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【No.210】”スモール イズ ビューティフル”をもう一度

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JIメールニュースNo.210  2005.8.5発行
“スモール イズ ビューティフル”をもう一度

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◆◆ 目 次 ◆◆
1.【”スモール イズ ビューティフル”をもう一度】
2.【第98回「J.I. フォーラム」のご案内】
3.【お知らせ】
4.【お詫び】
*みなさんのご意見をお待ちしています(800字以内でお願いします)。
info@kosonippon.org
頂いたご意見は、バックナンバーと共に「読者の声」として以下に掲
載しています。 http://www.kosonippon.org/cp-bin/wp/mailnews/log.html
不掲載をご希望の場合は、必ずその旨を明記して下さい。
また、氏名、肩書きは、特にご指示がなければそのまま掲載します。
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1.【”スモール イズ ビューティフル”をもう一度】
多摩大学大学院教授 望月 照彦
20世紀の産業思想は、フォーディズムに代表される大量生産・大量消
費・大量廃棄というものの考え方であった。”大きいものはいいことだ”とい
うコマーシャルのフレーズも思い出される。21世紀は、しかしこの同じ考
え方で進むのであろうか。むしろ、小さなことに美を見出す、すなわち「神
は細部に宿る」というような発想の転換が求められるのではないか。ビジネ
スでいえば、グローバル企業のような巨大なグループが存在する一方、コミ
ュニティビジネスと呼ばれる地域の身の丈サイズに合った問題解決型のス
モールビジネスが注目され、歓迎されるようになってきた。高齢者福祉、子
ども教育、生活品リサイクル、環境共生、芸術・文化活動といった地域課題
は、グローバル企業には無理で、決めの細かいスモールビジネスこそがアジ
ャストするのである。
地域おこしで有名な長野県・小布施では、地元の酒蔵が7社で合弁会社を
立ち上げ酒造りをしていた。これも大きいほうが市場競争力を持つという発
想であったが、アメリカからやってきたセーラーさんが無理やり元の酒蔵一
社一社に戻してしまった。おかげで生産ロットが少なくなり希少価値が増し
て、”桝一”というブランドなどは、超有名になり生産が追いつかないぐらい
の人気商品になってしまった。
まちづくりも酒蔵と同じで、大きくするよりも小さくしたほうが個性や比
較優位性を生み出しやすい。ブランドづくりのポイントでもある。その仕掛
け人のセーラー・マリ・カミングスさんも、東京でデヴューしたらただのア
メリカ人に過ぎなかったが、小布施という小村が背景で思い切ったことに挑
戦でき、ベスト・ウーマンに選ばれるまでになったのではないか。個性を殺
して大きくしても何の価値も生まないといういい事例であるが、最近の市町
村の広域合併などにもこの誤謬が多々見られる。
アメリカでもイギリスでも、田舎暮らしは都会人の究極の憧れで、先年コ
ッツウォルズのB&Bに泊まったら、その屋の主人が「長年のロンドンのポリ
ス勤めから開放されて、目的の小村暮らしが実現し、いまが最高の生活で
す」と語っていた。人類経済学者のシューマッハーが言った「スモール イ
ズ ビューティフル」という思想を地でいっているのである。
無性格な広域合併の大きな市域を増やすよりも、小さな小布施や湯布院や
黒川がたくさん存在するほうが「観光立国・日本」にも多大な寄与をするは
ずである。元気な小さな村や町が集まって、ぜひ”小村サミット”を開いても
らいたい。”小村学会”も設立したい。サミットのタイトルと学会の研究課題
は、むろん「規模の経済から、希望の経済へ」である。
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2.【第98回「J.I. フォーラム」のご案内】
飽食の「貧食国」日本
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「日本に帰ったら野菜がおいしくなかった」──。30年来ケニヤで生活
環境の指導に携わってきた岸田 袈裟さんの言葉です。(第79回JIフ
ォーラムより)
その一方で、世界中の食べ物が手に入り、テレビではグルメ番組が大盛況
です。
ダイエットやサプリメントが大流行の一方で、世界一食べ物が捨てられて
います。今の日本では、「食べ物」や「食べること」が身体を養うという本
来の役目から離れてしまっているように見えます。
その結果、様々な社会的問題が起こっているのではないかと、「キッズ・
シェフ」(味覚の授業)に取り組んでおられる三國清三さんと、子どもたち
に畑での野菜づくりを通して生きることの実感を教えている萩原さとみさん
をお迎えし、「食べること=生きること」の基本について大いに語っていた
だきます。
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日 時 : 平成17年8月31日(水)
会 場 : 銀座ソニービル8階 ソミドホール
開 演 : 午後6時30分(開場:午後6時00分)
ゲスト : 三國清三氏(「オテル・ドゥ・ミクニ」オーナーシェフ)
萩原さとみ氏(かあちゃん塾「ファーム・インさぎ山」代表)

主 催 : 構想日本
定 員 :160名
フォーラム参加費 :2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)
懇親会参加費   :3,500円
(ご希望の方は下記懇親会参加に○印をつけてください)
※ゲストを囲んで懇親会を開催いたします。
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参加ご希望の方は、8月30日までに出欠の是非を、下記のメールアドレス
にお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org
お名前
所属
ご連絡先

懇親会に     参加する      参加しない
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*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下まで。TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
フォーラム担当 西田まで。TEL 03-5275-5607
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3.【お知らせ】
構想日本と連携している「環境を考える経済人の会」が推薦するイベントの
ご案内です。
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ドキュメンタリー「小さな町の大きな挑戦」上映とトークイベント
(「地球環境映像祭」で最優秀賞を受賞)
■日時
9月4日(日) 開場 13時30分
開演 14時 (終了16時)
■場所
スペース&カフェ ポレポレ坐 (中野区東中野4‐4‐1 ポレポレ坐ビル
1F)
http://www.ne.jp/asahi/polepole/times/polepole/image/polepolezamap.gif
JR総武線  東中野駅 西口より徒歩1分
都営大江戸線 東中野駅 A1出口より徒歩1分
■料金
前売予約 2500円(ワンドリンクつき)
あらかじめメールでご予約いただき、料金は当日受付にて承ります。
当日券の販売については、金額を含めて未定です。
※詳細は、 http://blog.goo.ne.jp/ima-event でどうぞ。お申し込・お問
い合わせは ima-event@mail.goo.ne.jp へ。
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4.お詫び
7月29日発行のJIメールニュース209号「もったいない」から「MOTTAINAI」
への掲載文に、一部誤りがございました。お詫びして、以下の通り、訂
正させていただきます。
誤:日本JC発「もったいない」運動は、1994年から96年まで
正:日本JC発「もったいない」運動は、1994年から1999年まで
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発行:構想日本      発行責任者:加藤秀樹
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