【No.1057】片桐 幸雄の10行通信(11)  |片桐 幸雄氏|
2022.04.21

【No.1057】新しいスタッフのお披露目 (2) 太田市から

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構想日本メールマガジン【No.1057】 2022.04.21 発行

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<目次>

【1】身の回りのツルツルとザラザラを仕分けてみませんか
(皆さまからのツルザラご紹介)

【2】スタッフ通信 ~新しいスタッフのお披露目(2)~

【3】「note」で、伝えたい 構想日本

【4】ご紹介

(1)【署名キャンペーン】神宮外苑1000本の樹木を切らないで~再開発計画は見直しを!

もう少しで 75,000 人に! 渋沢栄一、三井八郎右衛門(三井創業者)らが築いた神宮外苑を子孫が?

(2)一般社団法人世界の子供たちのために(CheFuKo) 「ウクライナ子ども救済基金」設立

【5】巻末寄稿文

片桐 幸雄の10行通信

片桐 幸雄

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【1】身の回りのツルツルとザラザラを仕分けてみませんか。どうぞ、ご一緒に。

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皆さまの身の回りの“ツルツル、ザラザラ”を頂きました。ありがとうございます。

様々な視点からのツルザラが集まっています。なるほどと思ったり、え、これはこっちなんだと思いながら拝見しています。

いくつかご紹介し、読者のみなさんと一緒に共有していきたいと思います。

~あなたの“ツルザラ”~

・U氏のツルザラ
ツルツル > どこでも標準語のような言葉で話す
ザラザラ > 誰にでも地元の言葉で話す

・匿名希望氏
ツルツル > 時計、論理
ザラザラ > 体内時計、感覚

別途、「今の社会でこれが問題だ」と思うことをお尋ねしています。

・匿名希望氏「優秀な人がどんどん海外に出ていっていること、日本人の高校生の幸福度がとても低いこと」

皆さまは、どんなことにツルザラを感じられますでしょうか。是非、ご参加ください。

▼仕分けのお願い

1、あなたの身近で「ツルツル」だと思うものを教えてください。
2、あなたの身近で「ザラザラ」だと思うものを教えてください。

下記、グーグルフォームよりご回答ください。
https://forms.gle/EosCiVcQWP2tZfum9

<背景>

私たちの暮らしは、科学技術や経済成長のおかげで豊かで便利になりました。
今の社会は、経済を成長させ「お金が増えるとみんなが幸せになる」が前提です。

そのために自由化・効率化=ツルツル化(効率の悪いものを極力減らすこと)をしてきました。
昔からの生活にある、デコボコ・ザラザラ(手間をかけてものを作ること、習慣の違いなど)を減らし、物もお金も人も画一化し、効率的に動かし、今やツルツル・ピカピカです。

構想日本はザラザラ社会の方が平和で、多くの人が幸せになれると考えています。SDGsとはツルツル化を見直そうという運動とも言えます。しかし、世界はまだツルツル化が進んでいます。

そこでまずは、ツルツルとザラザラの両方が選択できる世界二制度の仕組みを考えようと提案しています。参考:加藤秀樹著「ツルツル世界とザラザラ世界 世界二制度のすすめ 」

詳細はこちら 構想日本HP → https://www.kosonippon.org/wp-manager/turuzara_0308/

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【2】スタッフ通信 ~新しいスタッフのお披露目(2)~

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【自治体研修派遣スタッフ&インターンのご紹介】

構想日本では、今年も4月から全国自治体からの研修派遣スタッフ2名とインターン1名が加わりました。
第二弾は太田市の、田部井 猛さんです。

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群馬県太田市(おおたし)役所より参りました、田部井 猛(たべい たけし)と申します。太田市から7人目の派遣として、恥の無いよう精一杯勤めたいと思います。

私は魚が好きで、近大マグロで有名な近畿大学の水産学科で学びました。
卒業後、趣味の延長で釣具販売会社に入社し2年ほど勤めましたが、地元に貢献したいという思いから太田市に戻り2017年に太田市役所に入職しました。
入職後は市民税課に5年間在籍し、主に確定申告の受付業務や、個人住民税の課税事務に従事しておりました。

また、令和3年度中には健康づくり課(市民税課と兼任)に従事していたことがあり、新型コロナワクチン接種関連業務を担当しておりました。
ワクチン接種業務の中でも、64歳以下の1回目・2回目接種の仕組みづくりや接種会場の運営、接種予約システムの管理などを担当しました。
構想日本では、全国様々な自治体や様々な人物と繋がることができるので、それぞれの自治体の特色や地域の課題に触れ、また、その過程での出会いなどを通して、
太田市では体験できないことを楽しみながら学んでいきたいと思っています。
1年間どうぞよろしくお願いいたします。

お写真はこちらから → https://www.facebook.com/kosonippon/posts/4907458332656608

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次回以降の自己紹介もお楽しみに!

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【3】「note」で、伝えたい 構想日本

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コロナ禍で様々な社会問題が顕在化し、行き詰まった日本社会に解決の一石を投じる《自分ごと化対談》を、noteにしました。

・生命誌研究者・中村桂子氏との対談 ~「命」か「経済」か?コロナ禍で顕在化した社会問題を『生き物としての人間』の観点で議論する~ こちらから → https://note.com/hi_kato/m/m9bab2b1d5e44

・小説家・平野啓一郎氏との対談(前編) ~生活実感から、市民社会をどう作るのか~  こちらから → https://note.com/hi_kato/m/m9b7cb9fc3c99

※Note(ノート)は、クリエイターが文章や画像、音声などを投稿し、ユーザーが応援できるメディアプラットフォームです。

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【4】ご紹介 構想日本が応援している活動に関するお知らせです

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(1)【署名キャンペーン】神宮外苑1000本の樹木を切らないで~再開発計画は見直しを!

神宮外苑は、そもそも国民からの寄付と献木、青年団による勤労奉仕によって作られました。シンボルとなっている絵画館前の広場や銀杏並木など、美しい景観とともにかけがえのない都市遺産です。

その貴重な環境が、巨大再開発事業によって、脅かされようとしています。私たち一人一人の署名、意思表示にはその力があります。何卒、ご支援のほど、よろしくお願い申しあげます。

こちらから → https://www.change.org/p/%E5%B0%8F%E6%B1%A0%E7%99%BE%E5%90%88%E5%AD%90%E9%83%BD%E7%9F%A5%E4%BA%8B-%E7%A5%9E%E5%AE%AE%E5%A4%96%E8%8B%911000%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%A8%B9%E6%9C%A8%E3%82%92%E5%88%87%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A7-%E5%86%8D%E9%96%8B%E7%99%BA%E8%A8%88%E7%94%BB%E3%81%AF%E8%A6%8B%E7%9B%B4%E3%81%97%E3%82%92

今からでも、出来ることを諦めずに続けていきたいと思います。
それに伴い、下記のフィールドワークを開催します。ふるってご参加ください。

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(2)一般社団法人世界の子供たちのために(CheFuKo) 「ウクライナ子ども救済基金」設立

私たち(CheFuKo)は、ウクライナのチェルノブイリ周辺の子どもたちの支援を2013年より行ってまいりました。

現地の学校、幼稚園、子ども病院などの支援と共に、年1回彼らをウクライナから日本へ招待し、福島の原発の被害に遭った子どもたちとの交流をしてきました。

その彼らが今、生きるか死ぬかの状況となっております。これまで来日した子どもたちのほとんど、また一緒に活動してきた現地パートナーは、今もウクライナに留まり、戦火の中、疎開などをしながらどうにか生活しています。

この状況を受け、CheFuKo はウクライナの子どもたちとその家族を支援するため、支援募金を開始しました。

命を守るための食料、薬、衛生用品などの基本的ニーズの提供や、紛争による子どもたちの精神的影響を軽減できるような支援をしていきます。

集めた募金は責任を持って全額、現地ウクライナの関係者にお届けします。皆さまの温かいご協力をお願い致します。

※一般社団法人 世界の子供たちのために (CheFuKo)

設立のきっかけは、東日本大震災です。私たちは、東日本大震災後の福島を訪問した際、放射能基準値による混乱や外出時間の制限、食べ物や遊ぶ場所など、子どもたちの生活が最も犠牲になっていることを実感し、「何かできないか」と考えました。また、原発事故の経験から教訓を得るためにチェルノブイリを訪問。そこからウクライナでの支援活動が始まりました。

<CheFuKoウクライナ子ども救済基金>

●三菱UFJ銀行 神保町(ジンボウチョウ)支店
普通 0696556
口座名義 シャダンホウジン セカイノコドモタチノタメニ

●ゆうちょ銀行 0一八(ゼロイチハチ)支店
普通 8196264  記号番号 10100-81962641
口座名義 シャ)セカイノコドモタチノタメニ

お問合せ先:TEL 03-5577-3155

ウクライナ子ども救済基金 https://www.chefuko.org/ukraine2022-donation/

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【5】片桐 幸雄の10行通信

片桐 幸雄

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外出自粛は幽囚の日々か
本のあとがきに「不要不急の外出を自粛している幽囚の日々に」という文句があった。考えてみれば私ももう二年以上も「不要不急の外出を自粛している」。しかし、それを「幽囚の日々」とすることはなかったように思う。たしかに、様々な行事はことごとく中止になり、県境をまたいで外出することはなくなった。ただ、そのことをひどく苦痛に感じたことはほとんどない。もともと「不要不急の外出を」することが好きではなかったのかもしれない。新型コロナ・ウィルスによる感染の拡大は色々なことを教えてくれたが、自分がどういうことを苦痛に感じるかを実感したのもその一つのようだ。自分が何をしたいか、何をしたくないのか、普段考えたこともないこうしたことを考えるいい機会であった。

長時間労働
長時間働いて高収入を得るという生き方には疑問がある。かつてある農父は、11月23日になると作業場に鍵をかけ、春分の日が来るまでその鍵を開けようとしなった。その間は出稼ぎに出るわけではなく、昼酒を呑んでいた。彼は、食って行ければ十分だと思い、それ以外の時間は自分の楽しみのために使おうと思ったのであろう。労働から収入を多く得るためには、長時間を労働に充てなければならない。その分、自分の楽しみのための時間は減る。それでは、なんのために働いているのか分からなくなる。その通りなのだが、いまは労働する時間を自分でコントロールすることが、難しくなった。雇用されている状態ではまず無理である。ところが、現代の日本では労働のほとんどが被雇用労働になってしまっている。そしてそのなかで、長時間労働を強いられ、苦しんでいる。これは、どこか変だ。労働時間は自分で管理しなければならない。

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片桐 幸雄 (かたぎり さちお)

元道路関係四公団民営化推進委員会事務局次長。1948年生まれ。73年に日本道路公団に入社。主に料金設定や経営企画を担当し、2000年に総務部次長。02年から民営化推進委員会に入る。

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(編集後記)

昨日は「穀雨(こくう)」、春の雨で穀物が目を出す、種まき田植えのシーズンです。
コロナの外出自粛期間中に、お家でガーデニングをされる方が増えたそうです。
自然と向き合う時間は、生き物としての「人間」を考える時間にもなった気がします。

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