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【No.340】リハビリテーションはリハビリテートできるか

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JIメールニュースNo.340 2008.3.7発行
リハビリテーションはリハビリテートできるか
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◆◇ 目 次 ◇◆
1.【リハビリテーションはリハビリテートできるか】
2.【第128回「J.I. フォーラム」のご案内】
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≪TOPICS≫
★構想日本ホームページで「ワンクリックアンケート」開催中。
「Q:暫定税率は必要か? 不要か?」にお答えください。
〔アンケート期間:2008/03/04(火) ~2008/03/10(月)〕
↓     ↓     ↓
http://www.kosonippon.org/enquete/index.php?m_enquete_cd=52
★前回の「ワンクリックアンケート」の投票結果が出ました。
質問は「Q:あなたの地域の道路整備はどのくらい必要ですか?」です。
↓     ↓     ↓
http://www.kosonippon.org/enquete/result.php?m_enquete_cd=51
★「医療制度プロジェクト」のホームページ内に医療問題の現状と各種
データを集めたページを作成しました。ご覧の上、ぜひご意見をお寄せ
ください。
↓     ↓     ↓
http://www.kosonippon.org/project/detail.php?m_project_cd=627&m_category_cd=38

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1.【リハビリテーションはリハビリテートできるか】
社団法人大阪府理学療法士会
会長 西村 敦
昨今の医師不足・偏在化やそのシステム不備による救急医療の問題は別
にして、1942年ペンジル・ペニシリンが実用化され救急救命医療は飛躍的
に進歩した。その後、科学技術の進歩により早期発見早期治療が実現され、
より多くの疾病の治療が行われるようになった。しかし、そのことは同時に
何らかの制限を伴ったまま生活を続けことを余儀なくされる方々の増加を招
き、その方々への社会復帰を支援する体制として「リハビリテーション医療」
が出現した。理学療法士は、リハビリテーション医療の一端を担う専門家で
ある。わが国におけるリハビリテーション医療は、1965年、その中核である
「理学療法士及び作業療法士法」が制定され現代的な発展が始まった。
理学療法士はたかだか43年の歴史ではあるが、時代の要請に従ってその
対象を拡大し変化させてきた。ポリオ、脳性麻痺、整形外科的後療法に始
まり、脳血管障害、呼吸器疾患などの内部障害、今後は高齢化による機能
低下の予防、虚弱老人の健康増進、メタボ対策の運動指導、在宅医療や在
宅介護での介護予防と、益々その要請が拡大されており、多くの人材が求
められている。幸い、理学療法士の養成課程は、大学医学部保健学科など
4年制大学から、3年制専門学校まで年間の養成定員が急激に増加し1万
1774人に至っており、その要請に応えられる育成が行われている。
しかし、“高齢化”という急務な国家的要請に応える上で、43年前に出来た
法律が理学療法士のさまざまな分野への進出の制限となり、高齢化対応に
対する非効率的・非経済的な状況を招いている。法律第二条に「理学療法と
は、身体に障害のあるものに対して」とあり、障害の無い高齢者への支援を
困難にし、地域や在宅での活動が制限されている。
理学療法士は医学技術者として生まれたが、疾病の治療というよりも、「疾
病や障害により生活することに制限が発生した方に対し、理学療法手段で
如何に支援するか」に、その専門性がある。その点では、突然降りかかった
身体的機能に関わる難題により、生活設計を変更し、“自分の物語”を書き
換える必要が生まれた方々に対し、“新しい自分の物語”を獲得することを
専門的に支援することに、43年心血を注いできた。
われわれはそれら経験をもとに、高齢者増加に伴う医療保険崩壊や介護保
険法運用に明るい兆しの見えない社会に対し、豊かで安寧な高齢化社会を
実現したいと考えている。そのためには理学療法士による地域リハビリテー
ション施設の設立など、開業医との連携による地域や在宅での活動のフィー
ルドが早期に確保される政策を望んでいる。疾病後の障害改善という要請に
より生まれたリハビリテーション医療が、障害予防や健康増進を通じて実現
する豊かな高齢化社会の構築という今日的課題に対して、再び社会的役割
を与えて(リハビリテート)いただけるかどうかの佳境に来ている。

*西村 敦(にしむら・あつし)氏プロフィール
1954年滋賀県生まれ。1977年国立療養所に附設された理学療法士養成
施設卒業、その後赤十字病院で臨床経験を経て、金沢大学文部教官、専
門学校講師を経て、再び済生会病院で技師長、2000年より現在の大阪リ
ハビリテーション専門学校教育局長、2005年第40回日本理学療法学術大
会準備委員長を務め、(社)日本理学療法士協会理事を経て、現在、(社)大
阪府理学療法士会会長。

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2.【第128回「J.I. フォーラム」のご案内】

※テーマなどの詳細は後日お知らせいたします。
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日 時  : 平成20年3月27日(木)
会 場  : 日本財団ビル2階 大会議室
港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111(代)
(http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html)
開 演  : 午後6時30分(開場:午後6時)
主 催  : 構想日本
定 員  : 160名
フォーラム参加費 : 2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)
懇親会参加費   : 4,000円
(ご希望の方は下記懇親会参加に○印をつけてください)
※ゲストを囲んで、下記の会場で懇親会を開催いたします。
「トラットリア・イ・プリミ 虎ノ門店」
港区虎ノ門2-2-1 JTビル1F TEL 03-3589-5812
(http://www.ep-tokyo.com/iprimi/toranomon/)
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参加ご希望の方は、3月26日までに出欠の是非を、下記のメールアドレス
にお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org
お名前
所属
ご連絡先
懇親会に     参加する      参加しない
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*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下まで。TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
フォーラム担当 西田まで。TEL 03-5275-5607

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