メールマガジン

【No.633】食について思うこと

■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

J.I.メールニュース No.633 2013.12.12発行

「食について思うこと」

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■

【1】<巻頭寄稿文>
「食について思うこと」
関西よつ葉連絡会 事務局 鈴木 伸明

【2】<お知らせ>

(1) 第196回J.I.フォーラム  12月15日(日)開催
「『オープンガバメント』最先進地域からの報告」

(2) 【12月の仕分け】
12/21(土)、22(日)、23(月・祝) 銚子市事業仕分け

(3) 国民総仕分け人サイト「JUDGIT!」本格稼働!
http://judgit.net/

(4) NEO TSUGARU 久保猶司 漆の世界展

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

【1】 「食について思うこと」
関西よつ葉連絡会 事務局 鈴木 伸明
――――――――――――――――――――――――――――――――

食の仕事に関わって40年余り。状況は様々な意味で、悪くなる一方
のように思えます。最近の阪急ホテルに始まる食品にまつわる「詐欺
行為」などは、リッチな気分を損なわれ憤慨して当然でしょうが、も
ぐらたたきの如く場当たり的に批判しても、根本的な解決に寄与する
ことはありません。食の課題が社会の根にある事柄と密接につながっ
ているのに、そのことを問題とせず、底の浅い議論に終始し、詰まる
ところ、中央省庁の権限強化、税金の無駄遣い、にしかならない構図
が続くだけです。

食の安全は、1970年代に初めて、社会的な問題となった事柄です。
以前とは明らかに異なる社会的な土台が出来上がったことに問題の根
があります。あまりにも「工業」を優先する社会が出来上がり、社会的
な価値観の大きな転換が起きました。「利益追求」が何よりの「美徳」
とされ、多くの人々の生き様も様変わりしました。「エコノミックア
ニマル」と揶揄されましたが、当時は、まだ、自戒の念が込められて
いたものでもありました。今はそんな社会が当たり前になり、微塵の
「疑い」もないかのようです。

利益追求は工業の発展と同義となり、そのためには、農地を壊し、
海を汚すことも是とされました。列島の豊かな食の生産環境は破壊さ
れ続けてきたのです。その度合いは修復不可能な段階に入ってきてい
るように思えます。

食の生産、農・漁業などは自然との関わりが大きいがゆえに、元々、
大きな利益を産む産業ではありません。工業と同列に並べること自体
が誤りです。人は食べ物を育てることは出来ても、一から作ることは
できません。科学技術への盲目的な信仰が人の目を曇らせているだけ
で、そんなことは自明です。食はいのちを育むもの、いのちを育む仕
事が農業、漁業です。工業的な価値観と相反するもので、成長よりは
持続が何より重要な事柄です。身近にある類い稀な食の生産環境を壊
し、その分輸入依存を強める私たちの社会は「砂上の楼閣」のごとく
です。そんな現在から、豊かな未来を思い描くことは不可能です。

工業も大事かもしれませんが、食は社会を形作る根幹の課題だと考
えます。食をもっと大事にすれば、異なった社会のあり方が見えるは
ず。そんなことを夢見ながらの食の仕事です。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
鈴木 伸明(すずき のぶあき)

大学中退後、友人と農場を作り、畜産、農業に関わる。
その後、生産物の販売の仕事にも関わることなり、現在に至る。

<関西よつ葉連絡会>

関西よつ葉連絡会は、生産・流通・消費を結びつけ、食べものをめぐる
社会的仕組みを作り変えなければ安全な食べ物を手に入れることはでき
ないという考えの下、1976年に「有機農業運動」と「食品公害追放の消
費者運動」の高まりの中で大阪の地に生まれる。現在約4万世帯の消費
者会員に、各地の生産者と提携し、また、自前の農場と工場から、安全
な食べもの・安心して使える生活用品を供給している。
——————————————————————-
*みなさんのご意見をお待ちしています。(800字以内でお願いします)
info@kosonippon.org
いただいたご意見はバックナンバーと共に「読者の声」として以下
に掲載しています。
http://www.kosonippon.org/cp-bin/wp/mail/index.php

※不掲載をご希望の場合は必ずその旨を明記して下さい。氏名、肩書きは、
特にご指示がなければそのまま掲載します。匿名、ハンドルネームをご
希望の場合は必ず明記して下さい。なお、盗作、名誉毀損、人権侵害、
差別的な記述などの投稿は禁止いたします。
——————————————————————

【2】 (1) 第196回J.I.フォーラム  12月15日(日)開催
―――――――――――――――――――――――――――――――――

「オープンガバメント」最先進地域からの報告

政府や自治体の情報を極力公開する。そして住民、国民と一緒に政治、
行政を考える。この「オープンガバメント」が世界の潮流です!
茨城県内では6市町で14回も事業仕分けが実施されており、しかも
すべての仕分けで市民が判定に参加(市民判定人)しています。
これは全国で茨城県だけ。つまり、茨城県は「オープンガバメント」の
最先進地域なのです。
そこで、事業仕分けの実際の効果や先進「オープンガバメント」の状
況について、3市長が一堂に会し、住民と双方向の議論をすると同時に、
全国にひろく発信していきます。

○日時:12月15日(日)14時00分~16時00分(開場13時30分)

○会場:千代田公民館講堂(茨城県かすみがうら市上佐谷991-5)

○ゲスト:海野 徹 (那珂市長)
片庭 正雄(つくばみらい市長)
宮嶋 光昭(かすみがうら市長)
加藤 秀樹(構想日本 代表)

コーディネーター:伊藤 伸(構想日本 総括ディレクター)

○フォーラム参加費:無料

※ フォーラムへの参加はHPのフォームから、もしくはこのメール
に【12月13日(金)】までにご返信をお願いします。
(J.I.フォーラムへのお申込み:
http://www.kosonippon.org/cp-bin/wp/forum/regist.php?m_forum_cd=296)

※ 12月のフォーラムは、初の“地方開催”です。ご注意ください。
尚、12月のフォーラムでは、懇親会はございません。

※ 12月の第196回フォーラムは入場無料で行います。
したがって、フォーラム開催にかかる交通費などの諸経費は全て
構想日本の負担です。そこで、オンライン寄付を集める「Just
Giving Japan」で、このフォーラムの開催に関する寄付を募集
することにしました。少しでも応援して頂けると大変嬉しいです。
http://justgiving.jp/c/9337

構想日本は、12月のフォーラムのように政治や行政を「自分事」
として考えるための取り組みを今後も継続して行っていきたい
と考えています。そして、費用をまかなうためこのような工夫
も考えます。どうかよろしくお願いします。

——————————————————————-

【2】 (2) 【12月の仕分け】
12/21(土)、22(日)、23(月・祝)銚子市事業仕分け
―――――――――――――――――――――――――――――――――

現在、銚子市は、何の対策も打たなければ25年度決算が赤字に
なる恐れがあるほど危機的な財政状況にあります。 構想日本で
は銚子市行財政改革審議会にオブザーバー参加するなど全面的に
協力することになりました。今回の事業仕分けは、市民とともに
財政再建とその後の銚子市の発展の方向性を打ち出すための大き
な柱と位置付けられています。3班体制で3日間という、近年では
最大規模の仕分け作業です。既にメディア等で大きく取り上げら
れています。是非ご参加ください。

○銚子市事業仕分け

【日程】12月21日(土)、22日(日)、23(月・祝)
【構成】1班6名(コーディネーター+構想日本選定仕分け人5名)×3班体制
市民判定人:無作為抽出で2500名に送付。応募のあった市民により
構成

【お問い合わせ】
銚子市 行政改革推進室 行政改革推進班 TEL:0479-24-8912

——————————————————————

【2】 (3) 国民総仕分け人サイト「JUDGIT!」本格稼働!
http://judgit.net/
―――――――――――――――――――――――――――――――――

誰でも自宅からスタンプを押したりコメントを書いたりして国の事業
に対して意思を表明できるウェブサービス「JUDGIT!(ジャジット)」が
ついに本格稼働。

まずは試してみてください。そして、ご家族、お知り合いに是非すす
めて下さい。コメントする人が多いほど、政治家や官僚を動かすことが
できます。トップページに登録画面があります(もちろん無料)。
わかりにくいところがあれば、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。

担当:伊藤・田中 TEL:03-5275-5607
E-mail:shiwake@kosonippon.org

——————————————————————

【2】 (4) NEO TSUGARU 久保猶司 漆の世界展
―――――――――――――――――――――――――――――――――

【日程】12月11日(水)~17日(火)
【場所】玉川高島屋 5階 アートサロン
http://www.takashimaya.co.jp/tamagawa/access/index.html

※ 最終日は4時閉場

青森の津軽塗の伝統にとらわれず、新しい発想で、新しい可能性に
挑み、斬新な作品を次々と発表しています。ボストンでの展示会開催
など国内外を問わず積極的な活動を行い、各方面から高い評価を受け
ています。アクセサリー、器、小家具などを展示いたします。
ぜひこの機会にご来店くださいますよう、ご案内申し上げます。

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

◆J.I.メールニュースは、構想日本の活動情報などをお届けする
無料のメールマガジンです。1.代表及びスタッフが名刺交換
させていただいた方、2.ホームページで直接購読を申し込ま
れた方に配信しています。
◆登録・配信停止・アドレス変更は、 news@kosonippon.org へ
ご連絡いただくか 以下のURLにて手続きして下さい。
http://www.kosonippon.org/cp-bin/wp/mail/regist.php
◆転載する場合は下記までご一報下さい。
info@kosonippon.org
◆構想日本の書籍の詳細はこちらです。
http://www.kosonippon.org/cp-bin/wp/books/index.php
◆みなさんの個人情報は構想日本が厳重に管理し、構想日本の
活動に関わるご案内をお送りする以外、使用することはあり
ません。
◆掲載内容等に関するお問い合せは、
TEL 03-5275-5607まで。

□■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
発行 : 構想日本、発行責任者 : 加藤秀樹
info@kosonippon.org
http://www.kosonippon.org/cp-bin/wp/
Copyright(C) 1999-2013 -構想日本- All rights reserved.
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□