メールマガジン

【No.944】「特ダネではないけれど(36)施政方針演説」

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構想日本メールマガジン【No.944】 2020.01.23 発行

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<目次>

【1】第255回J.I.フォーラム 2月10日(月)

「構想日本会員 懇談会」

【2】今後の活動予定

千葉県 君津市「君津まちづくりプロジェクト」2月11日(火・祝)、3月7日(土)

【3】ご紹介

一般社団法人 世界の子供たちのために「福島応援ツアー」

【4】巻末寄稿文

「特ダネではないけれど(36)施政方針演説」

新聞記者   松浦 祐子

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【1】第255回J.I.フォーラム

「構想日本 会員懇談会2020」

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これまでのJ.I.フォーラムゲストや、プロジェクト活動にご協力いただいている方にもご参加いただきます。
皆様と一緒に、大いに飲み、しゃべり、盛り上がり、2020年の日本を考えたいと思います。

◯日 時:2020年 2月10日(月) 19:00~21:00(開場18:30)

※開始時間にご留意ください。(入退室自由)

◯会 場:レストラン赤坂クーポール 本店(東京都港区赤坂1-1-14 野村不動産溜池ビルB1、TEL:03-3582-4035)

◯参加費 : 5,000円

◯フォーラムの申し込み方法

⇒HPから申し込み:http://www.kosonippon.org/cp-bin/wp/forum/regist.php
⇒メールをする:info@kosonippon.org
⇒Facebookイベントページの「参加」をクリック
https://www.facebook.com/events/609190753247546/
⇒電話をする:03-5275-5607
⇒FAX.をする:03-5275-5617

いずれかの方法で、お申し込みください。

☆参加ご希望の方は2月6日(木)12:00までに下記にご記入の上、FAX.他にてお申し込みください。
なお、キャンセルをされる場合は必ず7日(金)12:00までにご連絡ください。それ以降は、キャンセル料を頂戴致しますので、ご了承ください。

※構想日本会員様の会ではありますが、ゲストも大勢いらっしゃいます。折角の機会ですので、会員以外の方も皆様お誘い合わせの上、ご来場ください。

◯お問い合せは TEL 03-5275-5607

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【2】今後の活動予定

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(1)千葉県 君津市「君津まちづくりプロジェクト」2月11日(火・祝)、3月7日(土)

★君津市「まちづくりプロジェクト」の特徴★

1.最大の特徴は「施設レビューと住民協議会を組み合わせた」プロジェクト。

2.「施設レビュー」で公共施設の課題整理、そこで出された論点を軸に「住民協議会」を実施。

3.「無作為に選ばれた3,000人のうち、応募のあった104名の市民」と「H29年度公共施設ワークショップに参加した34人のうち、応募のあった13名の市民」が参加。

【日 時】住民協議会  2月11日(火・祝)、3月 7日(土)13:00~16:00(予定)

【会 場】君津市役所 5階大会議室他(千葉県君津市2丁目13番地1)

※会場に関する問い合わせ先:君津市経営改革推進課(電話:0439-56-1260)

【議論の仕方と参加者】

1月に行われた「施設レビュー」で課題整理が行われ、それに基づき「住民協議会」が開かれます。

公共施設の課題整理(施設レビュー)で見えてきた重要な論点について、プロジェクトメンバーが全2回議論する。
オブザーバーは議論を聞いた上で、所定のシートに意見を記入する。

(※1)プロジェクトメンバー:住民基本台帳から無作為に選ばれた3,000人の中から応募のあった104名の市民。
(※2)オブザーバー:H29年度清和地区公共施設ワークショップに参加した34人の中から応募のあった13名の市民。

【コーディネーター】

・コーディネーター
1班:伊藤 伸 (構想日本総括ディレクター)
2班:石井 聡 (逗子市市民協働部次長)
3班:石渡 秀朗(構想日本特別研究員)

【対象施設区分】

■公共施設の課題整理(施設レビュー)

▼1日目 ・スポーツ・公園施設(13施設)、市民文化ホール(1)、資料館(2)、市営住宅(9)・公民館等(11施設)、行政施設(6)、図書館(7)

▼2日目 ・産業、観光施設(13施設)、保健、福祉施設(10)・コミュニティ施設(5施設)、保育園(13)、子育て支援施設(1)、放課後児童クラブ(3)

【参加費】無料 どなたでも傍聴できます(事前登録不要、途中入退室可)

【主 催】君津市 詳細は、君津市HPをご覧ください。 https://www.city.kimitsu.lg.jp/soshiki/8/24788.html

【お問合せ】構想日本 伊藤/今泉 TEL:03-5275-5607 MAIL:shiwake@kosonippon.org

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【3】ご紹介  構想日本が応援している活動などに関するお知らせです。

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一般社団法人 世界の子供たちのために「福島応援ツアー」

今回のツアーは、東日本大震災から9年が経つ福島の今を知るとともに、風光明媚な景色や地場産の新鮮な食材を使った食事、現地の方々との触れ合いを通した、福島を最大限楽しめるツアーになっています。

温泉街の情緒漂う土湯温泉に入り、福島の現状を各地で学び、現地の方々と懇親会を行い、全国一位に輝いた福島のお酒を嗜み、桃源郷と呼ばれる花見の名所も楽しめるツアーはなかなかありません。福島の復興支援のために、福島の“今”を知る旅に出かけてみませんか?

■旅程:2020年4月4日(土)~5日(日) 東京駅発着 一泊二日

■参加費(※バス乗車代、食事代、宿泊費が含まれます。)

一般:22,000円/一人あたり
団体割引:20,000円/一人あたり ※4名様以上でお申し込みいただいた場合に適用となります。
学生割引:14,000円/一人あたり

■行程参考:お花見(福島市花見山)、南相馬市語り部、東京電力廃炉資料館、奥の松酒造、Jヴィレッジ 宿泊:土湯温泉山根屋

■お問い合わせ先:一般社団法人 世界の子供たちのために 担当 / 西村

〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-5-1 住友不動産御茶ノ水ファーストビル8F

E-mail: info@chefuko.org TEL:03-5577-3155 FAX:03-3291-0011

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【4】「特ダネではないけれど(36)施政方針演説」

新聞記者   松浦 祐子

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通常国会が20日、開会しました。

冒頭には、この1年間の政府の基本的な政策の方向性を示す施政方針演説が、安部晋三首相によって行われました。新聞でも、インターネットでも全文を読むことができるので、是非、読んでもらいたいと思います。

1964年の前回の日本でのオリンピックのエピソードから始まる演説は、その後も随所にオリンピックやパラリンピックの話題が盛り込まれて、つながれていきます。全体を通した政策の「軸」がないことを隠すために、オリンピックの話題でカムフラージュし、飾っているようにしか見えません。しかも、高度成長の時代とは異なる多様な社会のあり方を作りださなければならない時に、「国民一丸となって、踏み出していこう」と呼びかけるのは、時代錯誤とも言えます。

また、政策というものは現状認識があり、そこにある問題を解決するために実施するものだと思います。けれど施政方針演説を読むと、「そもそも、現状認識が間違っている」と感じるものが多々ありました。

例えば・・・。

「来年度(2020年度)予算の税収は過去最高となりました」と言いますが、あくまで「見通し」です。2019年度予算では、想定していた税収が得られず、税収を約2兆円減額する補正予算案を組まざるを得なくなっています。

女性の活躍については「(日本の女性の)就業率は、25歳以上のすべての世代で米国を上回っています」とアピールします。スウェーデンやドイツ、英国と比べると、まだまだ日本は下回っている世代があるのに、なぜ米国とだけ比較するのでしょうか。昨年12月に世界経済フォーラムが公表した「ジェンダー・ギャップ(男女格差)レポート」で、153カ国中121位だったことは、無視されています。

地方創生の成功例としては具体的に名前を挙げて、ある若者の地方への移住事例が紹介されました。しかし演説後、その若者がすでに地方から転居していることが分かるという、笑い話のようなオチまでありました。若者が悪いわけではありません。「桜を見る会」の招待者名簿については、「個人情報」を含むなどと言って廃棄したのに、演説では御本人への十分な確認や承諾を得ずに個人名を使うというのは、明らかにダブルスタンダードで、おかしなことです。

などなど、???と疑問符がつく現状認識が、次々と示されています。

そんな中で、「この6年間、生産年齢人口(15~64歳)が500万人減少」という重要な事実が、目立たないように述べられていました。

日本の人口は、2000年から2025年かけて65歳以上の高齢者人口は約1、7倍に、その中でも75歳以上は約2、4倍に急増し、高齢化が進みました。ただ、その後は2040年にかけて高齢者人口の増加は緩やかになります。一方2025年以降、これまで以上に加速するのが生産年齢人口の減少です。この間に働き手は、約17%減ると予想されています。昨年末の厚生労働省が公表した2019年の出生数は86万4千人で、統計を始めた1899年以降で初めて90万人を下回りました。少子化に歯止めはかかっていません。この現実に、我々は向き合っていかなければいけないのだと思います。

急激に高齢化が進む中では、まずは増えていく高齢者の生活を、どのように社会全体で金銭的(財政的)に支えていくのか、高齢者と若者の間で給付と負担のバランスをどう取っていくのかが、大きな課題でした。それに加えて、これからの生産年齢人口減少の時代には、実際に誰が支えていくのか、誰が支え手になれるのかが問題となっていくことが予想されます。

将来的には、たとえ年金(お金)があったとしても、医療・介護業界の働き手がいないので、必要なサービスが受けられないといった事態も考えられます。実際に、すでに介護ヘルパーは人手不足が深刻になっています。

各産業間での人材の奪い合いが激しくなる中で、生活を支えていくために不可欠な医療・介護分野の人材をどう確保していくのか。若者や外国人の方にとって、魅力的で働きやすい職場に変えていけるのか。イノベーションをうまく取り込み、経済成長にもつながる産業にしていけるのか。ボランティアの活用も考えていかなければいけないのではないか。一筋縄ではいかない課題が横たわっています。悲観的になる必要はないけれど、知恵を出し合わなければなりません。

2020年は、オリンピック・パラリンピックが開催されるだけでなく、日本が次なる人口構成に対応できるように準備を始めるべき重要な年です。本来、日本が政策の軸として据えるべきものは、人口問題をはじめ、財政やエネルギー問題を含めたこの国の「持続可能性」なのだと思います。結局のところ、そのことに、安部首相の施政方針演説は、正面からきちんと向き合っていないと評価せざるを得ません。

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松浦 祐子 (まつうら ゆうこ)

1974年 神戸市生まれ。大学院修了後、1999年新聞社に入社。和歌山、高知での地方勤務、東京での雇用、介護分野、厚生労働省、財務省担当、新潟で県政取材、内閣府担当などを経て、今は、科学医療部で医療分野を担当。

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(編集後記)

今回のメルマガをはじめ、連日、施政方針演説の内容が取り上げられていますね。
色々とツッコミどころ満載のようですので、皆さま是非ご一読いただければと思います。
細かいところではありますが、サッカーの聖地は、国立(霞ヶ丘)競技場ではないかと。

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