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【No.1031】片桐 幸雄の10行通信(2021年6月の1)|片桐 幸雄氏|※読者の声 1名

【No.1031】総理一言!から始まる「中身のある政治家とは」雑談ラジオ企画:脱線!どちて雑談 第11話

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構想日本メールマガジン【No.1031】 2021.10.14 発行

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<目次>

【1】今後の活動予定

(1)琴浦自分ごと化会議(2) ~みんなで考える家庭ごみ減量会議~ 10月16日(土) 鳥取県琴浦町

(2)「まちづくり構想福知山」策定のための市民懇談会(5) 10月16日(土) 京都府福知山市

【2】雑談ラジオ企画:脱線!どちて雑談 第11話 You Tube公開

クリエイティブディレクター・谷野栄治×構想日本代表・加藤秀樹

第11話 総理一言!から始まる「中身のある政治家とは」な話

【3】構想日本企画シリーズ

(1)「あなたの“うんざり”から社会を考える。」

(2) 脱線!どちて雑談が「note」に登場 第1話「平和って何?」「民意って何?」

【4】ご紹介

(1)Arts and Creative Mind の杉本志乃さんより公募展主催のお知らせ

「ART DEMOCRACY」 (アートデモクラシー) Inclusive Art Fest 2021 12月3日~12月5日

<AD AWARD 2021募集>10月1日(金)~ 10月22日(金)

【5】巻末寄稿文

片桐 幸雄の10行通信 (2021年6月の1)

片桐 幸雄

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【1】今後の活動予定

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(1)琴浦自分ごと化会議(2) ~みんなで考える家庭ごみ減量会議~ 10月16日(土)

琴浦町では、ごみ処理にかかる費用の課題や、ひっ迫する最終処分場の問題、循環型社会への移行など、持続可能な住み続けられる地域とするためにはどうすべきか、「家庭ごみの減量」をテーマに町民同士で議論します。

第2回会議では家庭ごみ減量についての他自治体での事例を学び、自分たちでできる取り組みについて具体的に考えていきます。

なお、全5回の会議の結果は町の総合計画やごみに関する政策に反映されます。

【日時】10月16日(土)13:30~16:30(予定)
【場所】まなびタウンとうはく 4階 多目的ホール (鳥取県東伯郡琴浦町大字徳万266-5)
【テーマ】家庭ごみの減量
【傍聴に関して】どなたでも傍聴できます(無料、事前登録不要、途中入退室可)
※新型コロナウイルス感染症予防について、検温、マスク着用等にご協力ください。

※会場に関するお問い合わせ 琴浦町役場企画政策課(電話:0858-52-1703)

琴浦町HP →  https://www.town.kotoura.tottori.jp/docs/2021062400070/
構想日本HP → http://www.kosonippon.org/kotoura_2021/

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(2)「まちづくり構想福知山」策定のための市民懇談会 10月16日(土)

福知山市では、無作為に選ばれた市民が中心となって「まちづくり構想 福知山」を策定します。

この市民懇談会は市民と市の若手有志職員が2年がかりで4つのテーマをしっかりと議論し、総合計画の策定を目指します。

【日時】10月16日(土)13時~16時30分
【場所】福知山市役所(京都府福知山市内記13番地1)
【テーマ】「安心して快適に過ごせるまち」「子育てのしやすさと学びのまち」「健康で生きがいのあるまち」「産業振興と発信力のある魅力あふれるまち」
【傍聴について】どなたでも傍聴できます(無料、事前登録不要、途中入退室可)
※新型コロナウイルス感染症予防について、検温、マスク着用等にご協力ください。

問合せ先:福知山市役所市長公室経営戦略課(TEL:0773-24-7030)

福知山市HP → https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/soshiki/1/38887.html
構想日本HP → http://www.kosonippon.org/fukuchiyama_2021/

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【2】雑談ラジオ企画:脱線!どちて雑談

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第11話 総理一言!から始まる「中身のある政治家とは」話
(クリエイティブディレクター・谷野栄治×構想日本代表・加藤秀樹)
こちらから → https://www.youtube.com/watch?v=lyC_sYtKyaE

ゆるーく聞けるフリートーク、第11話公開です!

相変わらずただの雑談です。ですが、今回も2人のキレッキレのトークが光っています!
「政治家は俳優業?」「情報の中身を処理する範疇を超えている」「お祭りに行く方が効率が良い」…

今回も脱線しつつ、世にあふれる言葉や、社会の本質に迫ります!!

「どちてって何?」「ツルツルって?」と思った方は、第1話からチェック!
こちらから →  https://youtube.com/playlist?list=PL1kGdP-fDk396uM9C-x2CaPBM8FeOLZdF

自由に脱線しまくりの”雑談”から見いだされる、世の中にあふれる疑問とその答え、お楽しみください。
うんざり企画で取り上げている“うんざり”の原因や、どちて雑談に出てくる話題の根幹には、現代のツルツル化があると思います。

加藤の著書『ツルツル世界とザラザラ世界・世界二制度のすすめ』をお読みいただくと、”どちて”と”うんざり”をディープに楽しめます。
ぜひ本と動画をセットでご覧ください!
こちらから →  http://www.kosonippon.org/book20201207/

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【3】構想日本企画シリーズ

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(1)「あなたの“うんざり”から社会を考える。」
社会を見つめる“うんざり”企画、今週もお届けいたします。
~あなたの“うんざり”に共感します~

【うんざり壱】
・一度説明したことを忘れられてしまうことが多いことに“うんざり”。(匿名希望さん)

<J.I.>
・よくありますね。

【うんざり弐】
・エアコン温度設定が暑い(匿名希望さん)

<JI>
・逆に寒くて凍ることもあるあるですね

今週の“うんざり”は、いかがでしたでしょうか?

自分にもあるある“うんざり”に、うなづいてしまいました。
日本特有の“うんざり”も、沢山ある気がします。
あなたの身の回りの“うんざり”も是非、教えてください。

<参加方法>
1、本メールに「“うんざり”していること」「共感した“うんざり”に私からもひと言」「うんざり川柳」などを返信する
2、右記のURL先で「“うんざり”していること」を入力・回答する → https://forms.gle/PkFNDXgrvgadhnvb6
3、Twitter ハッシュタグ 「#うんざり転じて福となる」でツイートしてください
※皆さんからいただいた“うんざり”やコメントを、メールマガジンや構想日本HP、FB、Twitterなどで加工して公表することがありますのであらかじめご了承ください。
※氏名は任意です。ニックネームでも結構です。

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(2) 脱線!どちて雑談が「note」に登場

ご好評をいただいている「脱線!どちて雑談」をnoteに投稿しました。

そもそも「どちて坊や」って何? と思われた方。

その最初の疑問からお答えします。

文字になると、また味わいも変わります。是非、下記へアクセスしてください。

こちらから→ https://note.com/hi_kato/n/n28042c3f11c3

※Note(ノート)は、クリエイターが文章や画像、音声などを投稿し、ユーザーが応援できるメディアプラットフォームです。

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【4】ご紹介  構想日本が応援している活動に関するお知らせです

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(1)Arts and Creative Mind の杉本志乃さんより公募展主催のお知らせ

「ART DEMOCRACY」 (アートデモクラシー) Inclusive Art Fest 2021 12月3日~12月5日

<AD AWARD 2021募集>10月1日(金)~ 10月22日(金)

★「ART DEMOCRACY」 Inclusive Art Fest 2021★

アートは、私たちに新たな視点をもたらします。
生きることと密接に結びついた自由な表現は、エネルギーに溢れ、人々の心を揺さぶります。
未来の持続可能な社会を考えるとき、大切なのはインフラを整えることではなく、私たちの心の中の差別や偏見をなくすことです。

本展は、障がい者やアカデミズムの外側で生まれる多様なアートを分け隔てなく評価し、彼らの活躍の場を広げると同時に、こうした価値を共有するコミュニティを育むことを目的として開催されます。

会期:2021年12月3 日(金)4 日(土)11:00 ~ 20:00
2021年12月5 日(日) 11:00 ~ 19:00
会場:東京都渋谷区神宮前5-31 TRUNK(HOTEL) ROOM101

主催:「ART DEMOCRACY」Inclusive Art Fest 2021実行委員会

☆ <AD AWARD 2021募集>のお知らせ ☆

新時代を担うアーティストの発見を目的に、広く作品を公募します。
障がい者やアカデミズムの外側で生まれるアートを分け隔てなく評価し、発表の場をつくり、多様な表現者の活躍の場を広げていきます。多彩な審査員により選ばれた20名のファイナリストには賞金が出ます。是非奮ってご応募ください。

応募期間:2021年10月1日~ 10月22日

募集内容、出品規定、参加方法など、詳細は下記から御覧ください。
こちらから → https://acm-artdemocracy.com/

★★ ART DEMOCRACY2021 特設 サイト https://acm-artdemocracy.com ★★

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【5】片桐 幸雄の10行通信 (2021年6月の1)

片桐 幸雄

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三Aと二階の内輪もめを眺めるみっともなさ

安倍、麻生、甘利の三人を三Aと言うのだそうだ。この三人と二階幹事長の内輪もめが自民党内で始まったという。皆、疑惑に包まれた政治家である。この政治家たちの内輪もめとなると、ちょっと見物である。普通であれば、三本の矢は一本の矢よりもずっと強いから、勝負にならないはずなのだが、相手は策士・二階である。簡単にはいかない。外から見ていると、だから面白いということになるのだが、ことは国の最高権力をめぐる争いである。簡単に「面白い」と言っては不謹慎ということになろう。こういう疑惑に包まれた政治家たちの権力争いを見ていなければならないというのは、国民としては、本当はみっともないことである。汚濁にまみれた政治家はとっとと舞台から消えてしかるべきなのに、そういう連中がまだ舞台に立っている。それを眺めているということは、自分が彼らを舞台から引きずりおろせなかったということに他ならない。

ご都合主義

政府分科会の会長が「東京五輪の開催について意見を6月20日までに出したい」と言ったら、この会長の意見が東京五輪の開催について否定的になるだろうということを察知して、政府は「自主的な研究に基づく意見として承る」と言い出した。日頃、何かにつけ、「専門家の意見を踏まえて」として、この分科会会長を引っ張り出してきた政府が、彼が何を言おうと政府は無視すると言っているのである。こういうのを「ご都合主義」と言う。その発言が政府にとって都合のいいときは、それを利用し、都合が悪くなったら、無視するのである。それをここまであからさまに見せつけられるとは、分科会の会長も考えていなかったのかもしれない。しかし、権力とはそんなものである。東京五輪はリスクが多すぎるという分科会の会長の主張は正論であるが、正論は権力にとっては都合が悪い。そして「ご都合主義」の政府は、正論を無視して、東京五輪を強行したのである。

議論の封殺

改正国民投票法が可決成立した。審議がお粗末だという批判がある。権力者は「お粗末だ」と批判されようと、都合の悪い部分を隠してサッサと決めたがるものである(基地等の重要施設の周辺の利用にかかる規制法も同じことである)。こういうのを議論の封殺という。どういう問題があるのか、何が生じるのか、そういうことを徹底的に議論するために議会はある。それが権力者にとっては都合が悪いことのようだ。必要な法律であれば、時間をかけて徹底的に議論すればいいと思うし、何か都合の悪いことが明るみに出たら、その部分の変更を含めて再検討すればいいと思う。そうすれば、「審議がお粗末だ」とか「議論の封殺だ」とかいう批判は避けられるのに、それが嫌なようだ。隠しておきたいことや、触れて欲しくないことがあるのだったら、早くさらけ出した方がいいのに、どういうわけか逃げようとする。下手なやり方である。

口癖

「いずれにせよ」というのが前菅総理大臣の口癖だそうだ。恥ずかしながらこの口癖には気づかなかった。おそらくこの口癖に気づいた人は菅さんが喋る現場を実況中継で見ていたのであろう。私はといえば、菅さんの発言をニュースでしか聞いたことがない。口癖などは編集段階で完全に削除されてしまっている。だから、口癖を知らないのである。このことは、「編集された」ニュ-スばかり見ていると、メディアの作ったものに感化されてしまう危険があるということを意味するとともに、観察のためには、「編集された」ものではなく、その前の実況を見ておく必要があるということを教える。随分と注意してきたつもりではあるが、それでもこういうことがある。それにしても「いずれにせよ」という口癖は菅さん流の議論を封じ込めようとする心理を表したものと言える。

ど忘れ、もの忘れ、認知症

年をとるにつれ、もの忘れがひどくなってきた。さっき頭に思い浮かんだことが、数分後には思い出せない。どうしたものかと思っている。忘れたということを覚えているだけでもましかと思うことにしているが、「これが進むと認知症かなぁ」と不安になる。もの忘れと似た症状だが、「ど忘れ」も酷い。突然、物や人の名前が出てこなくなる。これは暫くすればなんとかなるのだが、何とかなる前に「ど忘れ」したこと自体を忘れてしまい、忘れたままになってしまうことさえある。これは認知症とほぼ同じである。しかしそれでも政治家の「忘れ方」に比べれば可愛いものである。彼らは自分に都合の悪いことはことごとく「忘れる」という能力を持っている。その上、自分にとって都合の良いものはしっかりと覚えているのである。よくもまあそんな器用なことが出来るものだと思うが、それが政治家たる所以であろう。政治家には認知症は極端に少ないのではないか。

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片桐 幸雄 (かたぎり さちお)

元道路関係四公団民営化推進委員会事務局次長。1948年生まれ。73年に日本道路公団に入社。主に料金設定や経営企画を担当し、2000年に総務部次長。02年から民営化推進委員会に入る。

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(編集後記)

どちて雑談に出てきた「中身のある政治家」を育てるにはどうすればいいのか。
そこで思い出したのは「公開での討論会」を通じて政治家を選ぶという活動です。
以前ご紹介した公開討論会を支援するリンカーン・フォーラム。一人からでも出来ることがあります。

NO.1072 こちら→ http://www.kosonippon.org/mail_magazine/no-1027/

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**********読者の声*************

先生のコラム、いつも楽しみにしています。今回もスカッとです。

歳を取ると、「もの忘れがひどくなる」プラス「怒りっぽくなる」を実感している前期高齢者の一人です。昔、何にでも怒る「ボヤキ漫才」がいて、ファンでした。

人生振り返ると、私が怒りっぽいのは若いころからでした。仕事においても、政治においてもです。きっと、片桐翁(失礼)もそうだったのではないかと勝手に思っております。

さて、今どきの若者は政治や行政に対してどれほどの怒りを持っているのでしょうかね。怒りは、進歩のきっかけになるのですが、「わかるかなー、わかんねーだろなー」※このフレーズも昔の漫談家のものです。 N氏