【No.267】構想日本でのインターンシップを終えて
2006.09.22

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JIメールニュースNo.267  2006.9.22発行
構想日本でのインターンシップを終えて
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◆◆ 目 次 ◆◆
1.【構想日本でのインターンシップを終えて】
2.【第110回「J.I. フォーラム」のご案内】
3.【構想日本から最新刊のご案内】
※好評の「ポリ吉ブログ」もご覧ください。 http://blog.kosonippon.org/
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1.【構想日本でのインターンシップを終えて】
香川 将美
(東京大学公共政策大学院 公共管理コース2年)
「政策シンクタンク」という言葉を聞いて、多くの人が持つイメージは、「委託を
受けたときに仕事が始まり、後はひたすら調査・研究をしている組織」だと思
います。当初は、私自身もこうしたイメージを持っており、インターンシップを応
募した動機も、「政策づくりのノウハウを学びたい」という漠然としたものでした。
しかし、構想日本のやっていることは、こうしたイメージとは全く逆でした。政
策立案をするにあたって、まず現場に入っていくことから始め、そこで何が問
題なのかを見極める。そして、その解決策を、議員、行政、民間、市民等の
協力をもとに、政策としてまとめ上げていく。このように、常に社会と関わりな
がら政策をつくるというスタイルが構想日本のやり方なのだと解釈しました。
「現場主義」と、各分野の専門家のネットワークをつくることによって得られる
「総合性」を重視して、政策提言をする、数少ない団体だと思います。
「小さな政府」や「分権社会」へ移行しようとしている現在、このような団体は
重要な役割を持っていると思います。これらの社会では、民間セクターや住
民の存在感が増すとともに、その責務も大きくなります。したがって、民間部
門や住民は、国に対して「言いっぱなし」や「欲しいものを求めるだけ」ではな
く、公益を考えた、現実性のある政策を作る必要があります。構想日本は、
社会の様々なアクターと協力しながらも、このような「民からの政策提言」の
比重が増す社会の到来に向けて、行政、民間、市民に刺激を与えている団
体だと感じました。
こうした団体である構想日本でインターンシップをしたことによって、スタッフの
方々を含め、実務の世界の第一線で活躍しておられる方々の声を聞くことが
できたり、今、現実に起こっている問題についてどう対処していくべきか、とい
うことを考える機会をもつことができたりしたことは、大変貴重な経験でした。
振り返って見ると、インターンシップの当初の目的であった「政策立案能力の
開発」ということよりも、構想日本という組織そのものを知ることで、政策立案
の新しい形を学ぶことができたのが、最も大切なことだったと思います。
また、社会人としてのコミュニケーション能力といったものも厳しく問われたと
思います。例えば、資料を作成するに当たって、相手が欲しがる情報が何か
をはっきり認識し、それをわかりやすい形にアウトプットすることが重要だと思
いました。
構想日本でのインターンシップを経験して、非常に多くのことを学ぶことができ
ました。自分が将来どのような仕事につくにせよ、ここで学んだことは社会に
十分に生かすことができると思います。同時に、構想日本に関わった者として、
前述のような政策づくりの新しい価値観を、さらに社会に広めていくことに少し
でも貢献することが、自分の使命だと感じています。

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2.【第110回「J.I. フォーラム」のご案内】
中国人とのつきあい方
─ その極意は「金」と「主義」!? ─
日中関係。外交ではギクシャクする一方、経済的には拡大を続けています。し
かしまた、中国で本当に成功している日本企業は少ないとも言われます。とか
く中国人と付き合うのはむずかしい、のでしょうか。外国や外国人とのつきあい
において、目の前の政治や経済の動きよりも歴史や文化を見たほうが相手の
本質がよくわかるものです。今話題の「貝と羊の中国人」の著者、加藤徹さんと
NHKドラマ「大地の子」に出演後、中国での小学校建設にご尽力された十勝花
子さんのお二人に、具体的な話題を通して中国人の本質についてお話いただき
ます。
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★★会場が変更になりました。ご注意ください。★★
日 時 : 平成18年9月26日(火)
会 場 : グランドアーク半蔵門 4F 富士の間・西
千代田区隼町1番1号 TEL 03-3288-0111(代)
(http://www.grandarc.com/access/access.htm)
開 演 : 午後6時30分(開場:午後6時00分)
ゲスト : 加藤 徹(広島大学助教授)
十勝 花子(女優)
主 催 : 構想日本
定 員 : 160名
フォーラム参加費 :2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)
懇親会参加費   :4,000円
(ご希望の方は下記懇親会参加に○印をつけてください)
※ゲストを囲んで、下記の会場で懇親会を開催いたします。
「桂園 香港酒家 半蔵門店」
千代田区麹町1-5-3 麹町MCMビル1F TEL 03-5226-8889
(http://tokyo.qlep.com/shop/2716/)
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参加ご希望の方は、9月25日までに出欠の是非を、下記のメールアドレス
にお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org
お名前
所属
ご連絡先

懇親会に     参加する      参加しない
—————————————————————–
*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下まで。TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
フォーラム担当 西田まで。TEL 03-5275-5607
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3.【構想日本から最新刊のご案内】
9月20日に、構想日本の最新刊が出版されました。
ご好評いただきました『構想日本シリーズ』の第4弾です。
各地の大型書店およびネット書店で販売中です。ぜひご覧ください。
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≪タイトル≫ 『構想日本 第4巻 政治時評』
≪編者≫ 構想日本J・I・フォーラム
≪価格≫ 1575円(税込)
≪内容≫
●民主党崩壊、小泉時代終焉、日本の政治はどこへ行く?
麻生外務大臣、谷垣財務大臣、北側国土交通大臣、額賀防衛庁長官による
緊急提言をはじめ、石破茂、岡田克也、蟹瀬誠一、菅直人、榊原英資など
錚々たる政治家・論客、総勢40名が今の政治を読み解き、これからの日本を
考える。特別企画「検証・小泉改革5年間」では、櫻井よしこ(道路公団改革)、
三浦展(格差社会)などの諸氏が小泉政権を総括。
≪版元≫ 水曜社
https://www.kosonippon.org/wp-manager/project/detail.php?m_project_cd=458&m_category_cd=38
(こちらのホームページもご覧ください。)
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≪姉妹書≫
『構想日本 第1巻 日本再考 』  水曜社
編者:構想日本J.I.フォーラム / 価格:1,575 (税込)
『構想日本 第2巻 現代の世直し』 水曜社
編者:構想日本J.I.フォーラム / 価格:1,575 (税込)
『構想日本 第3巻 温故知新』 水曜社
編者:構想日本J.I.フォーラム / 価格:1,575 (税込)
※詳しい書籍情報は下記ホームページでご覧いただけます。
≪構想日本の書籍一覧≫
https://www.kosonippon.org/wp-manager/books/index.php
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