メールマガジン

【No.597】「みんなで生きる」 ~JOCSの海外医療協力及び被災者支援の現場から~

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J.I.メールニュース No.597 2013.04.04発行

「みんなで生きる」
~JOCSの海外医療協力及び被災者支援の現場から~

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【1】「みんなで生きる」
~JOCSの海外医療協力及び被災者支援の現場から~
日本キリスト教海外医療協力会(JOCS)総主事 大江 浩

【2】 第188回J.I.フォーラム 4月25日(木)開催予定

【3】 代表加藤によるYahooニュース記事を更新!

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【1】 「みんなで生きる」
~JOCSの海外医療協力及び被災者支援の現場から~
日本キリスト教海外医療協力会(JOCS)総主事 大江 浩
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JOCSは、1938年の日中戦争時代の中国難民救済施療班の活動を原点
として、日本の海外医療協力NGOの草分けとして1960年に設立され
ました。私達の使命は、アジア・アフリカでの地域に根差した保健
医療協力活動(医療者の派遣、現地医療スタッフの奨学金支援など)
です。それは「最も貧しく弱くされた人々と共に生きる」働きとも
言えます。

活動の一つのエピソードです。ネパールの僻地医療に尽くした岩村
昇医師(1962年から18年間)のお話です。岩村医師は村での医療キ
ャラバン隊の活動からの帰路、重病患者のお婆さんを3日間担いで、
病院まで運んでくれたネパールの青年にお礼のお金を渡そうとしま
した。彼はそれを受け取らず、「サンカイ・ジウナコ・ラギ」(ネ
パール語で“みんなで生きる”の意味)という言葉を残して去って
いきました。JOCSは、そのように貧しくとも人々が支え合う豊かさ
に学びながら、活動を続けています。

JOCSは海外のみならず、日本においても活動をしています。3.11の
発災後に開始したJOCSの被災者支援は、仙台を皮切りとして釜石を
中心に行い、福島にも広がっています。釜石での支援活動は、当初
の避難所での巡回診療などから、仮設住宅や孤立集落の在宅被災者
の方々への「保健とケア」に移っていきました。派遣している看護
チームやカウンセラーの働きは”Care(ケア)”と”Cure(治癒)”
を繋ぐ役割です。

被災者の深い痛みは、「過去」になることです。被災者の方々は、
明日を絶たれ、光も出口も見えない闇のトンネルを一人ぼっちで歩
いているような状況なのです。私達はその孤立・孤独、痛みに寄り
添い続けたいと思っております。「よそ者にはできない」こともあ
りますが、「よそ者だからできる」こともあると信じ、「患者を待
つのではなく、患者のもとへ赴き・留まる」-私達の途上国の医療
過疎地での活動経験が、国内の被災地で生かされています。

私達が尊敬するインドのキリスト教病院に”We Treat, God Heals”
(私達は治療を行う。神様が癒して下さる)という言葉が掲げられ
ています。TreatをServeに置き換えれば「仕える」という言葉にな
り、更にCareに置き換えれば「愛する・大切にする」という意味に
なります。それは私達一人ひとりに求められていることです。私達
は「微力」ではあっても、決して「無力」ではありません。たとえ
私達の働きが大海の一滴であったとしても。

大江 浩(おおえ・ひろし)

YMCA(神戸22年間、横浜4年間)に奉職の後、2006年4月より公
益社団法人日本キリスト教海外医療協力会(JOCS)の総主事と
して現在に至る。阪神大震災以降、国内外の緊急支援に従事し、現
在も途上国における保健医療協力の傍ら、東日本大震災の被災者支
援に関わっている。

JOCSのwebsite http://www.jocs.or.jp

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きは、特にご指示がなければそのまま掲載します。匿名、ハンドル
ネームをご希望の場合は必ず明記して下さい。なお、盗作、名誉毀
損、人権侵害、差別的な記述などの投稿は禁止いたします。
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【2】 第188回J.I.フォーラム 4月25日(木)開催予定
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社会を変えるシンクタンクについて考えよう

構想日本の活動が17年目に入りました。構想日本の提言が具体的な
形で実現したものは、事業仕分けをはじめ16年間で30項目以上に上
ります。これまで構想日本は、どんな「社会」を目指しているのか
について語ってきませんでした。社会の部品である「政策」を出す
のに徹してきたのです。この機会に「社会」について少し話したい
と思います。そして、なるべく大勢の人から意見や質問、ダメ出し
などを頂きたいのです。そうやって「世直しの輪」を拡げていく第
一歩にしたいと考えています。よろしくお願いします。(加藤秀樹)

○日 時: 平成25年4月25日(木)

○会 場: 日本財団ビル2F 大会議室
港区赤坂1丁目2番2号 TEL : 03-6229-5111
(http://www.nippon-foundation.or.jp/about/access/)

○登壇者: 加藤 秀樹(構想日本代表)

○懇親会: 「頤和園(いわえん)溜池山王店」
港区赤坂1-1-12 TEL 03-3584-4531
(http://www.iwaen.co.jp/)

※詳細、お申し込みはこちらから
http://www.kosonippon.org/cp-bin/wp/forum/detail.php

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*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下明美まで。    TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
フォーラム担当 西田陽光まで。TEL 03-5275-5607
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【3】代表加藤によるYahooニュース記事を更新!
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代表加藤秀樹が、Yahooニュースにオーサーとして投稿している記事
が更新されました。ぜひ御覧ください。

◆3月28日

「あなたの街の建物は本当に必要?公共施設の見直しは喫緊の課題」

http://bylines.news.yahoo.co.jp/katohideki/20130328-00024119/

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