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タイトル::【No.898】再掲メルマガ 「自治の原点は」 
発行日::2019/02/21
本文:
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 構想日本メールマガジン【No.898】 2019.2.21 発行

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<目次>

【1】活動ニュース

 (1)第6期 現場みらい塾 第1回不参加の方も是非 2月23日(土)~ 
 (2)「自分ごと化会議in松江」2月24日(日)最終回 
  膠着状態にある全国の原発、原子力政策に対して新しい動きです
(3)噂の東京マガジンの取材 2月24日(日)放映予定

【2】スタッフ通信 

 (1)町民評価員への事前研修会 「体育館」を考える

【3】ご紹介

 (1)北欧建築・デザイン協会(SADI)定期講演会

【4】会員募集・寄付のお願い

【5】巻末寄稿文 <アーカイブ(過去の寄稿文)>

「自分ごと化会議in松江」での取り組みに通じるお話なので、過去のメルマガを再掲します。

  JIメールニュースNo.590 2013.02.14発行
  「自治の原点は」 北海道奈井江町長 北 良治

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【1】活動ニュース

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(1)第6期 現場みらい塾 受講生募集中 

現場みらい塾は、ハウツー的なスキル中心の従来型の自治体職員向け研修ではありません。
自治体のどの仕事にも応用できる「知恵の出し方を身につけるトレーニングの場」です。
行政職員を中心に、議員や民間企業等で働く人などが一緒に議論し、多様なものの見方と知恵の出し方を学び合うゼミ形式のプログラムです。

プログラムの詳細、お申し込みは、下記のURLからご確認ください。
現場みらい塾ホームページ http://www.kosonippon.org/project/detail.php?id=793

【日程】
第1回:2月 9日(土)10:00~18:00(終了)
第2回:2月23日(土)10:00~18:00
第3回:3月 9日(土)13:00~18:30、10日(日)10:00~16:00

※各回、1日のみの受講も可能です。

【主な講師陣】
大西 健丞〔特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン 代表理事兼統括責任者〕
福嶋 浩彦〔中央学院大学 教授・元消費者庁 長官・元我孫子市長〕
矢田 明子〔NPO法人おっちラボ副代表理事、Community Nurse Company株式会社代表取締役〕ほか

【お問い合わせ】
構想日本:田中、永由 TEL:03‐5275‐5607 E-mail:info@kosonipon.org

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(2)「自分ごと化会議in松江」 2月24日(日)第4回(最終回=とりまとめを行います) 島根県 松江市 

★特徴★
1.住民団体主催の住民協議会は全国初!!
2.県庁所在地に原発を持つ松江市民が、『原発』を賛成か反対かではなく、自分のこととして考えることが目的。
3.「自分」「地域」「市・県・国」「中国電力」ができること、日常生活で感じる身近なことを基に取りまとめ、各所に提案を行う。

【開催日時】第4回:2月24日(日)13:30~16:30(予定)

【会  場】松江市市民活動センター 交流ホール
 
【主  催】自分ごと化会議in松江実行委員会

「原発」を身近に抱える市民が、同調圧力のタブーに切り込んだ今回の住民協議会。
「まさか、原発の話が松江でできるとは思わなかった。」そんな声も聞こえてきます。
最終回のとりまとめ、いったいどんな結末を迎えるのか、その目で確かめて下さい。

▲ 2018年度の事業仕分け、住民協議会、施設仕分け実施一覧 ▼ 
http://www.kosonippon.org/blog/?page_id=1447

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(3)TBSテレビ 噂の東京マガジンの取材を受けました 今週末2月24日(日)放映予定です

銚子市が第二の夕張に?

構想日本が2015年に事業仕分けをした銚子市。「対策講じなければ財政再生団体に転落」と新聞が報じました。
越川信一銚子市長は仕分けの総括で「危機意識を持って一丸となって取り組んでいきたいと思います」と語っていました。
その時のコーディネーターを務めた構想日本総括ディレクター伊藤伸が、取材を受けました。

2015年事業仕分けの総括 http://www.kosonippon.org/project/detail.php?id=686&city=32

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【2】スタッフ通信 ~ゆうたがゆうた~

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(1)模擬施設レビュー 鳥取県琴浦町 テーマ「体育館」

鳥取県琴浦町の、町民評価員のみなさんへの事前研修会に行ってきました。
琴浦町では町民と「まちの公共施設のあり方」について考える『公共施設レビュー』を3月16日、17日に開きます。
その前段階として、「体育館」をテーマにした模擬施設レビューを公開で行いました。

詳しい状況は こちら → https://www.facebook.com/kosonippon/posts/1982042221864915?__tn__=-R

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【3】ご紹介 構想日本とご縁のある方の活動に関するお知らせです。 

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(1)北欧建築・デザイン協会(SADI)定期講演会

「北欧モダンを『心の糧』にした建築家たち」吉田鉄郎と村野藤吾の仕事から
https://sadiinfo.exblog.jp

北欧モダンの建築に魅せられ、自らの「心の糧」としていた代表的な建築家として、吉田鉄郎(1894-1956年)と村野藤吾(1891-1984年)の建築と思想を取り上げ、彼らが大切にしようとしたものとは何だったのかについて紹介したい。
またそのことを通して、現代建築のあり方を巡っても考えてみたい。

◇講 師:松隈 洋(京都工芸繊維大学教授)
◇日 時:2019年3月15日(金)19:00~21:00
◇会 場:工学院大学中層棟8階ファカルティクラブ(新宿区西新宿1-24-2)
 https://www.kogakuin.ac.jp/facilities/campus/shinjuku/access.html
◇参加費:一般1500円/学生500円/会員1000円/学生会員無料
◇定 員:50名(会場先着順)
 お問合せ:SADI企画委員会(担当:関本)lec@sadi.jp  http://www.sadi.jp

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【4】会員募集・寄付のお願い

政治がこのままではいけないと思う人、日本をもっと素敵な国にしたいと思っている人・・・是非、構想日本の活動にご参加、ご支援ください。

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「住民協議会」「ふるさと住民票」など、地方自治から日本の底上げを図っていきたいと思っています。
皆様のご参加、ご協力いただければ幸いです。

◯構想日本会員(個人)年会費1口10,000円(1~10口)、入会金2,000円 (WEBからお申し込みいただく場合は入会金免除)

◯構想日本会員(法人)法人会員A 年会費1口300万円、入会金30万円/ 法人会員B 年会費1口 50万円、入会金30万円/ 法人会員C 年会費1口 10万円、入会金5万円

詳細は、こちらからご覧ください。 http://www.kosonippon.org/info/index.php#member

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【5】巻末寄稿文 <アーカイブ(過去の寄稿文)>

 11年前のメルマガですが、今読んでほしいと思います
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 JIメールニュースNo.590 2013.02.14発行

  「自治の原点は」 北海道奈井江町長 北 良治

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まちづくりには、情報共有が大事だと考えている。

全ての町民に正確な情報を漏れなく、確実に伝える。これにより、住民はまちづくりの様々な点について判断ができる。これが、住民と共に考え、共に創り上げる町となる。

かつて、日本中で『平成の大合併』が行われていた平成13年、私が町長を務めている奈井江町でも、5市5町による市町村合併の検討が行なわれた。

町の将来を大きく左右するこの検討にあたり、私は、町長1人の判断ではなく、町民皆で話し合い、結論を出していきたいと考え、“即、市町村合併、是か非か”ではなく、まずは奈井江町の現状、そして、将来のまちづくりや財政推計、そして合併した際のメリットとデメリットなどについて、隠すことなく全てをオープンにして情報提供し、町民全体に亘る議論を行なっていった。

情報の提供は、平成13年7月から2カ年の間、7回に亘って、役場で作った合併情報誌を町内の全戸に配布するとともに、私と担当職員とで様々な会議、地域の会合に出向き、膝を交えた説明を行った。

そして、平成15年10月、奈井江町の将来の選択に住民の皆さんにも参加していただくことが、正しいことだと考え、18歳以上の町民を対象に市町村合併の可否について、住民投票を実施することにした。

議会や北海道から、投票率の低下を懸念する声が上がったが、このとき私が用いたユニークな手法は、子どもたちにも投票に参加してもらうことだった。

平成14年に「子どもの権利に関する条例」を設け、“子どもは、まちづくりのパートナー”として、毎年必ず「町長と語る会」を実施し、子どもたちの意見を施策に採用してきた経過を踏まえ、条例では“参考とする”としたものの小学5年生から18歳未満の子どもたちを対象に「子ども投票」を行ったのである。

そして、このことは、住民投票のみならず、後のまちづくりに大いに生きてくることになる。

投票にあたっては、子どもにも分かりやすいような説明、誌面づくりを心がけて情報提供を行なったため、多くの町民が、難解になりがちな情報ではなく、制度内容やメリット、デメリットを容易く読み解くことに繋がった。また、大きな関心を持った子どもたちが、クラス内での話し合いにとどまらず、家庭に戻ってからも、大人たちを質問攻めにして、家庭の中でのミニ討論会が開かれるようになったのである。

子どもたちが、親へ良い影響を及ぼすとともに地域づくり、まちづくりは家庭からという雰囲気を奈井江町に創り上げることになった。

住民投票の結果は以下のとおりで、合併をせず自立の道を歩むとの結論に至ったが、前述したプロセスを経て結論を得たため、町民の中に自ずとまちづくりに対する責任が醸成されていった。

○住民投票の結果(投票率73%)
 合併する26%、 合併しない73%

○子ども投票(投票率87%)
 合併する16%、 合併しない84%

(なお、国の第27次地方制度調査会(平成15年11月開催)において、基礎自治体の人口規模について議論が行われていたため、その答申内容を確認してから、“合併しない”との結論を決めている)

町の現状をオープンにしたことは、自立を選んだ後にすぐ取り組まなければならなかった町財政の健全化計画の策定の際に、住民が納得しながらまとめ上げることに繋がり、何度も何度も議論を重ねてきた経験は、今の奈井江町の活力あるまちづくりに繋がっている。

これから、何か新たな困難が発生したときでも、臆することなく町民と議論を尽くし、解決に繋げる…、というのが奈井江町のスタンダードになった。
自治の芽を育てながら町政を運営していくこと。それは情報をオープンし、共有し、議論を重ねて行くプロセスそのものである。

さて、最後に今、国に望むことを述べて本稿を終わりにしたい。

それは、国民とあらゆる情報を共有しながら、解決策を見いだして欲しいということである。政権が交代し、様々な政策が提案されているが、国民に対して、説明責任をしっかりと果たしてほしいのである。これこそが、政策の実現に一番大事なことであり、どんな政権であろうと自治の原点であるからである。

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北 良治(きた りょうじ)
昭和50年、奈井江町議会議員。昭和54年、同副議長。昭和58年、同議長。昭和61年から現職。編集注:平成30年12月6日任期満了、引退。

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(編集後記)

今週末、沖縄で辺野古の基地建設埋め立てに関する県民投票が行われます。
同調圧力やしがらみに負けず、自分の心の声に寄り添った投票をして欲しいです。
そして私達は、投票集計の不正やデータの改ざんがないよう、見届けませんか。

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