【No.1025】片桐 幸雄の10行通信(2021年5月の3) |片桐 幸雄氏|
2021.09.02

【No.1025】脱線!どちて雑談 第5話 敬語から始まる「言葉がツルツル化している」話

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構想日本メールマガジン【No.1025】 2021.09.02 発行

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<目次>

【1】雑談ラジオ企画:脱線!どちて雑談 第5話

クリエイティブディレクター・谷野栄治×構想日本代表・加藤秀樹 You Tube公開

【2】お知らせ

『JUDGIT!』政府の事業を簡単に検索  例:パラリンピック

【3】構想日本企画シリーズ

「あなたの“うんざり”から社会を考える。」

【4】8月の主な活動報告 政策実現活動、新聞・テレビ等メディア掲載 その他

【5】ご紹介

(1)MOA美術館 ~クラウドファンディングのお知らせ~

(2)静岡県「令和3年7月大雨災害静岡県義援金」の募集について

【6】巻末寄稿文

片桐 幸雄の10行通信 (2021年5月の3)

片桐 幸雄

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【1】雑談ラジオ企画:脱線!どちて雑談
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第5話 敬語から始まる「言葉がツルツル化している」話
(クリエイティブディレクター・谷野栄治×構想日本代表・加藤秀樹)

こちらから → https://www.youtube.com/watch?v=dpplC6VhCG8

ゆるーく聞けるフリートーク企画、第5話を公開です!

いい歳になると中々聞けない、世の中に対する素朴な疑問。
それを大人の“どちて坊や”・谷野栄治が投げかけ、行動する構想家・加藤秀樹が答えていき、どこか「他人ごと」になっていた言葉を「自分ごと」「自分ゴトバ」として考えていきます。

今回は加藤が日頃から感じている”どちて”な話、「敬語」から雑談スタートです。
言葉のツルツル化、魚の切り身、そしてツルツル保育園…今回もどんどん脱線しています!

自由に脱線しまくりの”雑談”から見いだされる、世の中にあふれる疑問とその答え、お楽しみください。
うんざり企画で取り上げている“うんざり”の原因や、どちて雑談に出てくる世の中に対する疑問の根幹には、現代のツルツル化があると思います。

加藤の著書『ツルツル世界とザラザラ世界・世界二制度のすすめ』をお読みいただくと、”どちて”と”うんざり”をディープに楽しめます。
ぜひ本と動画をセットでご覧ください!

こちらから → https://www.kosonippon.org/wp-manager/book20201207/

※どちて坊や:アニメ番組『一休さん』に登場する、“どちて(どうして)?”が口癖のキャラクター。

過去の雑談はこちら → https://youtube.com/playlist?list=PL1kGdP-fDk396uM9C-x2CaPBM8FeOLZdF

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【2】お知らせ

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『JUDGIT!』 政府の事業や支出先がキーワードで簡単に検索できます。

『JUDGIT!』は政府の「行政事業レビューシート」をデータベース化し、検索機能を付け、誰でも使えるようにしました。

例えば、「パラリンピック」に関わる事業を調べてみたいと思いました。

そこで、まずはこちらへアクセス → http://judgit.net/

キーワード検索に「パラリンピック」を入れて検索すると、該当事業(予算額上位10件)が出ます。https://judgit.net/?keyword=%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF

右下の【続きを見る】をクリックすると、下記のような事業が出てきます。

☆内閣官房 東京オリンピック・パラリンピック競技大会推進本部経費 https://judgit.net/projects/25

事業の目的
2020年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会が、世界中の多くの人々が夢と希望を分かち合える歴史に残る大会とするとともに、次世代に誇れるレガシーを創出するため、大会に向けた準備及び運営に関する施策の重点的・計画的な推進を図る。

事業概要
東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部の運営及び大会成功に向けた取組の推進・総合調整等を行う。
また、日本全国で大会の成功に向けた機運を高めるため、ホストタウンや「beyond2020プログラム」の全国展開を推進するとともに、オリパラ基本方針の推進に関する調査等の取組を行う。

いかがでしたでしょうか。活動指標や活動実績を見ることが出来ます。
是非一度、ご自身で気になったワードをどんどん入れて、検索してみてください。支出先も検索できます。

皆さんのからのご意見を反映して、充実した『JUDGIT!』にしていきます。ご意見、ご感想をお待ちしております。

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【3】構想日本企画シリーズ

「あなたの“うんざり”から社会を考える。」

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社会を見つめる“うんざり”企画、今週もお届けいたします。

~あなたの“うんざり”に共感します~

【うんざり壱】

・議員からの申し入れの多さ、に”うんざり”。「この人、障害者入所施設に入れてやって」のような、一部の人のための電話がかなりなる。議員の仕事は課長に電話することじゃなくて、相談窓口を紹介することではないか。(地方公務員さん)

<J.I.>

・一部の人だけでなく、みんなのためになるやり方を考えて欲しいですね。

【うんざり弐】

・話が通じない人との会話に”うんざり”(匿名希望さん)

<J.I.>

・日本語を話している筈なのに何故か通じないこと、ありますね。それ本当は、会話とは言わないのかもしれないですね。

今週の“うんざり”は、いかがでしたでしょうか?

コロナ対策も手詰まりで、なかなか先がみえないですね。
ここで、うんざりのひとつでも吐き出して、すこしすっきりしてもらえればと思っています。

<参加方法>
1、本メールに「“うんざり”していること」「共感した“うんざり”に私からもひと言」「うんざり川柳」などを返信する
2、右記のURL先で「“うんざり”していること」を入力・回答する → https://forms.gle/PkFNDXgrvgadhnvb6
3、Twitter ハッシュタグ 「#うんざり転じて福となる」でツイートしてください
※皆さんからいただいた“うんざり”やコメントを、メールマガジンや構想日本HP、FB、Twitterなどで加工して公表することがありますのであらかじめご了承ください。
※氏名は任意です。ニックネームでも結構です。

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【4】8月の主な活動報告

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(1)政策実現活動

8月1日 群馬県富岡市「とみおか未来会議」(6)
8月7日 京都府長岡京市「自分ごと化会議」(4)
※その他、首長や自治体との打ち合わせ等 15件

(2)テレビ等メディア掲載

8月16日 電気新聞 茨城県知事・東海村長ダブル選、東海第二が争点化も/来月5日投開票
8月24日 静岡新聞 本年度施策レビューに170人 再生エネ導入課題など議論
8月27日 茨城新聞 ≪連載:「原子の火」の将来 東海村長選を前に≫(上) 再稼働の是非
8月30日 東京新聞 知事選2021 争点の東海第二再稼働 県民投票の会 候補者に公開質問 大井川氏「回答差し控える」 田中氏「避難計画不可能」
8月31日 茨城新聞 ≪連載:2021知事選 県政の課題≫ 東海第2再稼働

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【5】ご紹介  構想日本が応援している活動に関するお知らせです

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(1) MOA美術館 ~クラウドファンディングのお知らせ~

いつもMOA美術館を応援いただきありがとうございます。

当館は「美」を楽しむことを通じて豊かな心を育み、児童生徒や学校教員の美術への理解を深めるさまざまな活動を通じて、芸術との「出会いの場」を提供してまいりました。

今回皆さまからいただいたご寄付は、当館が主催する全国児童作品展「MOA美術館全国児童作品展」の開催費、及びMOA美術館の運営費として大切に活用させていただきます。

〇目標金額:1,000万円

〇募集期間:8月11日(水)10時~9月30日(木)23時

クラウドファンディングの詳細はこちらから → https://readyfor.jp/projects/moamuseum

MOA美術館HP → https://www.moaart.or.jp/

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(2)令和3年7月大雨災害静岡県義援金の募集について

構想日本とは縁が深く、2009年からは「事業仕分け」「事業レビュー」「施策レビュー」など継続して実施している静岡県からのお知らせです。

静岡県では、令和3年7月1日からの大雨により、熱海市ほか県東部地域において甚大な被害があったことを受け、被災された方々へお届けする「義援金」を募集しています。よろしければ是非ご協力ください。

「令和3年7月大雨災害静岡県義援金」

受付方法 や お問合せ先 詳細はこちらから →
http://www.pref.shizuoka.jp/kousei/ko-110/chifuku/202107ooamesaigaishizuokakengiennkin.html

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【6】片桐 幸雄の10行通信 (2021年5月の3)

片桐 幸雄

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片桐 幸雄の10行通信 (2021年5月の3)

人口減少
人口減少が止まらない。だいぶ以前から「このままだと人口が減少に転じる」と言われ、数年前からそれが現実のものとなりながら、特に手を打つわけでもなく、ズルズルと減り続けている。
人口が減るとなると、すぐに労働人口と生産性が大きな要素を閉めるGDPが停滞ないし減少すると心配されるはずなのだが、グローバル化が進んでいて、外国での経済活動が大きな比重を占めるようになったせいか、それが重大な問題として騒がれるわけでもない。
社会保障の維持が難しくなると心配される程度である。
考えてみたら、人口が増え続けると考えるほうがおかしいのかもしれない。町から子供たちの声が消え、子供神輿がなくなって寂しさを感じたが、人口が減るということはある意味で当たり前のことなのである。
無論、だからと言って子供を産めない社会は問題であるが、人口が減るということを前提にした社会を構想しないといけないのではないのか。

コンビニエンス・ストア
生まれた時になかったもので今はあり、今後も当分はなくなりそうにないもの、そういうものの中で代表的なものはコンビニエンス・ストア(以下「コンビニ」)であろう。
アメリカ生まれのこの形態の小売業が日本に登場したのは、1970年代である。今では24時間営業が当たり前になっているが、このひたすら「分配」に特化した小売業によって、日本の商業は大きく変わった。
スーパーマーケットの登場で体力がなくなっていた単品の小売店(魚屋、肉屋、八百屋、生鮮食料品店、乾物屋など)は24時間営業で何でもそろうというコンビニが増えていったことで、アッという間に姿を消した。
店先で会話を楽しむという習慣がない日本では、単品の小売店にはコンビニに立ち向かう「ウリ」がない。消えていくのは止むを得ないことかもしれない。
今はそれでいいかもしれないが、いつか後悔する日が来たとしても、もう手遅れである。

触らぬ神に祟りなし
笑い飛ばそうと思っていたことを、時として相手方に先取りされてしまうことがある。
基礎的財政収支(国の借金によらない収入と借金に無関係な支出のこと、気取ってプライマリー・バランスと呼ぶことが多い)を2025年までに均衡させるというのが政府の方針だった。
最近このことについて出来るだけ触れないようになっているという。それを「触らぬ神に祟りなし」というのだそうだ。正しく、その通りである。しかし、これは二重にズルい。
ひとつは、これを「触らぬ神に祟りなし」と自分で名付けることである。もう一つは、もっと本質的なことであるが、自分にとって都合の悪いことは、素通りするというやり口である。
2025年までのプライマリー・バランスの均衡などできっこないと思っていたが、均衡させると言ったのは政府である。それが現実的に難しそうになると口をつぐむというのは、ひどい話だが、いまやそんなことばかりだ。

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片桐 幸雄 (かたぎり さちお)

元道路関係四公団民営化推進委員会事務局次長。1948年生まれ。73年に日本道路公団に入社。主に料金設定や経営企画を担当し、2000年に総務部次長。02年から民営化推進委員会に入る。

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(編集後記)

コロナの影響も相まってか、子どもの自殺が去年の同時期を上回っています。
今年7月までに自殺した小中高生は270人。子供を取り巻く環境は深刻です。
ヤングケアラーや子どもの貧困、いじめを認識している学校は全学校の5割強。

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