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【No.117】日本の国立公園を考える

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日本の国立公園を考える
JIメールニュースNo.117  2003.10.10
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■■ 目次 ■■
1.《寄稿》日本の国立公園を考える
2.《第76回「J.I. フォーラム」のご案内》

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1.《寄稿》日本の国立公園を考える

コールマン ジャパン(株)取締役マーケティング本部長
馬場 誠
この夏休みは家族で米国のヨセミテ、グランドキャニオンという2つの
ナショナルパークを回りました。これまでも米国のいくつかのナショナル
パークを訪れましたが、いつも感心するのは、自然を守るため、自然を楽
しむための施策が数々とられていて、自然を堪能できることです。身近な
例を挙げると、ゴミが落ちていない、トイレがきれい、飲料の自動販売機
やそれらに類する看板などがなく自然を邪魔しない、レンジャー、ボラン
ティア等によるサポートが多彩、などです。日本とは比べ物になりません。
こういうことが実現できる理由は、法律、組織、財源などいろいろな要素
が関係しています。
まず財源についてほんの一端に触れますが、米国のナショナルパークに
入る際は一家族につき$20を徴収されます(7日間有効)。米国のどのパー
クに何回でも入れる年間パス(家族で$50)等もあります。有名パークを
訪れる年間何百万人という数を考えると、これはかなりの財源になるはず
です。自然に親しむのにお金を取る、ということにある種の抵抗は感じま
すが、日本でも有料化することによって種々の前向きな活動につなげるべ
きではないかと考えます。不況とはいえ、この飽食の日本で国立公園に出
かける人から、例えば米国同様、一家族¥2-3,000程度を徴収することは
それほど負担にはならないでしょうし、それに反対する旅行者は少ないと
思います。
法律、組織面も重要ですが、一例として富士山の話を取り上げます。富
士山を世界遺産に、という動きがありますが、残念ながら日本国内での最
終候補選考の段階で落ちてしまったのが最近の状況です。理由はいろいろ
あるようですが、ひとつは「富士山は汚い」からであり、それは世界で山
に詳しい人たちの間でも周知の事実のようです。富士山は世界の名だたる
山の中で唯一山頂に自動販売機がある山とのことであり、またゴミも多く、
山腹に流れ出たトイレットペーパーは「白い川」と呼ばれています。これ
らの問題は、もちろん旅行者のマナーに因る部分もありますが、法律、条
令などでもっと厳しく管理していくべきでしょう。これをサポートするの
が組織でしょうが、米国では各パークに総責任者である長官というポスト
があります。一方日本では、私が知る限り、米国同様の権限を持ったポス
トはなく、例えば富士山の諸々の問題が関係省庁や県、市区町村など自治
体の間で責任が分散されていることによってアクションがなかなか進まな
いことも多いようです。
自然に触れることは、人間にとってとても大切なことであり、その癒し
効果も絶大なものです。特に最近話題に上がる子供の教育、成長にとって
非常に役立つものであり、これからの日本においてもっと意識的、計画的
に子供を自然に親しませる活動が不可欠と考えます。そういった点からも
この国立公園の問題はこれから更に真剣に取り組んでいく価値があるテー
マと強く感じます。
<馬場誠氏プロフィール>
1955年東京生まれ。早稲田大学理工学部卒。マサチューセッツ工科大学MBA。
富士ゼロックス、マスターフーズ、ルイ・ヴィトンを経て、2002年より現
職。コールマンは米国カンザス州に本社を置き100年の歴史を持つ世界最大
のアウトドア用品メーカー( http://www.coleman.co.jp )。
氏のアドレス: st-baba@kd6.so-net.ne.jp
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2.《第76回「J.I. フォーラム」のご案内》
挑戦する若者達!
- 自分の志を生かす働き方を紹介 –
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「エリート官僚」、「エリートサラリーマン」と呼ばれる人たちがあり
がたがられる時代は終わったようです。つい先ごろまでの、ドットコムビ
ジネスの「起業家」ブームも色あせた感があります。しかし、実は明確な
意思とそれを実現するパワーを持ち、お金儲けばかりではなく、世の中全
体のことも考えながら、独自の取り組みで事業をする元気な若者はふえて
いるのです。
今回は、そんな若者の先輩格の藤沢久美氏をはじめ、具体的に取り組ん
でいる若者に集まってもらいます。そして、企業コンサルの立場から「人
間力」の重要性をつねに強調しておられる淡輪敬三氏に、彼等の熱い想い
を引き出して戴きます。
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日 時  :平成15年10月29日(水)
会 場  :銀座ソニービル8階 ソミドホール
開 演  :午後6時30分(開場:午後6時00分)
討論者 :荻原 国啓(㈱ピースマインド代表取締役)
川内 潤 (㈱アイレップ シニアマーケティング事業部)
河野 理愛(NPO法人スポーツインキュベーションシステム代表)
佐藤 大典(ポインテリア代表)
野坂 英吾(㈱トレジャーファクトリー代表取締役社長)
牧 大介 (UFJ総合研究所/里山NPO)
丸 幸弘 ((有)リバネス代表取締役)
コメンテーター :藤沢 久美(シンクタンク・ソフィアバンク取締役/
社会起業家フォーラム副代表)
コーディネーター:淡輪 敬三(ワトソンワイアット㈱代表取締役社長)

主 催 :構想日本
共 催 :NPO法人 ETIC(エティック)
定 員 :160名
参加費 :2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)
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参加希望の方は、下記のメールアドレスにお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org
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参加ご希望の方は、誠に恐縮ですが10月28日までに出欠の是非を
お知らせ願います。
お問合せ:構想日本・西田(電話03-5275-5607)
*シンクネット・構想日本の会員は8月からフォーラム参加費は無料
になっています。申込が必要ですのでご注意ください。また、申込
の際は会員番号をお知らせ下さい。
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