【No.942】代表コラム「胸を張って法治国家と言えるのか」|代表 加藤 秀樹|読者の声1名
2020.01.09

【No.942】代表コラム「胸を張って法治国家と言えるのか」

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構想日本メールマガジン【No.942】 2020.01.09 発行

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<目次>

【1】代表コラム「胸を張って法治国家と言えるのか」

【2】第255回J.I.フォーラム 2月10日(月)

「構想日本会員 懇談会2020(仮)」

【3】今後の活動予定

(1)千葉県 君津市「君津まちづくりプロジェクト」1月11日(土)、12日(日)

(2)岡山県 津山市「津山自分ごと化会議」(第4回)1月18日(土)

【4】ご紹介

(1)代表ブログ 「炊き出しに参加して~NPO法人 抱樸」NEW!

(2)Yahoo!ニュースオーサー 記事 NEW!

(3)「原発事故 ある農家の闘い」鈴木博之氏のドキュメンタリー 1月10日(日)午後2:05~

(4)日本の「表現の自由」の危機的状況を伝える エセックス大学人権センターフェロー 藤田 早苗氏の活動予定

【5】会員募集・寄付のお願い

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【1】代表コラム「胸を張って法治国家と言えるのか」

構想日本 代表  加藤秀樹
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あけましておめでとうございます。
みなさまにとって今年が良い年となりますようお祈り申し上げます。

この年末年始は誰もが驚くニュースが相次いで飛び込んできました。カルロス・ゴーン被告の不法出国とアメリカ軍によるイランの司令官殺害です。どちらも、日本あるいは世界に長く影響を及ぼしそうな事件です。

前者について少し考えてみたいと思います。今の日本が抱えている深刻な問題が象徴的に現れていると思われるからです。

不法出国という言葉と合わせて、政府関係者やメディアがよく使うのが「日本は法治国家」というセリフです。

不法出国が法律違反であることは間違いありませんが、そうならばその違法行為をまんまと許した人たちはなぜ責任を問われないのでしょうか。法務大臣は自分は被害者だといったような発言をしていますが、普通の法治国家なら真っ先に責任を問われるでしょう。ゴーン被告ほどの大物で影響力の大きい人物なら首相レベルの責任だって問われるでしょう。
ところが、私の知る限りメディアもそこを追求しません。大阪富田林署の脱走事件ではメディアは随分警察の責任を追求し、処分も行われました。ケタはずれの今回の事件で、ほとんどそのことに言及されないのはなぜなのか。それこそ「法治国家」の名が泣くのではないでしょうか。

ゴーン事件について専門家の間では、逮捕当初から様々な疑問が呈せられていました。曖昧かつ通例では考えられないような容疑内容、身柄拘束が目的であるかのような逮捕のくり返し、不十分な証拠等々。私には判断できませんが、法律家の目には、相当に異例なことの積み重ねだったようです。しかも、そういった見解はマスメディアからはほとんど報道されません。

今回の不正出国についても、メディアが報道するものと言えば、おきまりのB級探偵ごっこです。
ゴーン被告のベイルートの家や、クルーザーの映像が映し出され、やれ大きな黒い箱だの、元アメリカ特殊部隊員だのと本質を大きくはずした「遁走劇の顛末」の後講釈ばかりです。

あらためて、ここ数年の日本の政治的な事件とメディアの報道を思い返すとどれも「法治国家」の体をなしていないという意味では、同類だったと思います。

少しさかのぼればモリ・カケ問題。最近では「桜を見る会」以来連続して起こっている大学入試の英語の民間試験・記述式試験の延期、IR汚職事件。公文書を隠滅し、ルールを勝手に変更し、責任を曖昧にといったことが常態化しています。
政権が代わっていいくらいの事件が続きながら、メディアも野党も探偵ごっこの域を出ず、まだ太平の眠りを貪っているのです。

ところが、今回は相手が悪かった!
あの辣腕、しかも資金もふんだんにある。

このメルマガが、読者のみなさんに届くころには、ベイルートでの記者会見を取材した世界各国のジャーナリストが一斉に記事を書くでしょう。ゴーン被告はあの弁舌で日本のいわゆる「人質司法」や推定無罪の原則の無視(これに関して日本のメディアは世界最悪かもしれない)などを滔々としゃべり、これからも発信し続けるでしょうから、日本の司法そして政府が国際世論の批判の的になる可能性が十分あると思います。
ゴーン被告の不法出国の眼目も、日本政府の失態のポイントもここにあると思います。

ゴーン被告の容疑についてきちんと決着をつけるべきなのは当然ですが、これから日本の政治と司法が国際世論に耐えられるのか。
まさに「法治国家」が問われています。

そして、国家運営にあたって、個々の課題の処理は大事ですが、その根底にあるべき正義とか人権、そして自由、平等、公正といった基本的な行動規範はもっと大事です。
そして、それらを歴史の中で育んできた伝統やモラルを大事にするのを保守政治と呼ぶのだと思います。
今の日本の政治とメディアにはこういった認識が致命的にかけている、と思います。

日産を一度は建て直したゴーン被告の逃走と反撃をきっかけに、私たち自身が日本を法治国家として再生しないといけないと思います。
構想日本は微力ながら、今年もそのことに邁進します。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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【2】第255回J.I.フォーラム

「構想日本 会員懇談会2020(仮)」

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これまでのJ.I.フォーラムゲストや、プロジェクト活動にご協力いただいた皆様と一緒に、大いに飲み、しゃべり、盛り上がり、2020年の日本を考えたいと思います。

◯日 時:2020年 2月10日(月) 19:00~21:00(開場18:30)

※開始時間にご留意ください。(入退室自由)

◯会 場:レストラン赤坂クーポール 本店(東京都港区赤坂1-1-14 NOF溜池ビルB1、TEL:03-3582-4035)
https://akr2343252856.owst.jp/

◯参加費 : 5,000円

◯フォーラムの申し込み方法

⇒HPから申し込み:https://www.kosonippon.org/wp-manager/forum/regist.php
⇒メールをする:info@kosonippon.org
⇒Facebookイベントページの「参加」をクリック
:https://www.facebook.com/events/3100479833315477/
⇒電話をする:03-5275-5607
⇒FAX.をする:03-5275-5617

いずれかの方法で、お申し込みください。

☆参加ご希望の方は2月6日(木)12:00までに、お申し込みください。
なお、キャンセルをされる場合は必ず7日(金)12:00までにご連絡ください。それ以降は、キャンセル料を頂戴致しますので、ご了承ください。

※会員懇談会は、構想日本会員様限定の会でございますが、会員様のご紹介があれば、どなたでもお入りいただけます。皆様お誘い合わせの上、ご来場ください。

◯お問い合せ TEL 03-5275-5607

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【3】今後の活動予定

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(1)千葉県 君津市 「君津まちづくりプロジェクト」1月11日(土)、12日(日)

★君津市「まちづくりプロジェクト」の特徴★

1.最大の特徴は「施設レビューと住民協議会を組み合わせた」プロジェクト。
2.「施設レビュー」で公共施設の課題整理、そこで出された論点を軸に「住民協議会」を実施。
3.「無作為に選ばれた3,000人のうち、応募のあった104名の市民」と「H29年度公共施設ワークショップに参加した34人のうち、応募のあった13名の市民」が参加。

【日 時】2020年1月11日(土)、12日(日)9:00~16:30(予定)

■公共施設の課題整理(施設レビュー)

【会 場】君津市役所 5階大会議室他(千葉県君津市2丁目13番地1)

※会場に関する問い合わせ先:君津市経営改革推進課(電話:0439-56-1260)

詳細は、君津市HPをご覧ください。
https://www.city.kimitsu.lg.jp/soshiki/8/24788.html

【対象施設区分】

■公共施設の課題整理(施設レビュー)

▼1日目 ・スポーツ・公園施設(13施設)、市民文化ホール(1)、資料館(2)、市営住宅(9)・公民館等(11施設)、行政施設(6)、図書館(7)
▼2日目 ・産業、観光施設(13施設)、保健、福祉施設(10)・コミュニティ施設(5施設)、保育園(13)、子育て支援施設(1)、放課後児童クラブ(3)

※住民協議会の日程等は後日掲載予定。

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(2)岡山県 津山市 「津山自分ごと化会議」第4回

【テーマ】「市営プールと学校プールのあり方について」

市が所有・管理しているプール施設について、人口減少や施設の老朽化に伴い、将来を見据えた運営方法の見直しが必要となっています。そこで、今後のプールのあり方について、市民の皆さんに話し合っていただきます。

【日 時】2020年1月18日(土) 13:00~16:00(予定)

【会 場】津山市役所(岡山県津山市山北520番地)

※会場に関する問い合わせ先 津山市行財政改革推進室(電話:0868-32-2028)

詳細は、津山市HPをご覧ください。
https://www.city.tsuyama.lg.jp/life/index2.php?id=7317

構想日本ブログ https://www.kosonippon.org/wp-manager/blog/?cat=125

△上記2自治体【参加費】無料 どなたでも傍聴できます(事前登録不要、途中入退室可)

△上記2自治体のお問合せは、構想日本まで TEL:03-5275-5607 E-MAIL:shiwake@kosonippon.org

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【4】ご紹介  構想日本が応援している活動などに関するお知らせです。

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(1)代表ブログ NEW!

代表 加藤秀樹

◇2020年1月6日 「炊き出しに参加して~NPO法人 抱樸」
https://www.kosonippon.org/wp-manager/blog/?p=2936

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(2)Yahoo!ニュースオーサー 記事 NEW!

総括ディレクター 伊藤 伸

◇2020年1月6日 地域公共交通は生き残れるのか ~政府行政事業レビューを振り返って~
https://news.yahoo.co.jp/byline/itoshin/20200106-00157825/

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(3)メルマガのシリーズ「報道されない福島の現実」の執筆者、農地の原状回復訴訟団・団長 鈴木 博之氏のドキュメンタリー

【再放送・日時】2020年 1月10日(日)午後2:05~

NHK「目撃にっぽん」“希望の大地”を再び~原発事故 ある農家の闘い~

原発事故から間もなく9年、東京電力を相手に裁判で闘い続けている農家がいる。

福島県・大玉村のコメ農家6代目、鈴木博之さん。求めているのは金銭的な補償ではなく、田んぼから放射性物質を取り除いてほしいということだけだ。

この4年、福島産のコメから基準値を超える放射性物質は検出されておらず、今も“土の汚染”を訴える姿は冷ややかな目を向けられることもある。

それでもなぜ闘い続けるのか。鈴木さんの日々を見つめた。(NHK HPより)

HP →https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/4359/1077369/index.html

構想日本のメールマガジン、シリーズを担当してくださっている鈴木さんのドキュメンタリーです。是非、ご覧ください。

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(4)エセックス大学人権センターフェロー 藤田 早苗さん 今後の活動予定

日本国憲法21条によって、私たちには、表現の自由が保障されているはずです。

また日本は国連自由権規約19条を批准しています。でも本当に「干渉されることなく意見を持つ権利」「あらゆる種類の情報及び考えを求め、受け及び伝える自由を含む」表現の自由の権利は保障されているといえるでしょうか、私たちはその権利を行使できているでしょうか。

「世界から見た日本のヒューマンライツ」ほか

2020年
1月10日(金)19:00~ 広島:Social Book Cafe ハチドリ舎
1月13日(月)14:00~ 徳島:徳島大学常三島キャンパス けやきホール
1月19日(日)15:30~ 大阪:毎日放送M館地下1階 AVルーム

【カンパのお願い】
日本の表現の自由を、国連ならびに国際社会を通じて正していく活動を成功させるため、藤田早苗さんの旅費・宿泊費等の経費のカンパにご協力下さい。
ジュネーブへの交通費などが最低でも40万円はかかります。

■ カンパ振込先
郵便振替
口座番号:00870-7-216543
〇八九(ゼロハチキュウ)店 当座 0216543
加入者名:日本の表現の自由を伝える会

【記事紹介】

1,東京新聞の望月衣塑子記者への官邸からの圧力について
「表現の自由に関する国連特別報告者」デビッド・ケイ氏から日本政府に通知書が送られ政府の回答と共に公開。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191119-00010000-asiap-soci&p=1

2,藤田早苗<危うい言論の自由>国連特別報告者が新たな勧告
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190905-00010001-asiap-soci

3,「勧告は改善への提案です」デビッド・ケイ氏インタビュー

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190907-00010000-asiap-soci

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【5】会員募集・寄付のお願い

政治がこのままではいけないと思う人、日本をもっと素敵な国にしたいと思っている人・・・是非、構想日本の活動にご参加、ご支援ください。
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「住民協議会」「ふるさと住民票」など、地方自治から日本の底上げを図っていきたいと思っています。
皆様のご参加、ご協力いただければ幸いです。

◯構想日本会員(個人)年会費1口10,000円(1~10口)、入会金2,000円 (WEBからお申し込みいただく場合は入会金免除)

◯構想日本会員(法人)法人会員A 年会費1口300万円、入会金30万円/ 法人会員B 年会費1口 50万円、入会金30万円/ 法人会員C 年会費1口 10万円、入会金5万円

詳細は、こちらからご覧ください。 https://www.kosonippon.org/wp-manager/info/index.php#member

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(編集後記)

あけましておめでとうございます。皆様どのような新年をお迎えでしょうか。
何とも暗雲たちこめる年明けとなり、日本国内の問題も山積みかと思います。
なにひとつ忘れることなく、注視していきたいと思います。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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**********読者の声*************

日産自動車役員による会社の私物化、横領、背任について、日本の機能不全と言ってもいい状態の司法制度と絡めて、被告を擁護する世論がありますが、これはこれ、それはそれと分けて考える必要があるのではと感じております
「人質司法」と言った言葉で、被告へ行われた逮捕・拘留が非難されていますが、こうした経済犯の場合は、安易な釈放や外部との接触許可によって、不当に得た財産を隠匿する時間を与える事と同義であり、逮捕・拘留の要件となる「証拠隠滅、逃亡の恐れがある場合」を十分に満たすものです
更に今回の事象においては、被告が頑なに被疑事実を認める事なく、当初から周囲への責任転嫁・非難に終始しており、この点からも事実解明の為に必要やむを得ず長期に渡り身柄を拘束する事になったものと言えるのではないでしょうか
机上の空論で「人権」を語る法律家なるもの達の非難は、被告の行った行為とそれらによってもたらされた被害に目を向けていない偏向した視点であると言わざるを得ません

私は自動車業界でかつて働いておりましたが、被告が行った「経営再建」と称する「人切り」「雇用責任の放棄」と、それによって財務諸表上の数字だけが健全化したように見えるまやかしによって、日産自動車だけではなく、そうした風潮が波及した日本の自動車業界の崩壊とも言って過言ではない衰退の現実を見てきました
そこには自己の利益だけを追求し、会社の信用(株)を玩具にする「投資家」と称するヤマ師が群がり、自分の任期で数字を作れば良いと言う自己保身しかない経営陣による労働者への無理難題の丸投げ、そのツケが下請けへ… そんな構図を見ていた身からすれば、あれは「経営再建」などではなく自分勝手な利益追求の為の労働者搾取、日本の自動車業界が食い物にされただけに過ぎない、ただの「経済テロ」です
そうした闇の部分は日本の経済界が元々持っている体質に起因するものでもありますが、被告の無責任且つ自分本位な搾取によって加速された、悪化させられた事は明白です

なぜその根本までが取り上げられる事なく、大手メディアが探偵ごっこでお茶を濁しているか… それは大手メディア自身も労働者、下請けからの搾取で「いい思い」をしているからに他なりません
コラムでは政府与党が行っている不正も引き合いに出されていますが、誰がやろうと不正は不正、間違っているものは間違っているのです
どちらかが見逃されているから、どちらかだけが追及されるのは… ではなく、どこがやろうとも不正は追及され断罪されて然るべき、そう言う考えに至る事ができない世論に辟易している今日この頃です

元自動車業界人の現自治体職員A氏