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【No.1020】片桐 幸雄の10行通信(2021年5月の1) |片桐 幸雄氏|

【No.1020】ふるさと住民票(R)「イベント参加レポート」~三木町~

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構想日本メールマガジン【No.1020】 2021.07.29 発行

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<目次>

【1】各地からの現場レポート

(1)ふるさと住民票(R)「イベント参加レポート」~三木町オンラインイベント~

【2】構想日本企画シリーズ

「あなたの“うんざり”から社会を考える。」

【3】自分ごと化対談 第二弾『政治とリアリティ「下山の哲学」に学ぶ いま、日本に必要なこと』
プロ登山家・竹内洋岳氏 × 加藤秀樹 You Tube公開中

【4】ご紹介

(1)静岡県「令和3年7月大雨災害静岡県義援金」の募集について

(2)Arts and Creative Mindの杉本志乃氏よりお知らせ

トークショー「SEE Nothing, HEAR Nothing, SAY Nothing →公然の格差社会へ!」You Tube公開中

(3)日本の人権問題を世界に伝える エセックス大学人権センターフェロー 藤田 早苗氏より

福島第一原発事故調査 ~国連特別報告者への日本政府の対応~ You Tube公開中

【5】巻末寄稿文

片桐 幸雄の10行通信 (2021年5月の1)

片桐 幸雄

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【1】各地からの現場レポート

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(1)ふるさと住民票(R)「イベント参加レポート」~三木町オンラインイベント~

三木町のふるさと住民オンラインイベント「MIKIじまんモニターイベント~パスタランチで三木の夏やさいをあじわおう~」に参加しました。

事前に届いたパスタセット(ミートソースと立派な野菜たち!)を使って、各自ミートソースパスタを作って参加します。

他の自治体でもできる企画だと思いますし、ふるさと住民票の取組みを行っている自治体どうしがコラボしても面白いと思いました。

<発言交流タイム>より

・東京で買う野菜とは全然ちがって、とってもみずみずしくて新鮮で元気がある野菜。ぜひふるさと納税で買ってみたい。

・送ってもらった野菜を使って、夏休みの子どもと一緒にパスタを作った。食育にもなって、いい体験ができた。

などなど、多くの意見や感想が出ました。続きはブログでご覧ください。

こちらから → http://relevantly.work/cp-bin/wordpress/2021/07/22/%e9%a6%99%e5%b7%9d%e7%9c%8c%e4%b8%89%e6%9c%a8%e7%94%ba%e3%81%ae%e3%81%b5%e3%82%8b%e3%81%95%e3%81%a8%e4%bd%8f%e6%b0%91%e3%82%a4%e3%83%99%e3%83%b3%e3%83%88%e3%81%ab%e5%8f%82%e5%8a%a0%e3%81%97%e3%81%be/

※ふるさと住民票(R)とは
人口減少の時代には、居住人口を増やそうとすると自治体間の人の取り合いになります。そこで、その町に関わってくれる人=「関係人口」を増やす仕組みとして考えられたのが「ふるさと住民票(R)」です。
2021年5月時点で、10自治体が取り組みを実施、「ふるさと住民」は全国で約5,000名います。

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【2】構想日本企画シリーズ

「あなたの“うんざり”から社会を考える。」

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みなさま、今週も“うんざり”企画をお送りいたします。

~あなたの“うんざり”に共感します~

【うんざり壱】

・会議で女性が発言するとスルーするくせに、その直後にほぼ同じことを男性上司が発言すると全員が深~く頷く某企業(もしかして日本の企業すべて?)に“うんざり”。(匿名さん)

<J.I.>

「何を言ったか」ではなく、性別・年齢・肩書きなど「誰が言ったか」を見る人は大勢います。“うんざり”しますね。

【うんざり弐】

・「うちの会社の若い奴はしっかりしていない」と、コンビニ前で路上呑みしてグチっているオジサンたちに“うんざり”。(匿名さん)

<J.I.>

・「近頃の若いもんは…」2000年前から言われていたという、永遠の課題ですね。

今週の“うんざり”は、いかがでしたでしょうか?

“うんざり”転じて福となる。あなたが感じる“うんざり”は、時代を超える悩みかもしれません。
永遠ループに嵌まらず、新しい一歩をすすめるように、あなたが感じた“うんざり”に目を向けて見てください。
いま気づいている“うんざり”をきっかけに、より良い社会を目指して、これからも皆さんと一緒に考えていきたいと思います。是非ご参加をお願いします。

<参加方法>
1、本メールに「“うんざり”していること」「共感した“うんざり”に私からもひと言」「うんざり川柳」などを返信する
2、右記のURL先で「“うんざり”していること」を入力・回答する → https://forms.gle/PkFNDXgrvgadhnvb6
3、Twitter ハッシュタグ 「#うんざり転じて福となる」でツイートしてください
※皆さんからいただいた“うんざり”やコメントを、メールマガジンや構想日本HP、FB、Twitterなどで加工して公表することがありますのであらかじめご了承ください。
※氏名は任意です。ニックネームでも結構です。

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【3】自分ごと化対談 第二弾『政治とリアリティ「下山の哲学」に学ぶ いま、日本に必要なこと』

プロ登山家・竹内洋岳氏 × 加藤秀樹

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『自分ごと化対談 ツルツル世界とザラザラ世界』第二弾

~政治とリアリティ「下山の哲学」に学ぶ いま、日本に必要なこと~

ピークを過ぎた日本社会が、緩やかに下山するにはどうすればいいのか。
プロ登山家 竹内洋岳氏(日本人初、世界8000m峰全14座完全登頂)と、加藤秀樹が日本社会のあるべき姿を「下山」にたとえて対談しました。

目次を少しご紹介します。

【Chapter1】「下山」に学ぶ、いま、日本に必要なこと
―効率化だけでは測れない 社会にとって必要なもの

【Chapter2】怒りに学ぶ
―世の中に対して怒らない日本の社会

こちらから →  https://youtu.be/WZ7oFfP0Y80

☆彡『自分ごと化対談』第一弾 ~「命」か「経済」か?『生き物としての人間』の観点から~ JT生命誌研究館名誉館長・中村桂子×構想日本代表・加藤秀樹
こちらから →  https://youtu.be/5cEd33Vbp0I

チャンネル登録と いいね! よろしくお願いします。

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【4】ご紹介  構想日本が応援している活動に関するお知らせです

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(1)令和3年7月大雨災害静岡県義援金の募集について

構想日本とは縁が深く、2009年からは「事業仕分け」「事業レビュー」「施策レビュー」など継続して実施している静岡県からのお知らせです。

静岡県では、令和3年7月1日からの大雨により、熱海市ほか県東部地域において甚大な被害があったことを受け、被災された方々へお届けする「義援金」を募集しています。よろしければ是非ご協力ください。

「令和3年7月大雨災害静岡県義援金」

受付方法 や お問合せ先 詳細はこちらから →
http://www.pref.shizuoka.jp/kousei/ko-110/chifuku/202107ooamesaigaishizuokakengiennkin.html

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(2)Arts and Creative Mindの杉本志乃氏よりお知らせ

◯トークショー「SEE Nothing, HEAR Nothing, SAY Nothing  → 公然の格差社会へ!」

自己責任論が蔓延し助けてと言えない社会。寄付行為は新しい社会創造のため。日本は身内主義から脱却できるのか?

他人が繋がることの大切さを、進化人類学の権威とホームレス支援の第一人者が語り合う。

登壇者:長谷川眞理子(総合研究大学院大学学長・進化生物学者)× 奥田知志(NPO法人抱樸代表)

THE WORLD(ACM Gallery) YouTubeにて公開中 こちらから→ https://www.youtube.com/watch?v=kyIjv0W-ssM

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(3) 日本の人権問題を世界に伝える エセックス大学人権センターフェロー 藤田 早苗氏より

福島第一原発事故調査 ~国連特別報告者への日本政府の対応~

「福島第一原発事故の避難者調査」での国連特別報告者の訪日要請を日本政府は無視しており、いまだに調査訪問が実現していません。

その一方で、日本が主導した「ハンセン病患者らへの差別撤廃」に関する調査の訪日要請はコロナ禍でも受け入れており、政府に都合の良い報告者は受け入れるというダブルスタンダードです。

これは、入管問題、報道の自由、女性の権利、貧困問題など、すべてに共通する問題です。

調査訪問を実現させるためにも、国連人権勧告が出るたびに筋違いの反論を
する政府の対応の矛盾について知っていただきたいと思います。
また、メディアや私たちにできることは何か、一緒に考えていただければと思います。

「国連人権勧告とメディア・市民の役割」こちらから→ https://www.youtube.com/watch?v=dlmHaeXn5f8

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上記、是非ご覧いただき、You Tubeには「 いいね!」もよろしくお願いいたします。

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【5】片桐 幸雄の10行通信 (2021年5月の1)

片桐 幸雄

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・東電は何故潰れないのか

昔から日本人は英語が下手だと言われてきた。その理由を不思議がる風潮があるが、私から見れば不思議でも何でもない。英語が下手でも生きていくのに困らないから、うまくなる努力をしないだけのことだ。だから、英語が下手なのは困ったことでも何でもない。むしろそういう国であることを誇りに思った方がいい位である。これが東京電力が生き残っている理由にもなる。つまり東電は潰れなければならない理由がないから、潰れずに生き残っているのである。これは、英語が下手なのとは違って、実に困ったことである。東電は「原発は自分が好きで始めたことではなく、国の要請だったのだから、その処理を巡る困難さに関しても国が責任を負うべきだ」と言うのであろうが、それならそれで、そのことをちゃんと説明して、原発は他のエネルギー源による発電と切り離して、国に引き渡すべきなのである。それもせずに東電が潰れないのは、誰にとってもいいことではない。

・菅総理大臣が無策でいられる理由

菅さんの新型コロナ対策は、ハッキリ言って「無策」である。そのこと自体も問題であるが、より問題なのは、無策状態を半年以上も続けていることである。どうして無策を続けているのか、無策であることが許されているからとしか言いようがない。彼は新型コロナ対策をやりたくない。しかし、それでは国民の生命を守ることが出来ない。だから、普通は手を打つ。国民の生命を守ることが自分にとって重要でないならば、やりたくもない新型コロナ対策などやるはずがない。菅さんにとっては、国民の生命を守ることは、他の政策課題と比べて、決して重要なことではない。だから無策を続けていられるのであろう。理解できないのは、この菅さんが4割前後※の支持を維持し続けていることであるが、この支持があるからこそ無策を続けているのだろう。このことから思うに、日本国民にとっては新型コロナは深刻な問題ではなく、菅さんは無策でも構わないということのようだ。
※7月現在は3割前後

・暫定首相

菅さんの人気がさえないのは自業自得である。そのこと自体は、同情する必要はない。菅さんは未練がましく首相の椅子にしがみつくべきはない。しかし、自民党内で「菅さんは暫定首相だ」という声が上がっていると聞くと、「それは少し殺生だ」と思ってしまう。内容はどうあれ、菅さんは自民党の規約にしたがって党の総裁に選ばれ、次いで憲法の定めるところにより、内閣総理大臣に指名されたのである。圧倒的多数で、正規の首相に就任したのである。それなのに新型コロナ対応を間違ったからと言って、「お前は暫定的な首相に過ぎない」として、お役御免とばかリ、切り捨てにかかるというのは、あまりに薄情である。自民党とはそんな政党だと言えばそうかも知れないが、日本国民はこの一年近く、暫定的首相によって統治されてきたのかと思うと、実に腹立たしい。

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片桐 幸雄 (かたぎり さちお)

元道路関係四公団民営化推進委員会事務局次長。1948年生まれ。73年に日本道路公団に入社。主に料金設定や経営企画を担当し、2000年に総務部次長。02年から民営化推進委員会に入る。

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(編集後記)

東京都民「10万円強」国民1人当り「1万円強」、五輪による税負担という試算。
一方、子育て支援団体の調べでは、支援世帯の5割以上が貯蓄額10万円未満。
コロナ禍で炙り出された問題の1つ貧困は深刻です。人がいて国があるのだと思います。

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