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【No.991】代表コラム「ザラザラ元年」 加藤秀樹 

【No.991】代表コラム「ザラザラ元年」 加藤秀樹

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構想日本メールマガジン【No.991】 2021.1.7 人日の節句 発行

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明けましておめでとうございます。
皆様、ご無事で新しい年をお迎えのことと存じます。

まだしばらくコロナとの折り合いを考える日々が続きますが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

<目次>

【1】代表コラム「ザラザラ元年」 加藤秀樹

【2】お知らせ

構想日本の集大成 「ツルツル世界とザラザラ世界 世界二制度のすすめ」 加藤秀樹(著)発売中

【3】12月の主な活動報告 政策実現活動、新聞・テレビ等メディア掲載 その他

【4】ご紹介

(1) 全国初!住民による住民のための無作為抽出の住民協議会
「自分ごと化会議in松江」第2期 ~クラウドファンディングのおしらせ~

(2)「藤田早苗さん講演会」オンライン、大阪、京都、東京など

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【1】代表コラム「ザラザラ元年」

構想日本 代表  加藤秀樹

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みなさま、今年のお正月はいかがお過ごしでしたでしょうか。

昨年はコロナに明け暮れた年でした。そして、テレワーク、リモート、オンラインなど従来あまり使われなかった言葉が日常で使われるようになりました。これらの言葉が表す働き方、集まり方、暮らし方の変化のかなりの部分は、コロナが収まった後も定着するのでしょう。

コロナとは別のことですが、企業の行動に関しても、昨年は大きい変化が見られました。企業の公共的な役割です。

SDGs(持続可能な開発目標)とか、ESG投資(環境・社会・ガバナンス要素も考慮した投資)という言葉が、随分と一般的になりました。内容がどの程度伴っているかは課題としてありますが、日本のESG投資は昨年1年間でも急激に増えています。

これは地球温暖化による気候変動、災害がいよいよ危機的になっていることに加え、所得格差や社会の分断などが悪化し、企業が社会の課題、公共的なことに目を向けざるを得なくなったことを表しているのでしょう。

個人的なことで恐縮ですが、昨年末、私は「ツルツル世界とザラザラ世界・世界二制度のすすめ」という長くて変わった名前の本を出しました。

大雑把に言えば、ツルツルというのは、効率よく物やサービスを作り、売り、経済的にさらに豊かにしていこう、という、これまでのやり方、価値観。
ザラザラというのは、人間も生き物なんだから、「効率」に追いたてられるのではなく、もっと身の丈に合った経済、社会を考えようといったことです。

その意味では、SDGsもESGもザラザラをあと押しする動きだと思います。コロナによる社会の変化も、ザラザラ要素を多く持っていますし、働き方も生活もツルツルまっしぐらでなくてもいいんだ、できるんだという「発見」が多くの人の間にあったのだと思います。

ザラザラ社会は、地域のことを行政任せ、税金頼みでなく、人がより多く関わる社会でもあります。

ということは、単なる「小さい政府」とか国や自治体が決めた枠の中で自助、共助を担うだけというのではありません。公共的な意思決定にも、住民が関わるということです。

構想日本が行ってきた「自分ごと化会議」は地域のザラザラ化を進めてきたと思います。
本の中でも、福岡県大刀洗町や、松江市の例を紹介しました。

この本は「自分ごと化会議」はじめ、地域での具体的な例と、「低コスト高満足」「世界二制度」など、大きな考え方や方向性との関係が分かるように書きました。

日本をはじめ、世界中で政治が目指すべき方向を見失う一方で、先に述べたような企業行動の変化もあります。

今年の構想日本は、従来の地域での活動に加えて、ここに述べたような、これから私たちが進むべきと考えられる大きな方向性もあわせて示していきます。そしてこれまで以上に、大勢の人に共感していただき、それがさらに大きい動きとなって拡がるような、「ザラザラ化」活動を始めます。

後から振り返って今年が「ザラザラ元年」になりますよう、スタッフ一同、一生懸命働きます。今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

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【2】お知らせ

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「ツルツル世界とザラザラ世界 世界二制度のすすめ」加藤秀樹(著)発売中

皆さまから、感想などいろいろとお言葉を頂戴しております。あらためまして、感謝申し上げます。

☆京都大学前総長 山極寿一氏 推薦文☆
「新型コロナウィルスによるパンデミックで立ち止まった時、見えてきたのはこれまで歩んできたグローバリズムと科学技術偏重社会のゆがんだ姿だった。
このままでは経済が回らなくなり金融危機に陥って世界も人間も崩壊する。これまで『構想日本』を主宰し、日本の政策に鋭く切り込んできた著者は処方箋として『ツルツル世界』と『ザラザラ世界』の二制度を提案する。
それは『生き物としての人間』を中心に据えた新しい国の在り方だった。」

<本書の趣旨・概略> 加藤 秀樹

本書は、構想日本の20年に及ぶ、活動とその核となる理念をまとめたものです。
格差や貧困から民主主義の危機、地球温暖化にいたるまで様々な現代社会の弊害を貫く原因を整理し、これからの「世界の仕組み」「日本の仕組み」「私たちの生き方」のデッサンを具体的な事例を交えて示しています。
構想日本では活動開始以来、一貫して「低コスト高満足」社会を掲げてきました。それは、脱「お金で評価する社会」です。 “「生き物としての人間」復活”への一歩でもあります。その歩みを進めるために、私は「世界二制度」という仕組みを考えてみました。
私たちがこれから考えないといけない社会の方向性や、現場での活動の過程で見られた地域や住民の変化、課題解決に生かせる知恵の様々な例を本書で紹介します。
是非、ご高覧いただき、感想をお聞かせいただけましたら幸いです。

これからの生き方を模索している人、政治や経済の将来を考えたい人、地域を元気にしていきたい人などに是非、読んでいただきたいです。

構想日本HP → http://www.kosonippon.org/book20201207/
Amazon書籍販売 ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B08PL2VS1G/

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【3】12月の主な活動報告

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(1)政策実現活動

12月 6日 群馬県富岡市「とみおか未来会議」(2)
12月12日 京都府長岡京市「自分ごと化会議」(1)
12月13日 京都府福知山市「市民懇談会」(1)
12月13日 鳥取県琴浦町「琴浦自分ごと化会議」(3)
12月19日 茨城県東海村「自分ごと化会議」(1)
12月26日 福岡県大刀洗町「住民協議会」(2)

※その他、首長や自治体との打ち合わせ等 11件

(2)テレビ等メディア掲載

12月 3日 茨城新聞 東海第2原発、営業運転開始42年 再稼働の是非見通せず 民意把握へ
12月 8日 東京新聞 TOKYO Web <原発つかむ民意 東海村版「自分ごと化会議」を前に>(上)松江の試み 当事者が議論、自信に
12月 9日 東京新聞 Web <原発つかむ民意>(中)提案の行方 政策への反映見えず
12月10日 東京新聞 Web <原発つかむ民意>(下)村長の狙い 行政主導に警戒感も
12月15日 両丹日日新聞 福知山の将来像考える 総合計画策定へ市民懇談会 101人の幅広い意見を集約 人口減、財政難の中で
12月19日 NHK NEWS WEB 無作為に選ばれた住民 原発について意見交わす 茨城 東海村
12月20日 茨城新聞 東海第2再稼働 村民、自由に議論 自分ごと化会議「怖い」「運転続けて」
12月20日 東京新聞 Web 原発再稼働、村民が考える 東海村で初の「自分ごと化会議」
12月20日 毎日新聞 原発への考え議論 「自分ごと化会議」初会合 東海村民

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【4】ご紹介

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(1)全国初!住民による住民のための無作為抽出の住民協議会「自分ごと化会議in松江」第2期 ~クラウドファンディングのおしらせ~

第1期(2018年11月~2019年2月)は「原発を自分ごと化する」をテーマに議論し、その成果を『9つの提案』としてまとめ、中国電力、松江市長、島根県知事、世耕経産大臣(当時)にお渡ししました。
今回、第2期(2021年2月~)では、「自然エネルギー」をテーマに、新たに無作為抽出した松江市民による議論の場を作ります。

まちの問題を「自分ごと」として考える市民を増やしたい!
そのために職業や年代、興味・関心などが異なる多様な市民が集まって、自由に安心して対話する場を作りたい!
そうした思いで、「自分ごと化会議in松江実行委員会」は活動しています。

自分ごと化会議を、住民が主催して行う全国初めての試みです。

☆ 目標金額は 50万円 ☆

ご支援は、3000円から承っております。

リターンは金額によって

・自分ごと化会議in松江「提案書」
・詳細レポートデータ
・共同代表3人と1時間のオンラインCAFEの権利
・共同代表福嶋浩彦氏が、あなたのまちに出かけてプロジェクトの報告

クラウドファンディングで支援いただいた資金は、自分ごと化会議を運営するために使わせていただきます。
皆さまにもこの取り組みに、支援という形でもご参加いただければ幸いです。

ご支援いただいた資金の使い道は以下の通りです。

・会場使用料
・講師、問題提起者への謝礼
・無作為抽出者への会議案内 印刷・送付費用など

詳細はこちらから → https://readyfor.jp/projects/kaigi2027

皆さまからのご支援、ご参加、お待ちしております。

※自分ごと化会議in松江 第2期 事前勉強会(動画)
昨年11月に、自分ごと化会議の活動や意義を知っていただくための勉強会を開きました。
YouTubeでの視聴が可能です。こちらから →  https://youtu.be/4vf0u3UPtz4

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(2)「藤田早苗さん講演会」オンライン、大阪、京都、東京など

これまで秘密保護法や共謀罪、日本の表現の自由の現状を国際社会に伝えてきた、イギリス在住で国際人権基準の研究者である藤田早苗さんが2020年12月に一時帰国し、全国各地で講演を行っています。

詳細はこちら→ https://hyogen-tsutaeru.jimdo.com/

○大阪「世界からみた日本のヒューマンライツ:メディア・新型コロナ・女性・貧困・差別」
日時:2021年1月9日(土)14:00~(13:30開場)
開場:大阪市中央公会堂 大会議室
定員:56名(当日のコロナ感染の状況により定員数の変更の場合あり)
※カンパ制  連絡先 25bun64bun@ezweb.ne.jp 文箭(ぶんや)氏まで

○京都 「世界から見た日本のヒューマンライツ」
日時:2021年1月13日(水)18:00~20:00
会場:京都大学法経本館1F第七教室
詳細ほか Zoom申込は高山氏まで takayama@law.kyoto-u.ac.jp

○大阪「世界から見た日本の人権 表現・報道の自由、ジェンダー、貧困、移民+」
日時:2021年1月16日(土)13:30~15:30
会場:岸和田市立男女共同参画センター
定員:60名(申込不要・当日先着順)
主催:岸和田女性会議 お問合わせ:080-4984-5226

○ZOOM開催 オンライン学習会 日本を外から学ぶ学習会 「現代日本に潜む貧困問題」
日時:2021年1月23日(土)19:00~21:30(日本時間)
登壇者:奥田 知志氏(NPO法人抱樸理事長)、藤田 早苗氏
参加費:400円 ※生活保護を受給されている方は無料に致します。別途ご連絡ください。
懇親会:講演後、オンラインで実施
お申し込みフォーム URL: http://ptix.at/mLMy6R

※お申し込みに関する注意事項など 詳細は下記を御覧ください。
チラシ http://www.nagoya.ombudsman.jp/himitsu/210123.pdf
学習会FBページ : https://www.facebook.com/japanfromoverseas
事務局連絡先 : sotokaramanabu.uk@gmail.com

○東京 「世界から見た日本のヒューマンライツ」メディア・新型コロナ・女性・貧困・差別
日時:2021年1月30日(土)14:00~16:00(13:30開場)
会場:ラズ大森 入新井集会室(京浜東北線 大森駅より徒歩2分)
定員:40人程度
参加費:1000円(学生無料)
お申込みは中東まで nishinaka.neon2020@gmail.com

活動の詳細はこちら → https://hyogen-tsutaeru.jimdofree.com/

上記、ご来場の際はマスクの着用をお願いします。
発熱や咳、喉頭痛などの症状がある人は来場を控えてください。

☆彡☆昨年12月に行われたオンラインセミナーが視聴できます☆彡☆

「日本は本当に自由な国なのか?」~国連自由権規約委員会にNGO共同レポートを提出~
登壇者:望月衣塑子氏、藤田早苗氏、海渡雄一氏、近藤ゆり子氏
Youtube URL → https://www.youtube.com/watch?v=k-Fi1KHA02M&feature=youtu.be

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郵便振替
口座番号:00870-7-216543
〇八九(ゼロハチキュウ)店 当座 0216543
加入者名:日本の表現の自由を伝える会

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(編集後記)

明けましておめでとうございます。今朝は七草粥を召し上がりましたか。
お雑煮は日本各地で特色があるのは有名ですが、七草粥にも違いがあるそうです。
無病息災を祈った先人たちの知恵を、後世につないでいきたいと思います。

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