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【No.636】世の中の事を自分事に |構想日本 代表  加藤 秀樹|

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J.I.メールニュース No.636 2014.01.09発行

「世の中の事を自分事に」

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【1】<巻頭挨拶文>
「世の中の事を自分事に」
構想日本 代表  加藤 秀樹

【2】<お知らせ>

(1) オフィス移転のご案内

(2) 第197回J.I.フォーラム  1月28日(火)開催
「日本のメディア大改造計画~処方箋は見つかるか~」

(3) 国民総仕分け人サイト「JUDGIT!」本格稼働!
http://judgit.net/

(4) 代表加藤によるYahooニュース記事を更新!

【3】構想日本の12月の主なパブリシティ

(1) 対外活動

(2) 記事掲載

(3) その他

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【1】「世の中の事を自分事に」
構想日本 代表  加藤 秀樹
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あけましておめでとうございます。
過去3年間私がこのメールニュースで年頭に書いたことを見てみました。キーワードをピックアップすると、「オープンガバメント」、「当事者意識」、「自分事」などです。毎年同じような事です。どれも政治や行政と私たち一般国民との関係についてです。

例えば、福島の原発事故は津波という自然災害によって起きたものです。しかし、災害や事故はいつだって起こりうる。だから原発に反対する。あるいは、それでも、原発に賛成する。もしくは、災害や事故の可能性や被害の大きさを明確にするよう要求する。地元住民を除いてこういう意識を持っていた国民は少なかったと思います。つまり、過去数十年にわたって続けられてきた原発の建設やそれを推進する政策に対して、多くの日本人は、それほど考えることなく支持してきたのです。言いかえると、原発に付随する様々な問題を自分事だと思わないままに、政府が作る制度や法律、予算を結果的に認めてきたわけです。

民主主義国家においてはそれが国民自らの選択になるのです。だから原発事故についても、私たちは被害者であると同時に加害者でもあることを認識しないといけないと思います。そして、同じことが、現在も進行中です。福祉についても、公共事業についても、科学技術についても。将来、政府の選択の結果、国民が大きな損失(事故であれ、財政破綻であれ、究極的には戦争であれ)を蒙ることになれば、私たちは被害者ですが、民主主義国の国民としては加害者でもあるのです。だから、被害者にも加害者にもならないよう、自分たちが「損」しないようにガバメントをオープンに、国民は政治や行政を「自分事」にしようと毎年言ってきたわけです。私は、このことが政治家や官僚を責めるよりはるかに大事だと思います。

これは仕事でも同じです。他人事である限り、仕事はつらいし、面白くもない。上司の悪口も出る。同じ仕事でも自分事になると、つらくてもやる気が出るし、面白くもなる。そうすると周りも評価してくれる。政治や行政は仕事よりもさらに自分から遠いところにあるのは事実です。しかし欧米でも、アジアでも、アラブ諸国でも、政治は他人事だと言っていると自分がひどい目に合うと多くの国民が知っている。だから口角泡を飛ばして議論しているのです。

日本は豊かで安全な先進国になった反面、国民が政治や行政に油断して、他人任せ、いわば「自分事後進国」になったのではないでしょうか。このままでは先進国のままでいられなくなるかもしれない。そうならないよう、「自分事先進国」になろう。

という訳で、今年も、構想日本のキーワードは「自分事」です。この1年よろしくお願いします。

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*みなさんのご意見をお待ちしています。(800字以内でお願いします)
info@kosonippon.org
いただいたご意見はバックナンバーと共に「読者の声」として以下に掲載しています。
http://www.kosonippon.org/cp-bin/wp/mail/index.php

※不掲載をご希望の場合は必ずその旨を明記して下さい。氏名、肩書きは、特にご指示がなければそのまま掲載します。匿名、ハンドルネームをご希望の場合は必ず明記して下さい。なお、盗作、名誉毀損、人権侵害、差別的な記述などの投稿は禁止いたします。
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【2】(1) オフィス移転のご案内
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構想日本は1997年の発足以来現在のオフィスで活動をしてきましたが、今年2月1日をもって下記の新オフィスに移転いたします。
新オフィスは現在地から50mほど住宅地の中へ入った所で、国会、官庁との位置関係はほとんど変わりません。
具体的には1月26日引越しです。27日の週は、通信関係などで多少のご不便をおかけすることもあるかと思いますが、ご容赦下さいますようお願い致します。2月からは、従来にもましてフル回転の予定ですので、よろしくお願い致します。

【新オフィス】
〒102-0093 東京都千代田区平河町2-9-2 エスパリエ平河町3F
TEL:03-5275-5607 FAX:03-5275-5617

※ 今まで事務局が使用していた電話、FAX番号も上記に統一されますので、ご注意下さい。

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【2】(2) 第197回J.I.フォーラム  1月28日(火)開催
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日本のメディア大改造計画
~処方箋は見つかるか~

「マスコミがひどいよね」頻繁に聞くセリフです。しかし、どうすれば良いか答えは聞きません。官僚批判と同様、私たちはメディア批判をしてうっぷん晴らしをしているだけかもしれません。
マスメディア-新聞、テレビそれぞれの本質的な問題は何か。
ネットメディアの可能性と問題点を一度きちんと整理しなければいけません。 マスメディア、ネットメディア双方の世界を熟知し、なんとかせねばと考えておられる方をお招きし、メディアの世界の問題点と可能性を整理し、処方箋を探ります。

○日時:1月28日(火)18時30分~20時30分(開場18時00分)

○会場:日本財団ビル2階 大会議室

○ゲスト:君和田 正夫(株式会社テレビ朝日 元会長)
上杉 隆(インターネットメディアカンパニーNOBORDER
代表取締役/ジャーナリスト) 他

コーディネーター:加藤 秀樹(構想日本 代表)

○フォーラム参加費:一般 2,000円 / 学生 500円(学生証提示)
(シンクネット・構想日本会員は無料です)

○懇親会「頤和園(いわえん)溜池山王店」(懇親会費 4000円)

※ フォーラムへの参加はHPのフォームから、もしくはこのメールにご返信をお願いします。
(http://www.kosonippon.org/cp-bin/wp/forum/regist.php?m_forum_cd=302)
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【2】(3) 国民総仕分け人サイト「JUDGIT!」本格稼働!
http://judgit.net/
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誰でも自宅からスタンプを押したりコメントを書いたりして国の事業に対して意思を表明できるウェブサービス「JUDGIT!(ジャジット)」がついに本格稼働。

まずは試してみてください。そして、ご家族、お知り合いに是非すすめて下さい。コメントする人が多いほど、政治家や官僚を動かすことができます。トップページに登録画面があります(もちろん無料)。
わかりにくいところがあれば、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。

担当:伊藤・田中 TEL:03-5275-5607
E-mail:shiwake@kosonippon.org
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【2】(4) 代表加藤によるYahooニュース記事を更新!
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代表加藤秀樹が、Yahooニュースにオーサーとして投稿している
記事が更新されました。ぜひ御覧ください。

◇12月26日 「『都知事辞任劇』、マスメディアの責任を問う」

http://bylines.news.yahoo.co.jp/katohideki/20131226-00031030/

◇1月8日 「正月に思ったこと」

http://bylines.news.yahoo.co.jp/katohideki/20140108-00031379/

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【3】構想日本の12月の主なパブリシティ
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※ 12月の主なパブリシティをお知らせします。

(1) 対外活動

<講演・研修>

12月7日 銚子市事業仕分け 事前研修:総括ディレクター 伊藤伸
政策アナリスト  川嶋幸夫

12月14日 第7回 中央学院大学社会システム研究所 講演会
「公共とは、行政とは、公務員とは」:代表 加藤秀樹

12月16日 慶應大学総合政策学部授業 ゲストスピーカー:代表 加藤秀樹

12月19日 静岡県立大学 ゲストスピーカー:政策スタッフ 田中俊

<仕分け>

12月21~23日  銚子市

(2) 新聞・テレビ等メディア掲載

12月10日 「崖っぷちの銚子 再興への課題(上)
定住促進赤字回避カギ 止まらぬ人口減」(日本経済新聞)

12月11日 「崖っぷちの銚子 再興への課題(下)
官民、立場超え知恵結集危機打開へ始動」(日本経済新聞)

12月12日 FMぱるるん「O/TA/FUKU RADIO」電話出演
:総括ディレクター 伊藤伸

12月13日 「JIフォーラム『最先端』のまちづくり 構想日本
小規模町村長らが討論」(自治日報)

12月22日 「『事業仕分け』休日返上、財政難で熱い議論」(毎日新聞)

12月29日 TBS「報道の日 2013」(代表 加藤秀樹 出演)

※ 「銚子事業仕分け」についての類似記事、他6件

※その他 取材4件

(3) その他

○12月18日 銚子市行財政改革審議会(総括ディレクター 伊藤伸)

○12月20、21日 松阪市観光施設あり方検討会(政策アナリスト 川嶋幸夫)

○毎週木曜日  法政大学法学部「NPO論Ⅱ」講義(総括ディレクター 伊藤伸)

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