【No.1022】想像力がつくる確実な平和   |ブランドコンサルタント 福田 淳氏|※読者の声 1名 
2021.08.12

【No.1022】新企画:脱線!どちて雑談 第2話「お遍路から始まる『歩くと考えるって同じではないか』話」

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構想日本メールマガジン【No.1022】 2021.08.12 発行

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<目次>

【1】新企画:脱線!どちて雑談 第2話

クリエイティブディレクター・谷野栄治×構想日本代表・加藤秀樹 You Tube公開

【2】お知らせ

『JUDGIT!』政府の事業を簡単に検索  例:復興

【3】構想日本企画シリーズ

「あなたの“うんざり”から社会を考える。」

【4】ご紹介

(1)MOA美術館 ~クラウドファンディングのお知らせ~

(2)静岡県「令和3年7月大雨災害静岡県義援金」の募集について

【5】巻末寄稿文

想像力がつくる確実な平和

ブランドコンサルタント 福田 淳

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【1】新企画:脱線!どちて雑談
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「脱線!どちて雑談」第2話公開

第2話「お遍路から始まる『歩くと考えるって同じではないか』話」
(クリエイティブディレクター・谷野栄治×構想日本代表・加藤秀樹)

こちらから → https://www.youtube.com/watch?v=cSk_vBRcgv0

一味違うフリートーク新企画!

いい歳になると中々聞けない、世の中に対する素朴な疑問。
それを大人のどちて坊や・谷野栄治(クリエイティブディレクター)が投げかけ、行動する構想家・加藤秀樹が答えていきます。

先週に続き、第2話を公開しました!

今回の雑談は「お遍路」から始まり、「『歩く=考える』ではないか?」へと脱線していきます。
自由に脱線しまくりの”雑談”から見いだされる、世の中にあふれる疑問とその答え、お楽しみください。
”うんざり”企画で取り上げている“うんざり”の原因や、「脱線!どちて雑談」に出てくる世の中に対する疑問の根幹は、現代のツルツル化にあると思います。

加藤の著書『ツルツル世界とザラザラ世界・世界二制度のすすめ』をお読みいただくと、2つの新企画をよりディープに楽しめます。
ぜひ本と動画をセットでご覧ください!

こちらから → https://www.kosonippon.org/wp-manager/book20201207/

※どちて坊や:アニメ番組『一休さん』に登場する、“どちて(どうして)?”が口癖のキャラクター。

第1話:どちて?から始まる「言葉が他人ごと化している」話 こちら → https://www.youtube.com/watch?v=SOt5YO_L1Xo&t=93s

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【2】お知らせ

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『JUDGIT!』 政府の事業や支出先がキーワードで簡単に検索できます。

『JUDGIT!』は政府の「行政事業レビューシート」をデータベース化し、検索機能を付け、誰でも使えるようにしました。

例えば、東京五輪の最初の目的は「復興五輪」でした。そこで「復興」に関わる事業を調べてみたいと思いました。

そこで、まずはこちらへアクセス → http://judgit.net/

キーワードに「復興」を入れて検索すると、府省庁・事業名・事業期間・予算規模の一覧が出ます。https://judgit.net/?keyword=%E5%BE%A9%E8%88%88

右下の【続きを見る】をクリックすると、下記のような該当事業が出てきます。https://judgit.net/projects?keyword=%E5%BE%A9%E8%88%88

☆内閣官房 東京オリンピック・パラリンピック競技大会推進本部経費

事業の目的
2020年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会が、世界中の多くの人々が夢と希望を分かち合える歴史に残る大会とするとともに、次世代に誇れるレガシーを創出するため、大会に向けた準備及び運営に関する施策の重点的・計画的な推進を図る。

事業概要
東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部の運営及び大会成功に向けた取組の推進・総合調整等を行う。
また、日本全国で大会の成功に向けた機運を高めるため、ホストタウンや「beyond2020プログラム」の全国展開を推進するとともに、オリパラ基本方針の推進に関する調査等の取組を行う。

いかがでしたでしょうか。是非一度、ご自身で気になったワードをどんどん入れて、検索してみてください。

成果目標及び成果実績(アウトカム)、事業だけでなく、支出先も検索できます。

皆さんのからのご意見を反映して、充実した『JUDGIT!』にしていきます。ご意見、ご感想をお待ちしております。

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【3】構想日本企画シリーズ

「あなたの“うんざり”から社会を考える。」

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社会を見つめる“うんざり”企画、今週もお届けいたします。

~あなたの“うんざり”に共感します~

【うんざり壱】

・感染拡大に対して、検査の拡大が進まない点に”うんざり”。自分が感染しているか否かが分かれば、圧倒的に行動も変わり感染拡大もなくなると思います。(匿名さん)

<J.I.>

・”うんざり”の結果、緊急事態宣言の効果がなくなっているのなら、”うんざり”の原因を取り除かないといけないですね!

【うんざり弐】

・海洋プラスチックごみ問題や地域温暖化対策として、レジ袋有料化されるなど規制は厳しくなるが、海岸や道路の片隅にはたくさんゴミが捨てられていること。に”うんざり”(匿名さん)

<J.I.>

・海岸や、道路脇の草むら、仰る通りよく見かけますね。これも他人ごとの例。ここでも自分ごと化が必要ですね。

今週の“うんざり”は、いかがでしたでしょうか?

これまで人任せにしてきたことや、見過ごしてきた問題やマナー、考え方を一新する時期に来ているのかもしれないですね。
きっと、今感じている“うんざり”のなかには、そうしたこれまでの慣習や感覚とのずれから生じるものもあるかと思います。
息苦しい生き方が少しでも楽になるよう、これからも皆さんと一緒に考えていきたいと思います。是非ご参加をお願いします。

<参加方法>
1、本メールに「“うんざり”していること」「共感した“うんざり”に私からもひと言」「うんざり川柳」などを返信する
2、右記のURL先で「“うんざり”していること」を入力・回答する → https://forms.gle/PkFNDXgrvgadhnvb6
3、Twitter ハッシュタグ 「#うんざり転じて福となる」でツイートしてください
※皆さんからいただいた“うんざり”やコメントを、メールマガジンや構想日本HP、FB、Twitterなどで加工して公表することがありますのであらかじめご了承ください。
※氏名は任意です。ニックネームでも結構です。

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【4】ご紹介  構想日本が応援している活動に関するお知らせです

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(1) MOA美術館 ~クラウドファンディングのお知らせ~

いつもMOA美術館を応援いただきありがとうございます。

当館は「美」を楽しむことを通じて豊かな心を育み、児童生徒や学校教員の美術への理解を深めるさまざまな活動を通じて、芸術との「出会いの場」を提供してまいりました。

今回皆さまからいただいたご寄付は、当館が主催する全国児童作品展「MOA美術館全国児童作品展」の開催費、及びMOA美術館の運営費として大切に活用させていただきます。

〇目標金額:1,000万円

〇募集期間:8月11日(水)10時~9月30日(木)23時

クラウドファンディングの詳細はこちらから → https://readyfor.jp/projects/moamuseum

MOA美術館HP → https://www.moaart.or.jp/

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(2)令和3年7月大雨災害静岡県義援金の募集について

構想日本とは縁が深く、2009年からは「事業仕分け」「事業レビュー」「施策レビュー」など継続して実施している静岡県からのお知らせです。

静岡県では、令和3年7月1日からの大雨により、熱海市ほか県東部地域において甚大な被害があったことを受け、被災された方々へお届けする「義援金」を募集しています。よろしければ是非ご協力ください。

「令和3年7月大雨災害静岡県義援金」

受付方法 や お問合せ先 詳細はこちらから →
http://www.pref.shizuoka.jp/kousei/ko-110/chifuku/202107ooamesaigaishizuokakengiennkin.html

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【5】 想像力がつくる確実な平和

ブランドコンサルタント 福田 淳

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本日は、2021年8月9日。※

76年前の1945年8月9日午前11時02分。アメリカ軍が長崎市に原子爆弾を投下した。

自分たちが生まれる前から世界は存在しており、そして戦争(紛争・テロ)は未だに無くならない。

戦争を経験していなくとも、その悲惨さは想像すればわかる。

当時の長崎市の人口24万人のうち約15万人が死没。その3日前、広島市にも原爆投下が行われ約20万人の一般市民が死亡した。合計35万人が亡くなった。

数字は残酷だ。総数をみても、少しも実感がわかない。でも、自分の両親、姉妹兄弟、友だちが全員一瞬で亡くなったと想像したら、どんなに恐ろしいことか想像できる。それが本当に起きたのが先の大戦なのである。

歴史上、実戦で使われた核兵器は二発とも日本に落とされた。日本は敗戦を経験し、恒久平和を誓った。戦後、国内はもとより海外でも、戦争で一人も殺戮してない日本。悲惨な戦争体験を後世に伝え、改めて不戦を誓うべきなのである。

ましてや東日本大震災(2011年)で原発の恐ろしさを再体験し、東京でも場所によってはチェルノブイリの10倍とも言われる放射線量を計測した。それなのに、政府は さしたる策も打ち出さないまま原発を海外に売り歩いている。なんと愚かなことか!

この現状を正すには、みんなが地道に投票することでしか変えられないと思う。

私は選挙権を得てから、すべての選挙に100%行っている。でも、この投稿を読んで 選挙に行かなかった人も行くようになったら嬉しいな。ポスターで政策なんてわからない!っていう人は得意のネットで候補者を検索して調べて欲しい。たいていのことはわかる。昨日まで続いた平和が明日も続くだなんて簡単に思えない。政治が暴走したら、76年前と同じことが起きるのだと思う。

想像してみて。ある日、突然空から爆弾が落ちてきて亡くなった多くの市井の人たちが居たことを。

心からその魂の安寧をお祈りします。

※編者注 この日にご執筆されたため、そのままといたしました。

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福田 淳 (ふくだ あつし)

ブランド コンサルタント。1965年大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業。ソニー・デジタルエンタテインメント創業者。横浜美術大学 客員教授、金沢工業大学 客員教授。タレントエージェント、ロサンゼルスを拠点としたアートギャラリー運営をはじめ、北京でのイベント企画・キャスティング業務、エストニア発のブロックチェーンを活用したサイト運営、企業向け”AIサロン’を主宰、沖縄でのリゾート開発・ハイテク農業など活動は多岐にわたる。

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いただいたご意見はバックナンバーと共に「読者の声」として今後HPに掲載予定です。また、メルマガにて抜粋掲載をさせていただくこともございます。
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(編集後記)

「日本は唯一の被爆国」物心がつく頃、夏休みになるとよく耳にしていた言葉。
黒っぽい服を来た大勢の大人たちが整然と集まり、神妙な雰囲気が伝わる式典。
広島、長崎、戦没者追悼式。今、どれだけ心を寄せることができているのか、自らを振り返りました。

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*****読者の声******

福田氏の平和や原発への思いは理解できますが、共感できないところもあります。戦後日本は恒久平和を誓ったと言えるのか。憲法に記された文字だけにすぎず、連合国によって「誓わされた」だけのことで、実態として反省も誓もしていない。故に、戦後も米国の核の傘を信奉しそこから脱しようともせず、核禁条約にも背を向けている始末。戦争とは、突然降ってくるものではなく、必ず兆候があります。国民はそれを見逃さず、政府を監視する観察力・行動力が必要。選挙権の行使などで防げる代物ではありません。原発も懲りずに放棄しません。政党政治以上に、官僚政治がこの国を危うくしているのです。その意味では、自治体を変え、国を変えることに繋げようとする構想日本の目的に共感するものです。N氏