メールマガジン

【No.452】「つなぐ仕事」の可能性

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J.I.メールニュースNo.452 2010.05.20 発行
「つなぐ仕事」の可能性

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◆◇ 目 次 ◇◆
【1】 「つなぐ仕事」の可能性
立教大学AIIC特任准教授/AIICクリエイティブラボ副所長 見山謙一郎
【2】 事業仕分け担当者(事務局補佐)を急募します
【3】 第154回J.I.フォーラムのご案内 5月27日開催

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【1】 「つなぐ仕事」の可能性
立教大学AIIC特任准教授/AIICクリエイティブラボ副所長 見山謙一郎
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私は、1990年に住友銀行に入行し、15年半銀行員をしていたが2005年10月末に非営
利の金融組織(NPOバンク)に転職した。国内の著名な音楽アーティストによっ
て設立されたこのNPOバンクは、音楽活動で生み出された資金を、環境プロジェ
クトに融資する目的で設立された。銀行から非営利セクターへの転身は皆無で、銀
行側からはさすがに驚かれた。その後5年がすぎた。私が取り組んできた仕事を敢え
て一言で表すなら、つながっていないものを、「つなぐ仕事」と言えるのではない
だろうか。
異なるものをつなぐことで新たな動きが起き上がる。私なりの「つなぐ仕事」につ
いて、これまでの取り組みを少し触れてみる。NPOバンク時代、『アーティスト』
と『金融』をつないだのは、『人』の応援という要素だった。環境プロジェクトに
融資を行うことで、そのプロジェクトを担う『人』を応援することにつながる。融資
をしたアーティストは、環境プロジェクトに取り組む『人』への経済的支援を通じて
プロジェクトへの関わりを当事者として実感することが出来きた。融資は環境改善活
動の重要な手段であったのだ。
NPOバンクを3年間取り組んだ後、地方銀行全64行が参加する「日本の森を守る地方
銀行有志の会」の活動にアドバイザーとして取り組んでいる。それは『金融』と『森』
を、『地域』というキーワードでつなごうとしている。『地域』というキーワードに
は、地域産業や農林漁業、そして勿論『森』も含まれる。『地域』の経済を支援する、
地方銀行の本来業務の延長線上に、『森』を守る活動が存在するのである。
私は、もう一方で、立教大学で、2006年に農民の自立支援の少額融資(マイクロ・ファ
イナンス)でノーベル平和賞を受賞したグラミン銀行など、アジアの4機関と協働で研
究を行う、“AIICクリエイティブラボ”(http://aiic-rikkyo.org/organization/grcl/index.html)
構築への挑戦に取り組んでいる。このプロジェクト(http://aiic-rikkyo.org/index.html)は、
我が国の企業、行政と協働し、ビジネスの手法を用いて、途上国の貧困問題を解決しよう
という、ソーシャルビジネスの実践型研究である。『途上国の貧困問題』と『ビジネス』を
何でつなぐべきか、今まさに苦闘中であるが、私は、“技術”や“ノウハウ”という表層的
なものだけでなく、日本人が培ってきた『感性を重んじた共感性や寛容性』という内面的
なものが、これらをつなぐ触媒になるのではないかと、密かに感じている。
更には、大学自身が、社会から隔離された孤立した存在でなく、地域社会や企業や行政と
連携し、今後の社会発展に資する知的基盤を提供することは、社会に開かれた“新時代の
大学像”を創造していくことにつながって行く。この点で、このプロジェクトが『大学』
と『社会』をつなぐ触媒になれることを強く願っている。

『元銀行マンの准教授が語る「腹に落ちる」環境学』ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/category/s-miyama_econews

【2】 事業仕分け担当者(事務局補佐)を急募します
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構想日本では、業務拡大につき事業仕分け担当者(事務局補佐)を急募します。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.kosonippon.org/cp-bin/wp/shiwake/municipality_sort/detail.php?m_project_cd=825

【3】 第154回J.I.フォーラムのご案内
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あらためて「社会」について考えよう
介護疲れ、派遣切り、借金苦、DV、自殺など、暗い報道があふれています。
一方で、大都会の繁華街はにぎわい、夜も煌々と明かりがつき、食べ物は日々
山のように捨てられています。
これらに対して「識者」たちは景気対策だ、セーフティネットだ、また省資源
だ、環境だと政治や行政に様々な注文を出したり私たちに色々と教えてくれる
のですが、これもコメントの大量消費に終わっているように見えます。もはや
世の中の「部品」ごとの議論ではまにあわないレベルで、私たちの社会のあり
方や生き方が問われているのかもしれません。
宗教、経済、自殺対策とそれぞれの異なる視点で、しかし「現場」をふまえて、
行動をしている3人の方に私たちが今、何を最も真剣に考えないといけないのか
議論して頂きます。

○日 時: 平成22年5月27日(木) 18:30~20:30
○会 場: 日本財団ビル2階 大会議室
港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111(代)
http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html
※会場のセキュリティの都合上、本案内状を会場1階で提示してください。
○開 演: 18時30分 (開場:18時00分)
○討論者: 中西 徹(東京大学大学院総合文化研究科教授)
町田 宗鳳(広島大学環境平和学プロジェクト研究センター所長)
清水 康之(NPO法人自殺対策支援センターライフリンク代表)調整中
○聞き手: 加藤 秀樹(構想日本代表)
○主 催: 構想日本
○定 員: 160名
○フォーラム参加費: 2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)
○懇親会参加費: 4,000円
(ご希望の方は下記懇親会参加に○印をつけてください)
※ゲストを囲んで、下記の会場で懇親会を開催いたします。
「トラットリア・イ・プリミ 虎ノ門店」
港区虎ノ門2-2-1 JTビル1F TEL 03-3589-5812
(http://www.ep-tokyo.com/iprimi/toranomon/)
————————————————————–
参加ご希望の方は、5月26日までに出欠の是非を、下記のメールアドレス
にお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org
お名前

所属

ご連絡先

懇親会に     参加する      参加しない
————————————————————–
*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下明美まで。TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
フォーラム担当 西田陽光まで。TEL 03-5275-5607
————————————————————–

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