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【No.631】心のスイッチ |Paix2(ぺぺ)Megumi氏 Manami氏|

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J.I.メールニュース No.631 2013.11.28発行

「心のスイッチ」

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【1】<巻頭寄稿文>
「心のスイッチ」
Paix2(ぺぺ)Megumi Manami

【2】<お知らせ>

(1) 第195回J.I.フォーラム  本日開催
「小さいことは面白いことだ~市町村長企画第二弾
『町村長に聞く~』」

(2) 【12月の仕分け】
12/21(土)、22(日)、23(月・祝) 銚子市事業仕分け

(3) 国民総仕分け人サイト「JUDGIT!」本格稼働!
http://judgit.net/

(4) 第196回J.I.フォーラム  12月15日(日)開催
「事業仕分けがもたらしたものと今後に向けて -より
オープンな自治体のための市長と住民の双方向の議論-」

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【1】 「心のスイッチ」
Paix2(ぺぺ)Megumi Manami
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全国各地の矯正施設(刑務所・少年院)へ「Prisonコンサート」
を行うようになって13年、その回数は、330回以上になりました。
今では「受刑者のアイドル」という異名で呼ばれることもあります。

しかし、デビュー当初は「芸能界」という煌びやかな世界に「夢」
を描いていたので、「Prisonコンサート」を行うようになるとは夢
にも思いませんでした。

私たちPaix2(ぺぺ)とマネージャーの片山さんが一台の車に乗り、
音響機材を自分たちで準備して、このコンサートを行います。ボラ
ンティア活動になるので、収益に繋がる事はありません。「Prison
コンサート」を行えば行うだけ、お金と労力は出ていくばかりです。
皆で行動する経費が無かった事も一度や二度ではありませんでした。
その度に片山さんは、自分の財産を切り崩しながら活動費を捻出し
ていました。

音楽仲間には「そんな意味の無い事をしていても名前は売れない
し、お金にならないし、止めた方がいいよ」と何度も言われ、「も
う駄目だ。歌手なんてやめたい…」と思うことさえありました。そ
んなことを考えてしまうようになっていた時、刑務所を出て社会復
帰をされた方が、Paix2(ぺぺ)が参加しているイベントやコンサ
ートに来て「これからは『社会』でPaix2(ぺぺ)を応援します」
と言ってくださるようになりました。それが励みになり、ここまで
継続できるようになっていったのだと思います。

刑務所でのコンサートは、通常「慰問」と呼ばれています。しか
し、私たちは「慰問」という言葉は使いません。何故なら、刑務所
にいる人数以上の被害者の方々が社会にいるからです。そう考えた
時に「慰問」という表現は適切ではないと考えるようになりました。
受刑者の皆さんにとっては、非日常的な「Prisonコンサート」。
このコンサートを通して同じ時間を共有する訳ですから、「生き
るとは…」「幸せとは…」など、何かを考える時間にしなければな
らないと思っています。

コンサート回数を重ねていくことで、受刑者の皆さんの目の表情
から、その人の心の叫びが何となく理解できるようになっていきま
した。「あの時、こうすればよかった…」「何故、あんなことをし
てしまったのだろう…」「もしも時間が元に戻せるのなら…」そん
な思いが胸に突き刺さって来るのです。そして、受刑者の皆さんの
瞳が潤んで濡れている事に気が付きます。

人は、誰もが心にさまざまなスイッチを持っています。

「楽しいスイッチ」「怒りのスイッチ」「悲しいスイッチ」など…。

もしも間違ったスイッチを押してしまったのであれば、その先には、
後悔しか残りません。人として間違いの無い、正しいスイッチを心
の中で押し続けたいものです。

「Prisonコンサート」を通して、受刑者の皆さんがこの先人とし
て人生を取り戻すことになるのであれば、私達もこのコンサートを
ずっと続けて行けると思うのです。

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Paix2 (ぺぺ)  [井勝めぐみ(Megumi)・北尾真奈美(Manami)]

「ぺぺ」は北尾真奈美と井勝めぐみからなる女性デュオ。グループ名
『Paix2』は、フランス語で『平和』の意味。

1998年12月日本縦断選抜歌謡祭 鳥取県大会で出会い、2000年04月
『風のように春のように』でインディーズデビュー。 翌年にはメジャ
ーデビューを果たす。2002年に『Prison(プリズン)コンサート』を
開始する。『矯正教育に多大な影響がある』との賞賛をあび、全国の
矯正施設からのコンサート依頼が殺到する。

マスコミで大反響を受け『受刑者のアイドル』となり、テレビ・新聞・
雑誌などで特集される。2004年『ひとりでできるもん!どこでもクッキ
ング』(NHK教育)の エンディングテーマ 『SAYいっぱいを、ありがと
う』をリリース。2005年と2008年には法務大臣表彰を受け感謝状を贈呈
される。その後毎年のように様々な施設から表彰、感謝状が贈られ、
2012年法務省矯正局長、防衛大臣からも感謝状を贈呈されている。第3
回作田明賞を優秀賞。自叙伝『逢えたらいいな~プリズン・コンサート
300回達成への道のり~』(鹿砦社)を刊行。
2013年05月2ndアルバム『HANA 爛々と』ほか多数発売中。

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【Pai×2(ぺぺ)ライブ情報!】
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第193回フォーラムのゲストであり、今回の寄稿者Paix2様から、
素敵なお知らせが届きました。ご興味のある方は、是非ご参加下さい。
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【早めに来ちゃったXmas(すぺしゃる)アコーステックライブ!】

○日程:12月4日(水)

○場所:汐留BLUE MOOD
(東京都中央区築地5-6-10 浜離宮パークサイドプレイス1F)

○時間:開場18:00
開演19:00~

○チケット料金:前売り予約 3,000円
当日券   3,500円
1ドリンク制 1ドリンク「500円」

○サポートメンバー:Guitar 松ヶ下 宏之 (Bluem of Youth)
Piano  高橋 雅人

※ ご予約はpaix2@paix2.com までメール、
又は 電話:090-9680-1207「片山」迄!

【スタッフのひと言】

「今回の企画はスペシャル企画、皆様と親しくワイワイと楽しいお話
をしながらの進行で進めます。特別企画『Paix2(ぺぺ)のお宝オ
ークション』もあるかも知れません。人数限定ですのでお早めにお
申し込みください」

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*みなさんのご意見をお待ちしています。(800字以内でお願いします)
info@kosonippon.org
いただいたご意見はバックナンバーと共に「読者の声」として以下
に掲載しています。
http://www.kosonippon.org/cp-bin/wp/mail/index.php

※不掲載をご希望の場合は必ずその旨を明記して下さい。氏名、肩書きは、
特にご指示がなければそのまま掲載します。匿名、ハンドルネームをご
希望の場合は必ず明記して下さい。なお、盗作、名誉毀損、人権侵害、
差別的な記述などの投稿は禁止いたします。
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【2】 (1) 第195回J.I.フォーラム    本日開催
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「小さいことは面白いことだ」
― 市町村長企画第二弾「町村長に聞く」 ―

「大きいことはいいことだ」私たちの周りにはこんな感覚が多いと思い
ます。自治体も合併して大きくなりました。それでもまだ小さな町や村が
残っています。その中で、小さいからやっていけない、ではなくベンチャ
ー企業のように小さいからユニークなことをやり元気な町や村があります。
そんな町長、村長さんに大いに語っていただきます。

○日時:本日11月28日(木)18時30分~20時30分(開場18時00分)

○会場:日本財団ビル2階 大会議室

○ゲスト:伊藤 実  愛知県豊根村長
片山 健也 北海道ニセコ町長
笹野 寛  岡山県新庄村長

後藤 健市 合同会社 場所文化機構 代表

コーディネーター:加藤 秀樹(構想日本 代表)

○フォーラム参加費:一般 2,000円 / 学生 500円(学生証提示)
(シンクネット・構想日本会員は無料です)

○懇親会「頤和園(いわえん)溜池山王店」(懇親会費 4000円)

※ フォーラムへの参加はHPのフォームから、もしくはこのメール
にご返信をお願いします。
(J.I.フォーラムへのお申込み:
http://www.kosonippon.org/cp-bin/wp/forum/regist.php?m_forum_cd=295)
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【2】 (2) 【12月の仕分け】
12/21(土)、22(日)、23(月・祝)銚子市事業仕分け
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現在、銚子市は、何の対策も打たなければ25年度決算が赤字に
なる恐れがあるほど危機的な財政状況にあります。 構想日本で
は銚子市行財政改革審議会にオブザーバー参加するなど全面的に
協力することになりました。今回の事業仕分けは、市民とともに
財政再建とその後の銚子市の発展の方向性を打ち出すための大き
な柱と位置付けられています。3班体制で3日間という、近年では
最大規模の仕分け作業です。既にメディア等で大きく取り上げら
れています。是非ご参加ください。

○銚子市事業仕分け

【日程】12月21日(土)、22日(日)、23(月・祝)

【構成】1班6名(コーディネーター+構想日本選定仕分け人5名)×3班体制
市民判定人:無作為抽出で2500名に送付。応募のあった市民により
構成

【お問い合わせ】
銚子市 行政改革推進室 行政改革推進班 TEL:0479-24-8912

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【2】 (3) 国民総仕分け人サイト「JUDGIT!」本格稼働!
http://judgit.net/
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誰でも家からスタンプを押したりコメントを書いたりして国の事業に
対して意思を表明できるウェブサービス「JUDGIT!(ジャジット)」がつ
いに本格稼働、11月19日に記者発表し、約30名の記者にお集まりいただ
きました。

まずは試してみてください。そして、ご家族、お知り合いに是非すす
めて下さい。コメントする人が多いほど、政治家や官僚を動かすことが
できます。トップページに登録画面があります(もちろん無料)。
わかりにくいところがあれば、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。

担当:伊藤・田中 TEL:03-5275-5607
E-mail:shiwake@kosonippon.org
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【2】 (4) 第196回J.I.フォーラム  12月15日(日)開催
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事業仕分けがもたらしたものと今後に向けて
-よりオープンな自治体のための市長と住民の双方向の議論-

茨城県内では6市町で14回も事業仕分けが実施されており、神奈川県に
次ぐ全国2番目の多さです。しかも、14回すべての仕分けで市民が判定に
参加(市民判定人)しているのは全国で茨城県だけです。つまり、茨城
県は「オープンガバメント」の最先進地域と言えるのです。

そこで、事業仕分けの実際の効果や先進「オープンガバメント」の状
況について、3市長が一堂に会し、住民と双方向の議論をすると同時に、
ひろく全国に発信していきます。

○日時:12月15日(日)14時00分~16時00分(開場13時30分)

○会場:千代田公民館講堂(茨城県かすみがうら市上佐谷991-5)

○ゲスト:海野 徹 (那珂市長)
片庭 正雄(つくばみらい市長)
宮嶋 光昭(かすみがうら市長)
加藤 秀樹(構想日本 代表)

コーディネーター:伊藤 伸(構想日本 総括ディレクター)

○フォーラム参加費:無料

※ 12月のフォーラムは、初の“地方開催”です。ご注意ください。
尚、12月のフォーラムでは、懇親会はございません。

※ 12月の第196回フォーラムは入場無料で行います。
したがって、フォーラム開催にかかる交通費などの諸経費は全て
構想日本の負担です。そこで、オンライン寄付を集める「Just
Giving Japan」で、このフォーラムの開催に関する寄付を募集
することにしました。少しでも応援して頂けると大変嬉しいです。
http://justgiving.jp/c/9337

構想日本は、12月のフォーラムのように政治や行政を「自分事」
として考えるための取り組みを今後も継続して行っていきたい
と考えています。そして、費用をまかなうため12月のような工
夫も考えます。どうかよろしくお願いします。

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