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【No.152】キーワードは”セクシー” ― 進化する人々と進化する政策 ―

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キーワードは”セクシー” ― 進化する人々と進化する政策 ―
JIメールニュースNo.152  2004.6.18
窓口はこちら! info@kosonippon.org
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■■ 目次 ■■
1.《キーワードは”セクシー”》
2.《第84回「J.I.フォーラム」のご案内》
3.《お知らせ》

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1.キーワードは”セクシー”
― 進化する人々と進化する政策 ―
構想日本政策スタッフ 大内隆美
4年前にアップルコンピューターのCEOに返り咲いたスティーブ・ジョブ
ズは言った。「アップルは”セクシー”である。」その後、iPod旋風など、
快進撃が続いている。’04マスターズの覇者、フィル・ミケルソンの完璧と
も思えるフェードを”セクシーな軌道”とアナウンサーが表現した。最終
ホールの劇的な優勝バーディーは、魅了された女神からのギフトである。
ヨーロッパGPで日本人初のフロントロウを獲得した、B・A・R ホンダのF1
レーサー 佐藤琢磨。テクノロジーと人間が究極のレベルでしのぎを削る世
界での挑むような果敢な走りは”サムライセクシー”といわれ、赤の皇帝シ
ューマッハーを唸らせた。ファッション界でクリエイティブ・デザイナー
というシステムを構築したグッチのトム・フォードのテーマは、一貫して
“セクシー”である。10年で売り上げを10倍にし、人々が欲しいと感じる製
品を次々と生み出していった。ヤンキース2年目の進化した”セクシー”な松
井秀喜のスイングは、パワーポジションの再発見と意識改革によるもので
ある。プロ中のプロは、常に危機感の中で戦う。
セクシーとは人を惹きつけるアピールであり、それが人を魅了するには
明確な目的意識と結果につながる精進が必須の要素となる。セクシーさと
は、ごく一部の有名人だけにあるものではなく、「セクシー=魅力があ
る」と置き換えるなら、それは全ての物事に当てはまる。国家にとって国
民の政治に対する感心の低さは危機的状況だが、政治家や政策が魅力ある
ものでなければ国民を引きつけることはできない。今の国会の動きは、
「スキャンダル」「乱闘」「牛歩」…とセクシーさとは対極で”そそる政策
“もないから、参議員選挙が近いというのに盛り上がらない。F1で言えば、
レーサーとマシンとピットストップ、野球はバッターとそれを支える道具
職人たちとチームなど、まさに”三位一体”となって初めて勝てるように、
行政、政治家、国民が同じ方向に向けて漕ぎ出すには、私たちの身の回り
に溢れている問題を政治の世界がしっかり受け止め、どう政策に煮詰めて
いくかが肝心となる。
例えば年金問題。今国会の経過から明らかになったように、継ぎはぎだ
らけの重ね着でそのボディラインは誰にも分からないけれど、相当に贅肉
がついて筋肉が緩んでいるらしい・・といった状態で、およそセクシーと
は程遠い。いくらPRにセクシーな女優を起用したところで、肝心の本体に
魅力がなければ焼け石に水である。ゴテゴテとした衣装を脱ぎ捨て、シェ
イプアップした流麗な体形が顕になるような本質にせまる制度改革が示さ
れなければ、誰も改革に食指を動かさないまま制度自体が崩壊していく。
また、自衛隊派遣問題。不明瞭な憲法解釈のままでなし崩しに多国籍軍
に含まれていくのは、欲求の赴くままに鯨飲大食し、自らプロポーション
を崩していくことになる恐れはないのか。めまぐるしく変化する世界情勢
の中で日本がどういう手段をもってどういう役割を果たすべきか、その明
確なビジョンが示されなければ、後ろ姿しか見せないイケメンを遠巻きに
眺めるようなもので、現地で尽力する人と国民との乖離が危ぶまれるばか
りである。
通信技術の進歩やIT化の進展に伴い世の中の変化のスピードは速くな
り、この状況に対応するために人々も日々急ぎ足で生きていくとすれば、
古色蒼然たる公約(マニフェストと名前を変えても同じこと)に対しては
誰も興味を示さないのは当然の成り行きであろう。そうした人々の関心を
引き寄せるためにも、各党とも「マニフェスト」をよりセクシーに進化さ
せ人心をそそる必要がある。
構想日本は”そそる政策”をこれからも打ち出し、進化し続けていきたい
と考えている。
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2.《第84回「JIフォーラム」のご案内》
名は体をあらわす
-あらためて地名を考えよう。
そこから町、さらには国のすがたが見えてくる-
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かつて権力者が自らの名前をつけた都市名の多くは、はかなく消え去って
いきました。では、住居表示の簡素化や市町村合併の際つけられた、官制、
あるいはお手軽地名は将来どうなるのでしょうか。
地名には、その地の歴史、風土、生活さまざまなものがこめられていま
す。だからこそ、多くの人が地名に愛着をもち、旧名復活の動きもおこる
のです。
地名を通してコミュニティのあり方、ひいては日本人一人一人のアイデン
ティティまで大いに議論して頂きます。
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日 時:平成16年6月30日(水)
会 場:銀座ソニービル8階 ソミドホール
開 演:午後6時30分(開場:午後6時00分)
討論者:今尾 恵介(エッセイスト/日本地図センター客員研究員)
松田 昭一(金沢市市民生活部部長)
三橋 浩志(日本総合研究所主任研究員/全国地名保存連盟会員)
コーディネーター:小松俊昭(政策投資銀行/金沢工業大学産学連携室客員
教授)
主 催:構想日本
定 員:160名
参加費:2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)
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参加希望の方は、下記のメールアドレスにお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org
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参加ご希望の方は、誠に恐縮ですが6月29日までに出欠の是非を
お知らせ願います。
お問合せ:構想日本・西田(電話03-5275-5607)
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3.《お知らせ》
●「権力の道化」 櫻井よしこ  (新潮社)
「新潮45」2~5月号で道路公団改革の決定プロセスを克明にレポートし
てきたジャーナリストの櫻井よしこさん。これに大幅に加筆修正を加えた
本が出版されました。民営化が全く形だけになった背後に何があったのか。
国民不在の政治家、正義の味方を装いながらその政治家にすりよる「道
化」。これが真実です。
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