【No.55】電子投票時代:「選挙運動の方法」も自由化を! 発行日::2002/07/12
2002.07.12

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電子投票時代:「選挙運動の方法」も自由化を!
JIニュースNo.55  2002.7.12
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■■ 目次 ■■
1.《政策ラウンジ》電子投票時代:「選挙運動の方法」も自由化を!
2.《報告》国会議員に対する「政治とお金アンケート」結果報告
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1.《政策ラウンジ》電子投票時代:「選挙運動の方法」も自由化を!
6月23日、全国初の電子投票が、岡山県新見市の市長・市議選で実
施されました。
電子投票により、名前の書き間違いなどによる無効投票がなくなりま
した。無効投票が前回(1994年)は、市長選で242票、市議選で
214票ありましたが、今回は不在者投票(電子投票ではなく、自書式)
の53票(市長選)、29票(市議選)のみでした。
開票作業の時間も短くなりました。前回は85名の職員で市長選は4
時間25分、市議選は3時間かかりましたが、今回は2名で25分でし
た。(ただし、不在者投票は42名で2時間かかりました。)

投票方法の改革も意味のあることですが、さらに必要なことは「選挙
運動の方法」の改革です。
JIニュースNo.36「世にも不思議な日本の選挙運動」(2002.3.1発
行、 https://www.kosonippon.org/wp-manager/mailnews/log.html?no=43 )でも、
紹介したように、日本の選挙運動は、公職選挙法によって、世界でも例
のない細かい規制が設けられ、その結果、候補者は画一的で窮屈な選挙
運動をするしかなく、有権者は候補者の資質を十分知ることができませ
ん。
構想日本は、1999年から、選挙運動の方法の改革として、主に、
以下の3点を提言しています。
◆ 誰もが選挙期間中に、自由に「公開討論会」を開けるようにする。
◆ 選挙期間中の「公開討論会」を放映・放送してもよいことを法律に明
記する。
◆ ホームページによる選挙運動を自由化する。
( https://www.kosonippon.org/wp-manager/doc/?no=129 )
構想日本が一昨年の衆議院選挙の前後にアンケート調査を行った結果
から、有権者は、公開討論会、テレビ放送、インターネットなどによっ
て、候補者の政策やビジョン、人柄など、多くの情報を得たいと考えて
いることがわかりました。
アンケートの詳細は、以下をご覧下さい。
https://www.kosonippon.org/wp-manager/doc/?no=56
https://www.kosonippon.org/wp-manager/doc/?no=51
そのうち、インターネット等を用いた選挙運動については、現在、総
務省の「IT時代の選挙運動に関する研究会」によって議論され、8月
上旬に、ホームページの自由化を認める報告書が発表される予定です。
( http://www.soumu.go.jp/singi/it_senkyo.html )
しかし、「公開討論会とそのテレビ放送」については、まだ、選挙制
度審議会や与党内で議論さえされていません。
構想日本は、今後、審議会メンバーや関係諸議員に、訴えていく予定
です。
候補者の情報をもとにその資質を判断し、実際に投票するのは私たち
有権者の責務ですが、その前提として、様々な機会を通して候補者の
「顔」が見えるような環境づくりをめざします。
ぜひ、みなさまの御意見をお寄せください。
(文責:「公選法改正」プロジェクト担当 山谷 真名)
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2.《報告》国会議員に対する「政治とお金アンケート」結果報告
2002年4月~6月、衆参の全国会議員(727名)を対象に「政治とお金」
アンケートを実施しました。
例えば、
「政治家個人ごとの収支報告書を公開することを義務付けることに賛成で
すか。」という質問には、「賛成」85%、「反対」8%、「その他」7
%でした。
結果の詳細は、「構想日本 政治家・政策データベース」で公表してい
ます。( http://db.kosonippon.org/ )
「構想日本 政治家・政策データベース」では、各国会議員の名前を入
力するだけで検索可能で、各国会議員の基本データ、アンケートに対する
ご回答をご覧になることができます。また、アンケート集計結果をご覧に
なることができます。また、アンケート集計結果や回答一覧表なども掲載
しています。
現在、データベース・システムを改良中です。今後も、政治家と有権者
の架け橋をめざしたいと思います。みなさまのご意見をお待ちしています。
(文責:「政治家・政策データベース」プロジェクト担当 山谷 真名)
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