【No.1103】★国が何をしているか発見できるサイト★ ”JUDGIT!” のご紹介
2023.03.23

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構想日本メールマガジン【No.1103】 2023.3.23 発行
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<目次>
【1】国が何をしているか発見できるサイト ”JUDGIT!” のご紹介
【2】ザラ撮り!
【3】”仲間 ”の活動のご紹介
【4】巻末寄稿文
  「片桐 幸雄の10行通信」 片桐 幸雄

 

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【1】国が何をしているか発見できるサイト ”JUDGIT!” のご紹介
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今や私たちはスマホやパソコンにいくつかのキーワードさえ入れれば、世界中の情報にアクセスでき、ビジネスでも買い物でも調べものでもできます。ところが、大きなブラックボックスがあります。「政府の予算や事業」です。

JUDGIT!は、国が行っている事業の「目的」「内容」「予算」「事業予算の支払先」「成果」などの概要が検索できるサイト。
誰もが国がしていることについて知りたいことを知り、何かを発見することができます。

JUDGIT!の情報は、国が行っている5000事業全てについて内容を整理した行政事業レビューシートです。
JUDGIT!から、ぜひ各事業のレビューシートにアクセスして、そちらもご覧ください。
どういう企業にその予算が支払われたかもわかります。

 

 

※JUDGIT!はこちらから

 

※さらに新しいデータベースも準備中です!!
構想日本が20年間続けてきた「事業仕分け・事業レビュー」で蓄積した行政事業の課題をデータベース化して、今年半ばには公開予定です。

 

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【2】ザラ撮り!
日常にある身近なザラザラを、自由な視点で写真で切り取り紹介します!
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熊本城周遊バス車内で見つけたザラザラ写真をご紹介

 

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【3】”仲間 ”の活動のご紹介
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(1)季刊誌『道標』2023年・春「渡辺京二先生追悼特集号」のご紹介
   3月31日発行予定

 

いくつかの主要紙で追悼記事が載せられているように(※)、『逝きし世の面影』などの著作で知られ、石牟礼道子の『苦海浄土』を世に出したと言われる渡辺京二氏が昨年末亡くなりました。
氏は日本の歴史を庶民の暮らしという視点から掘り起こし、近代日本のあり方を問い続けました。熊本を拠点として、著述を通して発信を続けましたが、地元で季刊誌『道標』を育てるといったことにも熱心でした。

その『道標』が今年の春号で「渡辺京二先生追悼特集」を組んでいます。
身近に接した人たちによる、氏の水俣病闘争とのかかわり方、著作の紹介などを通して、その思想あるいは隠された一面を感じていただけると思います。
なお、代表の加藤が追悼エッセイを寄稿しています。以下はその一部です。

 

「私がザラザラ世界というのは象徴的には『逝きし世の面影』で描かれた社会だ。人々は地域の人のつながりの中で毎日を丁寧に生きる。地域ごとに風土、価値観、社会のしくみなどが異なり、様々なデコボコがある。多様な世界だ・・・」

 

お問い合わせは下記まで。
tsuji-shin@lib.bbiq.jp
道標・編集部 辻 信太郎

 

※渡辺氏の追悼記事
・2023年3月17日 日本経済新聞 夕刊 追想録/名もなき人々追った筆
・2023年3月18日 朝日新聞 夕刊 惜別/「小さきもの」から近代再考

 

 

(2)瀬戸内サーカスファクトリーより公演のお知らせ

 

現代サーカスとは、サーカスの技術を使いながら演劇やダンス、美術など、あらゆるアートを取り込んだ新しい総合芸術。
瀬戸内サーカスファクトリーは、現代サーカスという欧州発祥の芸術を取り入れ“日本・アジアの現代サーカス”と呼べるものを生み出そうと、香川県を拠点に活動しています。
このたび、東京ミッドタウンで彫刻家・安田侃さんの世界と交錯しながら、現代サーカス「森のトコトコ東京編」をお見せすることになりました。ぜひ観にいらしてください。

 

【開催日時】
2023年3月25日(土)
13時~/19時~ 各回40分

 

【開催場所】東京ミッドタウン
地下一階 安田侃「意心帰(いしんき)」彫刻前スタート⇒地上へ移動「妙夢(みょうむ)」⇒キャノピースクエアでフィナーレ

 

【参加費】無料(予約不要)

 

※公演の詳細はこちらから

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【4】巻末寄稿文
  片桐 幸雄の10行通信 「自己責任(2)」
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人間である以上、「自己責任」ということは、本来ないはずだ。誰かが苦境に陥ったら、みんなで助けるのが基本だった。資本主義がそれを破壊した。個人の独立、あるいは個人主義の名の下に、である。
個々人がバラバラになってしまい、相互に競争することになった。辛うじて競争から逃れ、助け合いが残っているのは、もう「家族」くらいしかない。
こういう社会は異常なはずなのだが、あまり異常とも思われていない。そのこと自体が異常である。魚は売り買いするものではないという島の生活に慣れ親しんだ島の人間が都会に出てスーパーで魚に値が付けられているのを見て驚くというようなことが起こる。驚く方が異常だとばかにされる。しかし、魚に値が付けられるのを当たり前だとする暮らし(それは、個々人がバラバラになり、自己責任を負わされる暮らしである)は疲れてしまう。
こういう生活はもうそろそろ見直した方がよさそうだ。
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(編集後記)渡辺京二氏の「逝きし世の面影」を、ある文筆家の著作の中で知り、読んでみようと思いながら10年以上の時が経ってしまいました。代表加藤と新聞の追悼文を読み、「名もなき小さきもの」が渡辺氏の著述の中でどう描かれているのか、改めて知りたいと思いました。
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