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【No.217】国のあり方を根本から考えるということ

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JIメールニュースNo.217  2005.9.22発行
国のあり方を根本から考えるということ

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◆◆ 目 次 ◆◆
1.【国のあり方を根本から考えるということ】
2.【第99回「J.I. フォーラム」のご案内】
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1.【国のあり方を根本から考えるということ】
-靖国神社は必要か? 年金をやめてみたらどうか?-
構想日本 政策委員 丹治幹雄
この夏は休みを利用して10年ぶりに上海に行って来た。時速431キロ
のリニアモーターカーはすごかったし、確かに高いビルが林立し、高速道路
も充実し、バンド(外灘)にはマンハッタンの真っ只中にいるかと錯覚する
ような素敵なレストランも出来ている。しかし貧富の差が益々激しくなって
いるのか、あまり進歩したと感じなかったのは筆者だけだろうか?
丁度8月15日に現地にいたので、一日中テレビや新聞などの抗日報道に
つきあうことになった。あれだけ徹底した報道がされれば、国民の反日意識
は醸成されるのではないかと怖く感じた。しかし、例えば問題とされる靖国
問題については、国家賠償は済んでいるのだから、外国に言われて国内で二
分する議論が起こることは、国益にプラスとは思われない。それより国家の
意思で戦死に至った国民に哀悼の意を表するという観点から靖国は必要なの
か、我々国民の問題としての本質的な議論が行われる必要がある。
この原稿を書いている今、衆院選挙の真っ只中だ。郵政民営化とか、年金
問題とかの争点が提示されているが、議論が分かりにくい。郵政について言
えば、過疎地域でのサービスの必要性など、全てが市場原理で機能しないの
は事実だが、国家の巨大な金融機関が効率性を阻害するのは間違いのないこ
とであり、民営化は不可避だと筆者は考える。まずは原理原則から明確な選
択肢を提示することが重要だ。
この視線で年金問題を見た場合、気がつくのは、全ての論者が年金は当然
の権利と考えていることだ。でも、年金は一部自らが積み立てた部分はある
が、制度としては他人に老後の所得を補償してもらう仕組みだ。自ら生存で
きなければ滅びるしかないのが自然界の鉄則だとすれば、このような制度が
存在すること自体がおかしいのかもしれない。
身体障害を抱えているとか、様々な理由で支援すべきところがあるのは否
定しないが、結構元気なのに年金生活で悠悠自適、そうなると早く老化が進
むということもあるのではないか?いっそのこと年金を全廃して、高齢者で
も自分で稼ぐことを前提にしたらどうだろう。今なら、年金受給者は平均す
れば高額の貯蓄があるので、困る比率は低いかもしれないし、若年層はあき
らめている上に、高齢になるまでに時間があるので、準備することができる。
これもまた検討の対象に据えるべき選択肢かもしれない。
このような議論が進むことが、国のかたちを決める上で、最も求められる
ことではないか?
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2.【第99回「J.I. フォーラム」のご案内】

Boys be Ambitious!!
~ ある自治体職員の“プロジェクトX” ~
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不可能に見えることに挑戦しつづけ、ついに世の中を動かした二人のゲス
トを迎えます。まずは、亀甲さん。鹿児島・川辺町に23年間捨てられ続け
野ざらしになった焼却灰の処理に奔走し、自治体、地域住民、そして、学会、
企業を巻き込み6年後に世界的なダイオキシン無害化の新技術を生み出しま
した。もう一人は、石渡さん。千葉県下で活躍する産廃Gメン「グリーンキ
ャップ」の創設に参画。その後、全国最大級の不法投棄常習地帯、銚子市で
不法投棄ゼロを達成。現場から集めたデータ分析によって、不法投棄の実態
を構造的に解明しています。とかくクールがもてはやされる中で、お二人の
ホットな話を堪能してください。
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日 時 : 平成17年9月27日(火)
会 場 : 銀座ソニービル8階 ソミドホール
開 演 : 午後6時30分(開場:午後6時00分)
ゲスト : 亀甲俊博(川辺町職員・ダイオキシンと向かい合った取り組みで
世界的新技術に結実)
石渡正佳(千葉県職員・不法投棄を短期間でゼロにした)
コーディネーター:田中清行(市井文学株式会社代表取締役)ほか
主 催 : 構想日本
定 員 :160名
フォーラム参加費 :2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)
懇親会参加費   :3,500円
(ご希望の方は下記懇親会参加に○印をつけてください)
※ゲストを囲んで懇親会を開催いたします。
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参加ご希望の方は、9月26日までに出欠の是非を、下記のメールアドレス
にお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org
お名前
所属
ご連絡先

懇親会に     参加する      参加しない
—————————————————————–
*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下まで。TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
フォーラム担当 西田まで。TEL 03-5275-5607

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