【No.242】官から民へ、まずは第一歩
2006.03.24

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JIメールニュースNo.242  2006.3.24発行
官から民へ、まずは第一歩

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◆◆ 目 次 ◆◆
1.【官から民へ、まずは第一歩】
2.【第104回「J.I. フォーラム」のご案内】
*みなさんのご意見をお待ちしています(800字以内でお願いします)。
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頂いたご意見などは、バックナンバーと共に「読者の声」として以下に掲
載しています。 https://www.kosonippon.org/wp-manager/mailnews/log.html
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1.【官から民へ、まずは第一歩】
構想日本 政策スタッフ 志田玲子
政府が進めてきた公益法人制度改革。これは、理念の上では、官と民の関
係の根幹に関わる大問題です。明治以来、約100年ぶりとなる大改革の政
府案がこの国会に提出されました。その大きな柱は、
1.新たな非営利法人制度の創設
2.公益性を認定する仕組みの変更
です。
公益法人は、公益性がある=世の中の役に立つと法律上認められている法
人。しかし、現在の仕組みでは、法人の設立(許可主義)と公益性の認定が
セットになっており、しかも、公益性の認定は官=行政が不透明な基準で行
っているという問題があります。
今回の改革では、
1.一般的な非営利法人は、登記(準則主義)だけで設立ができる
2.公益性の認定については、
・有識者からなる合議制の委員会を国・都道府県に置き、その意見に基づき、
行政庁(内閣総理大臣または都道府県知事)が行う
これは、以下の点で大いに評価できます。
●公益性に関わらず、誰でも自由に非営利法人を設立できる
●公益性の認定に民の判断をとり入れる
構想日本は、設立当初より約10年にわたって、公益を官が一律一元的に
担う仕組みから、民が担う仕組みへ変えることを訴え続け、閣議決定への提
言反映など、さまざまな活動を展開してきました。
(過去の活動については、以下をどうぞ。
https://www.kosonippon.org/wp-manager/prj/c/?no=08 )
その提言活動がようやく実を結ぼうとしていますが、残された問題として、
寄付税制等関連税制の議論があります。これについては、今秋政府の税制調
査会で議論が開始される予定です。
このように、公益法人に関する制度改革は今年が正念場。今後、民間の非
営利活動がより活発になるような改革が実現されるよう、みなさんも一緒に、
声をあげていきましょう。
※政府の公益法人制度改革については、以下をどうぞ。
http://www.gyoukaku.go.jp/index.html
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2.【第104回「J.I. フォーラム」のご案内】
ホスピタリティが社会を変える
~おかみさん、old and new~
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最近、「食」とか「もてなし」という言葉をよく見聞きします。というこ
とは、私たちは普段あまり癒されたり、もてなされたりしていないというこ
となのでしょう。マニュアル化や数学上の効率、優劣比較が限界まで来てい
るのかもしれません。
日本の旅館は元来、もてなしの宝庫でした。それを支え、また再生しつつ
ある「おかみさん」のホスピタリティの力が、企業経営にも、地域の活性化
にも、いかに大切でまた有効か具体的に語っていただきます。
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日 時  : 平成18年3月28(火)
会 場   : 銀座ソニービル8階 ソミドホール
開 演  : 午後6時30分(開場:午後6時00分)
ゲスト  : 井門 隆夫(ツーリズム・マーケティング研究所 主任研究
員)
小田 真弓(和倉温泉「加賀屋」女将:石川県七尾市)
パトリス・ジュリアン(ライフスタイルデザイナー)
山根 多恵(温泉津温泉「吉田屋」若女将:島根県大田市)
主 催   : 構想日本
定 員  : 160名
フォーラム参加費:2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料で
す)
懇親会参加費  :4,000円(ご希望の方は下記懇親会参加に○印をつ
けてください)
※ゲストを囲んで、「銀座クルーズ・クルーズ」(03-5568-7770)で懇親会
を開催いたします。 http://www.ginza-cruise.co.jp/ginza/index.html
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参加ご希望の方は、3月27日までに出欠の是非を、下記のメールアドレス
にお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org
お名前
所属
ご連絡先

懇親会に     参加する      参加しない
—————————————————————–
*参加申し込みに関するお問い合せは、事務局 木下まで。
TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、フォーラム担当 西田陽光まで。
TEL 03-5275-5607
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