メールマガジン

【No.733】「今こそローカリズム・日本の祭シリーズ 第十一弾 秩父夜祭 」

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J.I.メールニュース No.733 2015.11.26 発行

「今こそローカリズム・日本の祭シリーズ 第十一弾 秩父夜祭 」

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【1】<巻頭寄稿文>

「今こそローカリズム・日本の祭シリーズ 第十一弾 秩父夜祭 」

至学館大学・伊達コミュニケーション研究所長 石田 芳弘

【2】<お知らせ>

(1) 第219回J.I.フォーラム  12月24日 開催

「2016年に向けて」

(2) 今後の構想日本の活動

(3)「現場みらい塾」 第3期 開催中

【3】<ご紹介>

~ シンポジウム ~

(1)「自然資本経営 ”適応から本来へ”」 11月29日

(2)「子どもの虐待を低減するシステムの構築」 12月20日

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【1】「今こそローカリズム・日本の祭シリーズ 第十一弾 秩父夜祭 」

至学館大学・伊達コミュニケーション研究所長 石田 芳弘

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人生で影響を受ける出会いに三つあるという。

1に人物、2に書籍、3に場所。

私が秩父夜祭を知ったのは秩父神社宮司の薗田稔さんと秩父商工会議所会頭高橋信一郎さんという人物との出会いだった。

薗田さんは京都大学名誉教授の肩書があるように卓越した宗教学者であり「文化としての神道」という著作を頂き、神道について考える端緒となり、祭の学識を深めた。

高橋さんは「全国山・鉾・屋台連盟」の事務局長として国指定文化財である全国33の祭の組織を束ねる祭関係者の衆望を担うキーマンだった。従って、秩父夜祭は私にとって特別の祭となった。

私は至学館大学でコミュニケーション関係の研究所長を引き受けた時、コミュニティと祭の関係をテーマにしようと思い立った。そこでまず初年度は愛知・岐阜・三重3県の祭関係者を対象に「日本の祭シンポジウム」を開催、続いて秩父の地で2回目を開催した。

秩父夜祭は別名「霜月大祭」とも呼ばれ、旧暦の11月3日に行われていたが、現在は12月1日から6日まで行われる秩父神社の例大祭のことである。

秩父神社では4月4日お田植え祭が行われるが、これは春、山の神を郷へ迎える祭であり、12月の夜祭は山に神を返す祭だ。まさに柳田国男が言う、山の神・田の神の存在、日本民族の宗教心の原型がここにある。

お椀を伏せたようなふるさとの神のいる山を、カンナビ山と呼ぶ。秩父神社のカンナビ山である武甲山は蛇神の男神であり、郷にある秩父神社は妙見菩薩の女神である。この男女の神が年1度の逢瀬を楽しむ祭でもあるという誠にロマンチックなストーリーも用意されている。また、秩父神社を妙見宮秩父神社と呼ぶのは明らかに神仏習合の思想であり、武甲山は秩父神社から北の方角に当たることから北辰思想も入っているという。

北辰とは北斗七星を天体の中心と考え神格化する儒教である。秩父夜祭は神道、仏教、儒教という日本人の宗教観の集大成のような祭だと感じ入った。以上のことは祭の観光客にはあまり関係のないことである。

祭の見せ場は3日午後6時ころから始まる笠鉾2基,屋台4基の引き回しであろう。

屋台両袖の特設舞台で行う秩父歌舞伎、曳き踊り、神楽などは国指定無形民俗文化財ではあるが、神社からほぼ1キロ離れたお旅所への屋台の曳き回し、別けても団子坂の曳き上げの頃が見ていて一番気合が入る。

どこの祭もそうだが、芸能関係の文化財より重量感のある曳山の動き、揺れや軋み、また其れを動かす祭人達の掛け声、力、熱気、興奮のダイナミズムの方が見る者には血湧き肉踊り惹きつけられるものがあり、神の憑依する非日常性の世界がここにある。また、澄み切った冬の夜空に広がる花火もこの祭の特徴だ。

京都祇園祭、飛騨高山祭とこの秩父夜祭を日本3大曳山祭あるいは美祭と呼ぶ。

秩父夜祭  詳細はこちらから → http://www.chichibu-jinja.or.jp/yomatsuri/

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石田 芳弘(いしだ よしひろ)

愛知県議会議員、犬山市長、衆議院議員など、地方、中央の政治と行政を経験。特に教育、文化行政に力を入れた。「まちは生涯学習の最良の教室である」というのが持論であり、学校教育も生涯学習の一環であると考え、市民が教師の総合学習や全市博物館構想を推進。また、シンクタンクの研究員として先進国の地方議会を視察、研究。我が国地方議会も議院内閣制を導入すべしという、地方議会改革論議のオピニオンリーダーである。

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【2】(1)第219回J.I.フォーラム  12月24日 開催

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「2016年に向けて」

今年は、安保法制やTPPなど日本の将来を左右する重要な政治課題に一応の結論が出ました。

しかし、運用はこれからです。さらに、先を見ると、国内的には財政問題は崖っぷちにあり、金融政策にも手詰まり感があります。また中東における紛争はヨーロッパさらには世界に波及する兆しを見せています。

いわゆるグローバリゼーションに遅れないようにといった次元ではなく、マクロに世界の動きを受けとめて、日本の社会、政治を考えることがますます重要になっています。

私たちは来年に向けてどのような心構えをしないといけないのか、政治、経済をリードするゲストの方々にお話し頂きます。

◯日 時:平成27年12月24日(木)  18:30~20:30(開場18:00)

◯会 場:日本財団ビル2階 大会議室  港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111

◯ゲスト:平 将明 (衆議院議員)

細野 豪志 (衆議院議員)   他

◯コーディネーター:加藤 秀樹(構想日本代表)

◯定  員:120名

◯参加費:一般 2,000円 / 学生 500円 (構想日本会員は無料です)
※学生の方は受付にて学生証をご提示ください。

◯懇親会参加費:4,000円(ご希望の方は懇親会参加とお申込み時に明記して下さい)
※フォーラム終了後、ゲストを囲んで、懇親会を開催いたします。

「頤和園(いわえん)溜池山王店」港区赤坂1-1-12 TEL 03-3584-4531

※フォーラムへのご参加は12月24日(木)12:00まで info@kosonippon.org  にお願いします。

お申し込みはこちらから http://www.kosonippon.org/cp-bin/wp/forum/index.php
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(2)《今後の構想日本の活動》

《行政関係》

11月28日(土)  福岡県 大刀洗町住民協議会(4)

11月29日(日)  千葉県 富津市「第7回富津市民委員会」

12月 6日(日)  茨城県 行方市「第5回なめがた市民100人委員会」

12月11日(金)  富津市 「第6回富津市創生会議」

今年度の実施一覧はこちらからご覧いただけます→ http://www.kosonippon.org/cp-bin/wp/blog/?page_id=145

《その他》

2015年10月~隔週月曜日 京都大学経済学部 「公共経営論2」講義 (代表 加藤秀樹)

公共政策の各論を毎回ゲストの講義で進めています。これまでのゲストは、

衆議院議員 河野 太郎氏、京都信用金庫 理事長 増田 寿幸氏、株式会社商工組合中央金庫 執行役員 小林 利典氏、財務省 近畿財務局長 武内 良樹氏、財務省 主税局主税企画官 関 禎一郎氏、厚生労働省 社会・援護局福祉基盤課福祉人材確保対策室長 榊原 毅氏、南日本ヘルスリサーチラボ代表、医師、前夕張市立診療所長 森田 洋之氏。

次回は、前松阪市長 山中 光茂氏、浜松市長 鈴木 康友氏。

2015年9月~毎週木曜日 法政大学 「NPO論II」講義 (総括ディレクター伊藤伸)

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(3)「現場みらい塾」 第3期 募集中

政策シンクタンクPHP総研と共同で昨年度スタートした「現場みらい塾」。

その特徴は、

1.地域経営の第一線で活躍している講師陣

2.最先端の政策や手法のトレンドを学びとる講義プログラム

3.自ら考え、取り組むことで体得する実践プログラム

昨年の第1期受講生の反響と要望の大きさを考え、今年度は第2期(5月~8月)に続き、第3期(11月~2016年2月)を開講することとしました。

自治体職員を主な対象としていますが、それ以外の方も参加可能です。是非お申込みください。

また、講義は4回ですが、内容は毎回独立していますので1回づつの参加もできます。

『第3期』は次の通り  ※日程が変更になりました

第2回:12月12日(土)10時~18時
第3回:2016年1月16日(土)10時~18時
第4回:2016年2月6日(土)13時~18時半、7日(日)10時~16時

その他詳細はこちら

http://research.php.co.jp/event/2015/11/22.php

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【3】<ご紹介>

構想日本が応援している活動に関するお知らせです。

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(1)《自然資本経営論講座シンポジウム》 先週のメルマガ執筆者、谷口正次さんからのお知らせです。

人類共通の資本としての自然をより少なく消費し、より良く生きる経済社会を築かなければなりません。そのためには、貧富の格差、資源収奪、環境破壊を生み出す現代消費社会の経済成長中心主義から脱出しなければなりません。

人間“本来”の価値観に基つく経済・社会を築くことを目指し、ここに「自然資本経営;”適応“から”本来“へと題して」シンポジウムを開催致します。(趣旨より抜粋)

◇日 時:2015年11月29日(日)10:00~17:40

◇会 場:国際連合大学  ウ・タント国際会議場
〒150-8925 東京都渋谷区神宮前 5-53-70

◇参加費:無 料

◇内 容:「自然資本経営 ”適応から本来へ”」

【映画上映】「うみやまあひだ」

【講演】「現代文明の病理と本来・適応・自己解体」 放送大学教授 仁科 エミ
「つなげよう森・里・川・海」 環境省大臣官房審議官 中井 徳太郎
「自然資本の経済に向けた世界の動向」 (株)レスポンスアビリティ社長 足立 直樹

【研究報告】「包括的富と自然資本経営」 京都大学 特定准教授 山口 臨太郎
「クリティカル自然資本について」 南山大学 研究所員 篭橋 一輝
「自然資本経営のケーススタディ」 京都大学 研究員 玉沖 貴子
「地方行政と自然資本経営」 京都大学 研究員 濱 真理

【総括討論】仁科・中井・足立・谷口・篭橋・玉沖・濱、山口(モデレータ)

詳細はこちらから http://www.econ.kyoto-u.ac.jp/natural_capital/detail

◇意見交換・交流会 17:50~19:30 (参加費 3,000 円) 2 階レセプション・ホール

◇お問い合わせ・お申し込み

京都大学大学院 経済学研究科 自然資本経営論講座
以下 URL のエントリーフォームより、お申し込みください
http://www.econ.kyoto-u.ac.jp/natural_capital/entryform

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(2)《科学技術振興機構 RISTEX 第1回キックオフ・シンポジウム》

メルマガ執筆者、友田明美さんからのお知らせです。

《科学技術振興機構 RISTEX 第1回キックオフ・シンポジウム「安全な暮らしをつくる新しい公/私空間の構築」》

『養育者支援によって子どもの虐待を低減するシステムの構築』

子ども虐待防止には親(養育者)の抱える問題の解決が最重要ですが、子どもに比べ、養育者の支援は大幅に遅れております。

当事者と関係機関が協力し合い、個々の家庭の実情に合った柔軟で効果的な支援が提供できるよう、子育て中の方々から支援の専門家まで、この問題に関心をおもちの幅広い範囲の皆さまと議論して参りたいと考えております。

児童虐待問題や養育者支援に関心をお持ちの皆さま、どうぞ奮って御参加頂きますようお願い申し上げます。(本文より抜粋)

◇日 時:2015年12月20日(日) 12:45~18:00

◇会 場:JST東京本部別館2階 会議室 (東京都千代田区五番町7 K’s五番町)

※ 地図はこちら ⇒ http://www.jst.go.jp/koutsu_map2.html

◇登壇者:理研脳センター黒田公美、福井大教授・友田明美、京都大教授・落合恵美子、東北大教授・水野紀子、日本小児科医会会長・松平隆光、首都大学東京教授・阿部 彩、筑波大学教授・安梅勅江、さいたま児童相談所参事・山下浩、立命館大学教授・中村 正、子どもの虹情報研修センター臨床心理士・中垣真通、チャイルドファーストジャパン(CFJ)理事長・山田不二子 その他

◇定 員:90名

◇参加費:無 料

◇事前参加申し込み先:youikusha2015shien@gmail.com

お名前、フリガナ、ご所属を明記の上、お送りください。

※詳細は下記サイトからご覧いただけます。
http://tomoda.me/resources/RISTEX2015_symposium_poster151115.pdf

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友田明美さんのメルマガ 参考 http://www.kosonippon.org/cp-bin/wp/mail/detail.php?id=666

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