
ネームをご希望の場合は必ず明記して下さい。なお、盗作、名誉毀
損、人権侵害、差別的な記述などの投稿は禁止いたします。
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【2】 第191回J.I.フォーラム 7月31日(水)開催
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「ワカモノ・イニシアティブ」
~若者よ、ここから政治に入ってみよう~

みなさん「行政事業レビューシート」を知っていますか?
政府の全事業を定型化して説明したものです。これを見れば
国のお金の使い方、流れ方がわかります。誰もが「仕分け人」
になれる材料なのです。しかし、まだまだ宝の持ち腐れにな
っています。
そこで構想日本は、国民、特に若者が「レビューシート」
について、「あれはいいね」とか「ここヘンだよね」と言え
るようなウェブサービスを開発しました。開発の責任者も現
役高校生。いわば、「若者による若者のための政治参加サー
ビス」です。その名も「JUDGIT」。
このサービスの実演、お披露目をします。
これをきっかけに、若者が大いに政治に参加、そして老・
壮・青がこぞって政治を「自分事」にする国にしたい。そん
な期待をこめています。「JUDGIT」はそれだけの可能性を秘
めています。

○日時:7月31日(水)18時30分~20時30分(開場18時00分)

○会場:日本財団ビル2階 大会議室
港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111
(http://www.nippon-foundation.or.jp/about/access/)

○ゲスト:鈴木 邦和(日本政治報道株式会社 代表取締役)
原田 謙介(NPO法人 YouthCreate代表)
山田 進太郎(株式会社コウゾウ 代表取締役社長)
吉田 拓巳(株式会社セブンセンス 代表取締役)他

コーディネーター:伊藤 伸(構想日本 総括ディレクター)

○フォーラム参加費 :2,000円(学生 500円)
(シンクネット・構想日本会員は無料です)
※ 学生の方は、受付にて学生証をご提示下さい。

○懇親会参加費   :4,000円

○懇親会: 「頤和園(いわえん)溜池山王店」
港区赤坂1-1-12 TEL 03-3584-4531
(http://www.iwaen.co.jp/)

※ フォーラムへの参加はHPのフォームから、もしくはこのメールに
ご返信をお願いします。
(J.I.フォーラムへのお申込み:
https://www.kosonippon.org/wp-manager/forum/regist.php?m_forum_cd=288)
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*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下明美まで。    TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
伊藤/田中まで。TEL 03-5275-5607
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【3】 今年度の事業仕分けスタート!トップバッターは府中市
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○府中市 事務事業点検(事業仕分け)

【日程】 平成25年7月6日(土)9時00分から17時25分
(8時40分から開会式)
平成25年7月7日(日)9時00分から17時25分
(17時30分から閉会式)
※入退室自由。

【会場】 府中市役所北庁舎3階会議室

【対象事業】39事業

【参加者】 2班体制
各班コーディネーター+点検委員5名(内、1名が
構想日本選定、4名が府中市選定の市民点検委員)

【構想日本選定参加者】(上が1班、下が2班担当)
コーディネーター:
伊藤 伸(構想日本 総括ディレクター)
荒井 英明(厚木市 総務部担当次長)
点検委員:
山根 晃(足立区 福祉部北部福祉事務所長)
川嶋 幸夫(構想日本 政策担当ディレクター)

【連絡先】 府中市政策総務部財政課
(府中市宮西町2丁目24番地 府中市役所本庁舎)
電話:042-335-4025 Fax:042-364-1156
E-mail:zaisei01@city.fuchu.tokyo.jp

*対象事業や当日スケジュールなどのご説明は府中市ホームページ
よりご確認下さい

http://goo.gl/AYhyT

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【4】 寄附のお願い
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構想日本は非営利のシンクタンクですが、経済基盤は
会員からの会費収入です。収入が少いから、スタッフも
少く、その結果常にフットワーク軽く活動ができる反面、
運営基盤は常に脆弱です。今後さらに、政策提言・実現
力を高めるため、構想日本は寄附のお願いをすることに
しました。

そこで、信頼資本財団の「共感助成」というプログラ
ムに参加しました。この財団を経由して構想日本に寄附
をして頂くと、所得控除もしくは税額控除を受けること
ができます。例えば、所得税20%の方が10万円寄附する
と、確定申告時に39200円の税額控除が受けられます
(詳細はhttp://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1266.htm。
頂いた寄附はもちろん全額構想日本に入ります)。

一人では世の中を動かすことができなくても一人ひとり
の行動がつながっていけば大きい力になります。
是非とも、皆さんのお力をお貸しください。

※ 詳細は信頼資本財団ホームページ
http://www.shinrai.or.jp/furtherance/

構想日本代表 加藤秀樹

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【5】 「加藤、伊藤が伺います!」好評実施中!
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仕分けやその手法の活用について詳しく相談したい…、
霞ヶ関、永田町の動きやこれからの日本について話を
聞きたい…、若い世代で熱く語り合いたい…、などなど
話を聞きたい、議論したいという方には加藤、伊藤が
手弁当で出張講演いたします。
10人程度集まれば、どこでも、加藤か伊藤が伺います。

お問い合わせは、
TEL 03-5275-5607(田中)まで。
E-mail:tanaka@kosonippon.org

※ 現在、6件が確定。引き続き募集中です!

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