【No.1023】『フランス人気質・夏の思い出』 |棋士六段  小林 千寿氏|
2021.08.19

【No.1023】雑談ラジオ企画:脱線!どちて雑談 第3話「働き方から始まる『生き物としての人間が死んでいる?』話」

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構想日本メールマガジン【No.1023】 2021.08.19 発行

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<目次>

【1】雑談ラジオ企画:脱線!どちて雑談 第3話

クリエイティブディレクター・谷野栄治×構想日本代表・加藤秀樹 You Tube公開

【2】お知らせ

『JUDGIT!』政府の事業を簡単に検索  例:コロナ

【3】構想日本企画シリーズ

「あなたの“うんざり”から社会を考える。」

【4】ご紹介

(1)アナトリア学勉強会「カマン・カレホユック遺跡発掘調査」のご案内(Zoom配信)8月29日(日) 8/26 〆切

(2)MOA美術館 ~クラウドファンディングのお知らせ~

(3)静岡県「令和3年7月大雨災害静岡県義援金」の募集について

【5】巻末寄稿文

『フランス人気質・夏の思い出』

棋士六段  小林 千寿

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【1】雑談ラジオ企画:脱線!どちて雑談
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第3話「働き方から始まる『生き物としての人間が死んでいる?』話」
(クリエイティブディレクター・谷野栄治×構想日本代表・加藤秀樹)

こちらから → https://www.youtube.com/watch?v=_7Hiq2IUXBg

ゆるーく聞けるフリートーク企画、第3話を公開しました!

いい歳になると中々聞けない、世の中に対する素朴な疑問。
それを大人の“どちて坊や”・谷野栄治(クリエイティブディレクター)が投げかけ、行動する構想家・加藤秀樹が答えていきます。

今回は、加藤が構想日本を立ち上げる以前の過去から始まります!
それぞれの過去の体験から、現代社会で暮らしていくことで、ヒトの持つ感性や身体性が失われていく…「生き物としての人間が死んでいく」と脱線していきます。
自由に脱線しまくりの”雑談”から見いだされる、世の中にあふれる疑問とその答え、お楽しみください。

”うんざり”企画で取り上げている“うんざり”の原因や、「脱線!どちて雑談」に出てくる世の中に対する疑問の根幹は、現代のツルツル化にあると思います。
加藤の著書『ツルツル世界とザラザラ世界・世界二制度のすすめ』をお読みいただくと、”うんざり”と”どちて”の2つの企画をよりディープに楽しめます。

ぜひ本と動画をセットでご覧ください!
こちらから → https://www.kosonippon.org/wp-manager/book20201207/

※どちて坊や:アニメ番組『一休さん』に登場する、“どちて(どうして)?”が口癖のキャラクター。

過去の雑談はこちら → https://youtube.com/playlist?list=PL1kGdP-fDk396uM9C-x2CaPBM8FeOLZdF

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【2】お知らせ

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『JUDGIT!』 政府の事業や支出先がキーワードで簡単に検索できます。

『JUDGIT!』は政府の「行政事業レビューシート」をデータベース化し、検索機能を付け、誰でも使えるようにしました。

例えば、コロナ対策はどういったものがあるのか、「コロナ」に関わる事業を調べてみたいと思いました。

そこで、まずはこちらへアクセス → http://judgit.net/

キーワード検索に「コロナ」を入れて検索すると、該当事業(予算額上位10件)が出ます。https://judgit.net/?keyword=%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A

右下の【続きを見る】をクリックすると、下記のような事業が出てきます。

☆厚生労働省 新型コロナウイルス感染症による小学校休業等対応事業 https://judgit.net/projects/11436

事業の目的
新型コロナウイルス感染症に係る小学校等の臨時休業等により仕事を休まざるをえなくなった保護者である労働者の休暇取得等を支援するため、新型コロナウイルス感染症による小学校休業等対応助成金・支援金を支給する。

事業概要

小学校等の臨時休業等により、子どもの世話を行うことが必要となった労働者等に対し、有給の休暇(除:年次有給休暇)を取得させた事業主又は個人で委託を受けて仕事をする者に対して助成金・支援金を支給する。
また、相談を受け付けるコールセンターを運営するとともに、申請書の受付及び一次審査を行う受付センターを運営、相談体制及び支給体制整備を図る。(抜粋)

いかがでしたでしょうか。事業名を見ただけではコロナと関係があるのかわかりにくい事業もたくさん出てきます。
是非一度、ご自身で気になったワードをどんどん入れて、検索してみてください。支出先も検索できます。

皆さんのからのご意見を反映して、充実した『JUDGIT!』にしていきます。ご意見、ご感想をお待ちしております。

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【3】構想日本企画シリーズ

「あなたの“うんざり”から社会を考える。」

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社会を見つめる“うんざり”企画、今週もお届けいたします。

~あなたの“うんざり”に共感します~

【うんざり壱】

・あきらかに自分が間違っているのに、それを認めないばかりか、逆に相手を攻撃する人に”うんざり”(匿名さん)

<J.I.>

・攻撃してしまうというのは、引っ込みがつかないってことでしょうか。素直さは常に大事ですね。

【うんざり弐】

・洗った食器が元の位置に戻されていないことに”うんざり”(Nさん)

<J.I.>

・コロナ下で家族みんなが家にいる時間が長くなり、発生した事案でしょうか。他にもコロナで初めてわかることも多いですね。

今週の“うんざり”は、いかがでしたでしょうか?

コロナ下の1年が過ぎ、今までにない違和感や、失望感、閉塞感も加わって、”うんざり”が増えている気がします。
これまで仕方ないと思ってきたこと、やる前から諦めてしまったこと、心機一転、踏み出す時代に生きているのかもしれないですね。
一人でも多くの人が、“うんざり”を外に出し、すっきりするための方策を、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

<参加方法>
1、本メールに「“うんざり”していること」「共感した“うんざり”に私からもひと言」「うんざり川柳」などを返信する
2、右記のURL先で「“うんざり”していること」を入力・回答する → https://forms.gle/PkFNDXgrvgadhnvb6
3、Twitter ハッシュタグ 「#うんざり転じて福となる」でツイートしてください
※皆さんからいただいた“うんざり”やコメントを、メールマガジンや構想日本HP、FB、Twitterなどで加工して公表することがありますのであらかじめご了承ください。
※氏名は任意です。ニックネームでも結構です。

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【4】ご紹介  構想日本が応援している活動に関するお知らせです

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(1) アナトリア学勉強会「カマン・カレホユック遺跡発掘調査」のご案内(Zoomライブ配信)8月29日(日)

「カマン・カレホユック遺跡発掘調査」

カマン・カレホユック遺跡は1986年に第1次発掘調査を開始し、今年で35年になります。「暗黒時代」と呼ばれる時代に独自の豊かな文化が存在した可能性など、アナトリア考古学のいくつかの問題を解明してきましたが、まだまだ歴史の課題が詰まっています。

今回は、カマン・カレホユック発掘調査の核ともいえる北区の発掘現場から報告いたします。この機会に多くの皆さまにご参加いただければ幸いです

■開催日時:2021年8月29日(日)14:00~
■参加方法:Zoomライブ配信 ※発掘現場(トルコ共和国)からの配信
■発表者:大村幸弘(アナトリア考古学研究所)
■参加費:無料
■定 員:300名(先着順)
■申込要領 必要事項を記載の上、アナトリア考古学研究所へEメール 8月26日(木)〆切

詳細はこちら → http://www.jiaa-kaman.org/jp/seminar.html

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(2) MOA美術館 ~クラウドファンディングのお知らせ~

いつもMOA美術館を応援いただきありがとうございます。

当館は「美」を楽しむことを通じて豊かな心を育み、児童生徒や学校教員の美術への理解を深めるさまざまな活動を通じて、芸術との「出会いの場」を提供してまいりました。

今回皆さまからいただいたご寄付は、当館が主催する全国児童作品展「MOA美術館全国児童作品展」の開催費、及びMOA美術館の運営費として大切に活用させていただきます。

〇目標金額:1,000万円

〇募集期間:8月11日(水)10時~9月30日(木)23時

クラウドファンディングの詳細はこちらから → https://readyfor.jp/projects/moamuseum

MOA美術館HP → https://www.moaart.or.jp/

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(3)令和3年7月大雨災害静岡県義援金の募集について

構想日本とは縁が深く、2009年からは「事業仕分け」「事業レビュー」「施策レビュー」など継続して実施している静岡県からのお知らせです。

静岡県では、令和3年7月1日からの大雨により、熱海市ほか県東部地域において甚大な被害があったことを受け、被災された方々へお届けする「義援金」を募集しています。よろしければ是非ご協力ください。

「令和3年7月大雨災害静岡県義援金」

受付方法 や お問合せ先 詳細はこちらから →
http://www.pref.shizuoka.jp/kousei/ko-110/chifuku/202107ooamesaigaishizuokakengiennkin.html

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【5】『フランス人気質・夏の思い出』

棋士六段  小林 千寿
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開催に賛否両論がありましたが、オリンピックの世界のアスリートの活躍ぶりを観戦していると、今日までの努力と忍耐が伝わり、目頭が熱くなります。

夏休みに入った今、残念ながらコロナ感染者が急増し、昨年に続き移動し難くなってしまいました。

私は囲碁のプロ試験が毎年夏にあったので、高校2年の8月に受かるまで休みはありませんでした。プロ棋士になってからは、夏に長い休暇を取る習慣の欧州の囲碁大会・合宿に指導に出掛けることが増えました。

海外囲碁普及に慣れてきた1986年夏、南仏の田舎の囲碁合宿に初めて指導に行った時のことです。合宿場は広い敷地で24時間、どこかで誰かが碁を打ち、踊り、飲み、歌っている日々。碁の指導以外は全く自由で、気遣い、お構いなし。

そんな状況のため、私は食後は居場所が見つからず、どうしたものかと一人、テラスの石垣に座って夕焼け、星を見ていました。すると、そこを通り過ぎるプレーヤーがだんだん声を掛けてくるようになり、そのうちに座って話し込み、気付くと大きな輪になっていたり…。

なんというか、フランス人の中に無理して入ろうとせず、自分の場をつくり、そこにフランス人が立ち寄る。強制されるのを嫌うフランス人の方から、一人で座っている私に「何してるの?」と声を掛ける状況になったのが良かったのでしょう。

数日たつと、英語が通じない子どもたちも碁を習いに来てくれるようになり、その合宿の空気に馴染(なじ)めました。

そして合宿最後の晩はお別れパーティー。夕闇の中で待っていてくれた少年が囲碁指導のお礼にと渡してくれた野原で摘んだ花束。みんなで草むらに寝転んで流れ星を数え、ピレネー山脈のシルエットが見える夜明けまで語り合ったのは、楽しい夏の思い出です。

「MGプレス オンライン」 碁縁旅人 より https://mgpress.jp/2021/08/13/
小林千寿氏のHP 千寿会 → http://www.senjukai.org/

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小林 千寿(こばやし ちず)

公益財団法人・日本棋院・棋士六段。幼い頃より碁を始め木谷實九段門下に6歳で入門。高校2年夏にプロ試験に受かる。1974年より世界中に囲碁普及を始め、海外からの弟子も養成している。女流選手権戦3連覇、女流鶴聖戦3回優勝。棋道賞女流賞2回連続受賞。2000年に通算300勝達成。「NHK囲碁講座」講師、「囲碁将棋ウィークリー」の司会などを担当。文化庁文化交流使。著書:コミックで覚える碁(NHK出版)、碁の達人(あかね書房)ほか多数。

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(編集後記)

これまでの夏休みは、海や山に出かけ、お盆で帰省される方も多かったはず。
今年は、PCR検査を受けてから帰省されるという方の行列をテレビで見ました。
色んな思いを抱えながら、個人にできることは精一杯やっていると思います。

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