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日本を想う
JIメールニュースNo.176  2004.12.3
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■■ 目次 ■■
1.《日本を想う》
2.《J.I. Action Summary》
3.《第90回「J.I.フォーラム」のご案内》

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1.《日本を想う》
(社)日本青年会議所 新・国家アイデンティティ創造委員会 委員長
樫畑 友洋
本年、私は日本青年会議所(JC)で日本という国のアイデンティティ
について研究した。茶道、柔道、日本瓦、畳、桜などなど、日本らしいと
思う単語を次々に連想しながら全国から集まったメンバーとともにゲーム
を通して学んだのは楽しい思い出である。そんななかで日本のアイデンテ
ィティが浮かび上がってくる。故郷の山々、木の国、森の国・・・。日本
人は古くから樹を植え、森をつくり、水をつくって稲作を行ってきた。水
を分かち合う文化、それは、確立した個と公がうまく調和し、互いにつな
がり合い美しく響き合っていた社会である。
現在の日本には、自分の国に自信を持っていない人が多くいると言われ
る。いったい何がそうさせているのか。これは、私たち一人ひとりが考え
なければならないことである。確かに、より良い国づくりのためには解決
しなければならない課題が山積されている。しかし、本当に日本はそんな
に魅力のない国なのだろうか。
20年も前の話になるが、一度だけ海外生活をしたことがある。オース
トラリアのパースで6ヶ月間。ガーデンシティと呼ばれるだけあってとて
も美しい都市だった。夢のように過ぎる毎日であったが、不便だと感じた
ことは、私が暮らすアパートにはバスタブがないということと自動販売機
がやたらと少ないことだった。
私が暮らす和歌山市から少し郊外に行くと、自動販売機どころか、みか
んや柿などは道路沿いで無人販売されている。数年前に市民権を得た「和
歌山ラーメン」のお店にはほとんど伝票というものがなく、ラーメン(地
元では「中華そば」という)や、テーブル上に無造作に置かれているサイ
ドメニューの「早すし」、「ゆで玉子」など、いくつ食べたかはすべて自
己申告で清算するのである。これを信頼関係に成り立つ地域社会と表現す
るにはオーバーだろうか。
欧米の人々にとっては、共通の宗教を持たない世界の人間に対して信用
できないという原則があるように感じる。だからこそ、ことさら契約を重
視し、問題が起こるとすぐに法廷で解決しようとするのではないか。その
ような社会のなかでは、日本人はとてもお人好しで、国際社会では損する
ことが多いのかもしれない。
しかし私は、日本が欧米型の社会に変貌してしまうことには少なからず
抵抗を覚える。お互いの気持ちを察し合い、和を尊ぶ文化は、日本のアイ
デンティティであるという事をJCの活動を通して改めて感じた。これこそ
が私たちが誇りを持つべき国柄ではないだろうか。原材料を輸入し、加工
し、輸出することで経済を成り立たせている日本にとって、契約もさるこ
とながら、日本古来の価値観を大切にすることこそが重要ではないのか。
私は、今一度、信頼と感謝で成り立つ日本の社会を呼び戻したいと思う。
◆ひとこと
JCは全国に4万人を超える会員を持つ大組織だ。そのJCが日本の国の良
さや得意技について勉強し、それを世の中にアピールして行こうとしてい
るのは大変心強い。自分の得手、不得手を自覚し、他の国や民族との違い
を充分認識することが、国際社会の正式メンバーとして認められるための
第一歩だ。そこれがないと、外国のことばかりを気にしたり、礼賛する
(エコノミストやマスメディアの人、そして外交担当の官僚に多い)か、
ひとりよがりの強がりを言う(最近政治家に増えて来た。少数だが、自治
体の首長にもいる)かになってしまう。日本のことを良く理解するという
ことは、抽象論や東京での出来事を云々することではない。全国の町々の
ことを良く理解することだ。JCの全国ネットワークを通して、日本理解と
その国内、海外両方でのアピールを更に進めてくれるものと大いに期待し
ている。
(加藤 秀樹)
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2.《J.I. Action Summary》
■構想日本の11月の主な活動状況■
(1)政治改革(政治とカネ)
●「政治資金規正法」改正のキャンペーン
・引き続き、メディアなどへ提言アピール(情報公開の徹底)
・各党首の収支報告書の「連結化」作業(来年1月に公表予定)
(2)三位一体改革(国と地方)
●創意工夫を活かした行政運営を行っている自治体の現地調査の公表
・長野県の栄村と下條村( http://www.kosonippon.org/doc/?no=218 )
●構想日本の活動と自治体の改革事例を統合し、あるべき行政改革の
アプローチを整理中(来年1月に公表予定)。
(3)教育行政改革
●現場(学校や市町村)の権限拡充の実現に向けた、市町村長の共同
アピールを取りまとめ中
・構想日本の提言: http://www.kosonippon.org/prj/edu/
(4)国会議員アンケート
●地方6団体の「義務教育費国庫負担金」改革案について
・負担金廃止(税源移譲)、市町村の権限拡大、など
http://db.kosonippon.org/question/question.php?id=25
(順次回答を掲載)

(5)中小企業政策
●東京/大企業以外の企業の足腰を強くするための制度設計。
・企業を取り巻く制度(金融、税制、会計など)を総合的に検討。
(6)医療制度改革
●医療の質向上、患者のニーズに合った制度設計。
・患者の不安/不満や医療事故の事例をもとに、制度の構造的な問題
点を整理、全体像をHP上に公表予定(意見募集を経て提言作成へ)。
上記の他、「農業政策」、「社会保障制度改革」等の政策プロジェクト
が進行中。詳しくは、 http://www.kosonippon.org まで。

(文責:政策担当ディレクター 冨永朋義)
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3.《第90回「JIフォーラム」のご案内》
日本の政治をどうする?
-新人国会議員が大いに語る-
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今年、国会では自衛隊のイラク派遣をはじめとして、年金改革問題、道
路公団改革、三位一体改革などが議論されました。来年の通常国会では、
ひきつづき郵政民営化、政治資金規制法改正、公務員制度改革などが審議
されます。
これらは私たちの生活に大きい影響を及ぼす重要テーマですが、国民に
とっては、何が問題の本質で、私たちが選んだ国会議員はそれらについて
どう考えているのか、マスメディアの情報ではよくわかりません。
そこで、しがらみが少ない新人国会議員の方々に、日本の未来に対して
どのような国家論や問題意識を持ってこの国をどうしていきたいのかを大
いに議論してもらいます。議論の引き出し役として、学生などの若者、地
方議員など多数参加していただき、入り乱れての大議論をしましょう。
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日 時 : 平成16年12月15日(水)
会 場 : 銀座ソニービル8階 ソミドホール
開 演 : 午後6時30分(開場:午後6時00分)
討論者 : 期待の新人国会議員の方々
コーディネーター : 加藤 秀樹(構想日本代表)&学生等
フォーラム参加費:2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料で
す)
懇親会参加費:3,500円
(ご希望の方は下記懇親会参加に○印をつけてください)
※ゲストを囲んで懇親会を開催いたします。事前申込のみ承ります。

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参加ご希望の方は、12月14日までに出欠の是非を、下記のメールアドレス
にお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org
お名前
所属
ご連絡先

懇親会に     参加する      参加しない
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お問合せ:構想日本・西田(電話03-5275-5607)
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