メールマガジン

【No.818】「 将棋の神様 」

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J.I.メールニュース No.818 2017.07.27 発行

「 将棋の神様 」

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【1】<巻頭寄稿文>

「 将棋の神様 」

構想日本政策スタッフ 大内 隆美

【2】<お知らせ>

(1) 第238回J.I.フォーラム  8月21日(月)

「大麻についてきちんと勉強してみよう ―注連縄や横綱の綱が作れなくならないように―」

(2) 構想日本式「住民協議会」

群馬県太田市で初開催 テーマは「健康づくり」

(3) 第5期 現場みらい塾 開講中

1回だけの単発参加も可能です。

【3】<ご紹介>

(1) 中村敦夫のライフワーク 朗読劇「線量計が鳴る」

【4】<報道されない FUKUSHIMAの今(7)>

福島農地原状回復訴訟 意見陳述書より

『農業は生業。有機栽培は手間・暇・お金がかかるけど、それを理解してくれる消費者と顔の見える関係を作れる。「おいしかった。来年も作ってください」と言われた時、農作業の疲れも吹っ飛び、生きがいとやりがいを感じられる。』

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【1】「 将棋の神様 」

構想日本政策スタッフ 大内 隆美

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天才少年棋士藤井聡太さんの連勝のニュースが新聞の一面を飾りテレビでは連日将棋の話題が流れるなど、ほんの数ヶ月前には全く想像もしなかったことが起っています。

神武以来の天才と謳われ近年はバラエティでも活躍されている元祖天才少年棋士にして種々の現役最高齢記録を持つ“ひふみん”こと加藤一二三九段が新進の藤井四段に敗れて引退という世代交代劇は、将棋に関心のない方にも深い印象を残したことでしょう。

将棋のタイトルのうち最高峰とされている名人位は新人がいきなり挑戦できる制度ではなく、最年少名人も期待される藤井四段がそのチャンスを得るにはまだ数年の歳月が必要です。ひふみんも名人位を獲得していますが、名人として史上最年長記録を有しているのは平成24年に逝去された米長邦雄永世棋聖です(ちなみに史上最年少名人は谷川浩司永世名人)。米長先生は将棋連盟の会長としても様々な改革を進められた方です。

私は公益法人法の改正に伴い将棋連盟を公益社団法人とする際のお手伝いをしたご縁で、以後6年に亘り日本将棋連盟の監事を務めさせていただきました。その間、一流のプロ棋士の方々を通して将棋という伝統文化を連綿と引き継いで行かなければならない宿命を背負った勝負師たちの生き方を間近で見ることができました。

棋士は度々“将棋の神様”という表現を使います。将棋界には十段という段位は存在しません。何故十段がないのか米長先生にお聞きしたところ、「十段は将棋の神様のみの段位」というお答えでした。米長先生一流の名言だったのかも知れませんが、今では将棋の素人である私もこの“将棋の神様”の存在を信じるようになりました。

新公益法人への移行に際しては数々の難局があり、それはトーナメントを勝ち上がるプロセスのように感じられました。それを一つ一つ解きほぐしていったのですが、移行直前の平成23年3月末になってどうにも解決困難な事態が生じました。何度思い起こしても奇跡としか言いようのない展開が起こり、最終的には無事に同年4月1日に公益法人としてスタートすることができたのは、将棋文化を広く公益に役立てるべしと将棋の神様が救いの手を差し伸べてくださったとしか思えません。
また、将棋ソフトに関する問題から谷川会長が辞任するなど将棋連盟にとっては危機的な状況の中で“神の子”藤井聡太四段が彗星のごとく登場したのも、人と人が対局する将棋本来の魅力を広く世間に知らせようとする将棋の神様の計らいかもしれません。

門外漢の私の目に映る棋士の世界は、81マスに生きる勝負師が死力を尽くす特殊な空間ですが、それは同時にアーティスト同士が繰り広げるドラマであり、だからこその所作や空気感が見る人を引きつけるのだと思います。

例え俄かファンであろうと将棋を指さない人たちまでもが将棋の話題で盛り上がるのは、将棋文化の普及にとっては願ってもないチャンスです。棋士は頭脳スポーツとも言われる将棋の技を伝承し、発展させるアスリートであり、アーティストです。私自身は6月からは将棋連盟総務アドバイザーとなりましたが、これまでのご縁を大切にしてこのブームが一過性で終わらないよう、少しでもお役に立つことができれば、有り難いと考えています。

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*みなさんのご意見をお待ちしています。(800字以内でお願いします)
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【2】(1) 第238回J.I.フォーラム  8月21日(月)

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「大麻についてきちんと勉強してみよう ―注連縄や横綱の綱が作れなくならないように―」

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大麻の栽培=イコール=犯罪というのが今の日本でのイメージです。ところが、戦前の小学校では大麻の栽培法が教えられていたと聞きます。

また、注連縄、横綱の綱も麻、さらには縄文の縄も麻だったともいわれます。七味に入っている大きな粒は麻の実です。

人の名前にも、万葉の時代から現代に至るまで「麻」という字は度々使われています。地名にもです。このように日本人と麻(大麻)は切っても切れない間柄でした。

世界を見ても、大麻を栽培できる国が多数のようです。私たちも、大麻の特質と、日本の文化における役割を一度きちんと勉強したいと思います。

◯日 時:2017年 8月21日(月) 18:30~20:30(開場18:00)

◯会 場:日本財団ビル2階 大会議室  港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111

※場所にご注意下さい

◯ゲスト : 井戸 理恵子 (多摩美術大学 非常勤講師)

大森 由久  (日本麻振興会理事長/日本最大の麻栽培農家)

新田 均   (皇學館大学教授 神道学 博士/伊勢麻振興会理事)

パトリック・コリンズ (麻布大学 環境経済学教室 教授)

若園 和朗  (日本麻協議会 事務局代表)

◯コーディネーター : 加藤 秀樹(構想日本代表)

◯主 催:構想日本

◯定 員:160名

◯参加費:一般 2,000円 / 学生 500円 (構想日本会員は無料です)
※学生の方は受付にて学生証をご提示ください。

◯懇親会参加費:4,000円(ご希望の方は懇親会参加とお申込み時に明記して下さい)
※フォーラム終了後、ゲストを囲んで、懇親会を開催いたします。

「頤和園(いわえん)溜池山王店」 港区赤坂1-1-12 TEL 03-3584-4531

※フォーラムへのご参加は8月21日(月)12:00まで info@kosonippon.org  にお願いします。

HPからのお申し込みはこちら http://www.kosonippon.org/cp-bin/wp/forum/index.php

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(2)構想日本式「住民協議会」

群馬県 太田市で初開催 テーマは「健康づくり」

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「健康づくり」という誰もが関心のあることについて、行政が決めるおしきせではなく、住民自身が解決策を考え、議論する場。
課題の現状を知り、意見を出し合うことで、住民の意見の行政への反映や、意見が違う住民同士の相互理解が深まる。

★今回の取組みの特徴★

1.市が無作為に選んだ、すなわち一般市民代表の50人が参加

2.3ヵ月で4回という短期集中で市民の意見を集約

3.ナビゲーター(論点提示役、第3回のみ参加)として、前行革担当大臣の河野太郎衆議院議員が参加予定

【開催日時】

第2回: 8月 5日(土)14:00~17:00
(テーマに関して委員が日常生活から感じる課題や解決策を議論)

第3回: 9月 2日(土)15:00~18:00
(第2回の議論の取りまとめを参考にしながら、地域の強みや課題について議論を深める)

第4回: 10月28日(土)14:00~17:00
(集約につなげるための議論)

【参加者】 太田市住民協議会委員(太田市民50名)
コーディネーター(論点整理役、構想日本より派遣)
ナビゲーター(論点提示役、構想日本より派遣)
太田市職員

【会 場】 太田市役所 3階大会議室 6階・1階会議室 (太田市浜町2番35号)
※会場についてのお問い合わせは、太田市企画政策課企画政策係まで(0276-47-1892)

【入 場】 無料(どなたでも傍聴できます) ※途中の入退室可、事前申し込み不要

【主 催】 太田市

【協 力】 構想日本

※詳細は、太田市ホームページでもご覧いただけます。
http://www.city.ota.gunma.jp/005gyosei/0020-001kikaku-kikaku/2017-0710-jk.html

お問い合せ:構想日本 伊藤/町田
TEL:03-5275-5607、email:shiwake@kosonippon.org

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(3)【 第5期 現場みらい塾 受講生募集中 】

各回単発の申し込みもできます!

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今年度も現場みらい塾を開講しています。

現場みらい塾は、ハウツー的なスキル中心の従来型の自治体職員向け研修ではありません。自治体のどの仕事にも応用できる「知恵の出し方を身につけるトレーニングの場」です。

過去4期の特徴として、

・自治体職員を中心としながらも多様な参加者がいる(地方議員、メディア、民間企業など)。

・受講者がその後プログラムの内容を自分の自治体で実践するケースが多い。

・OB・OGが翌年度以降も参加する比率(リピート率)が高い。

などがあります。
行政職員を中心に、議員や民間企業等で働く人などが一緒に半年間議論し、多様なものの見方と知恵の出し方を学び合うゼミ形式のプログラムです。

さらに今期は、NPO法人「NPOサポートセンター」の協力で、現場で活躍するNPO関係者にも参加してもらうことで、同じ事象をさらに幅広い視点から見ることによる多様性の涵養をねらいます。

受講生はこれまでに約100名。問題意識の高いOB・OGとのネットワークも大きい財産です。
自治体職員以外の方も歓迎です。是非お申込みください。

参加受付やプログラム等の詳細は、下記のURLから現場みらい塾ホームページをご確認ください。
http://www.kosonippon.org/cp-bin/wp/project/detail.php?id=739

【 第5期プログラム概要 】

第3回:7月29日(土)10:00~18:00
講義:「共助の社会づくりと自治体の役割」
深尾 昌峰 〔(公財)京都地域創造基金理事長・龍谷大学政策学部准教授〕
実践:「模擬事業仕分け2/チームで体験する」
実践:「事業シート・プレゼンテーション/発表から体得する」
伊藤 伸  〔構想日本 総括ディレクター〕

第4回:8月19日(土)13:00~18:30、20日(日)10:00~16:00
実践:「グループディスカッション・プレゼンテーション」
伊藤 伸  〔構想日本 総括ディレクター〕
講義:「 地方創生の実態 」
横山  忠始〔香川県 三豊市長〕
講義:「 自治とは何か 」
福嶋 浩彦 〔中央学院大学 教授・元消費者庁長官・元我孫子市長〕
実践:「締めくくりディスカッション」

【会  場】
協働ステーション中央(東京都中央区日本橋小伝馬町5-1 十思スクエア2F)
http://npo-sc.org/

※講師や場所は情勢等により変更となる場合があります。また、講義テーマはいずれも仮題です。

【応募資格】 地域をよりよくしたいという情熱を持ち、地域の課題解決と未来創造のために、自ら考え行動する意志のある人

【募集人員】 50名程度

【参 加 費】 各日参加:10,000円(税込)/ 1日 ※旅費・食費等は含まれません。

【お問い合わせ】

構想日本:田中、永由 TEL:03‐5275‐5607、Email:info@kosonippon.org

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【3】<ご紹介>

構想日本が注目している活動をご紹介いたします。

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(1) 中村敦夫のライフワーク 朗読劇「線量計が鳴る」

原発の町で生れ育ち、原発で働き、原発事故ですべてを奪われた。
これは天命か、それとも陰謀か?老人は、謎解きの旅に出る。

★★★ー上演スケジュールー★★★

東京公演 7月28日(金) 16時開演
笹塚ボウル4階ホール  渋谷区笹塚1-57-10(京王線笹塚駅前2分)
全自由席・2,000円
*予約制、70席前後の会場につきお早めのご予約をお待ちしております。
ご予約・問い合わせ
笹塚ボウル 03-3374-1300
mail info@sasazukabowl.com

青森県 青森公演 8月11日(金)13時30分開演 八戸市公民館ホール
前売券2,000円(当日券2,300円)全席自由 (高校生以下は無料)
問い合わせ 核燃サイクル阻止一万人訴訟原告団 0178-47-2321

広島県 福山市公演 9月9日(土)時間 未定 会場 未定
問い合わせ 福山市上演委員会

広島公演  9月10日(日)14時開演 本願寺広島別院 共命ホール
問い合わせ 広島上演委員会

この外、十数都市で、上演委員会設立が準備されています。

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<報道されない FUKUSHIMAの今(7)>

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須賀川市で有機農業を30年やっていた男性が自殺したという報道を覚えていますか。

6月にも相馬市で酪農をしていた男性も、「原発さえなければ」というメッセージを残して自殺したという報道を覚えていますか。

私も、取引のあった首都圏の米屋さんから「辺見さん、申し訳ないが、原発以降、米が全然売れなくなってしまった」と報告を受け、絶望しました。

小さいころから、私は「お前は農家の長男なのだから、大きくなったら家業の農業を継ぐんだぞ」と、両親・祖父母に言われ続けてきました。

小学の3年生から農作業を手伝わされ、夏休みは、土曜日以外毎日、午前中はトマト拭きでした。遊びにも行けず、「夏休みなんか、ない方が良い」と思っていました。秋は、午後9時ころまで、月の光を頼りに、刈り取った稲の稲積をしました。とにかくおなかがすいて、眠くて、「早く帰りたい」と思った記憶しかありません。農作業のために、高校時代はスポーツクラブにも入れませんでした。

私は「口から入るものは命そのもの・農業は命の産業」と位置づけ、消費者との顔の見える関係を作りました。本件事故前には、東京の米の小売店の社長から、「辺見さんの作る米は、新潟県の魚沼産の米にも負けない、当店一番のおすすめだ」と言われるほどにもなりました。

本当に、農業は、私にとって人生そのものでした。

東京電力は「本件農地は実際に耕作され、かつ出荷制限もされていないから、原告らの農地所有権への妨害はない。しかも、価格下落分については損害賠償で支払っているから、妨害はない」と主張しています。

しかし、賠償金をもらったところで、私の生きがいは帰ってこないのです。

だからこそ私たちは提訴し、放射性物質のない原状回復を求めているのです。
どうか、我々に「生きがい」と「やりがい」と「肥沃な土」を返していただけるような判決を、よろしくお願いいたします。

以上 邊見 芳正氏(福島農地原状回復訴訟 意見陳述書より 抜粋)

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