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【No.200】「年金」に頼る生活は、はたして幸せでしょうか?

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JIメールニュースNo.200  2005.5.27発行
「年金」に頼る生活は、はたして幸せでしょうか?

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◆◆ 目 次 ◆◆
【「年金」に頼る生活は、はたして幸せでしょうか?】

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【「年金」に頼る生活は、はたして幸せでしょうか?】

構想日本政策スタッフ  喜多 豊
みなさんは、なぜ年金制度の改革が必要だと思われますか?
未納・未加入者が増えたからでしょうか。
世代間格差が大きいからでしょうか。
少子高齢化が進み、年金財政が破綻しそうだからでしょうか。
社会保険庁がいい加減だからでしょうか。
どれもその一因ではありますが、最大の要因は、
「私たちのライフスタイルの変化」にあるのではないでしょうか。
暮らしを支える年金(ひいては社会保障)制度の改革は、「私たちのライフ
スタイル(暮らし方)をもう一度見直そう」というところから、考え直さな
いといけないと思います。
たとえば、「親の面倒は自分でみる。健康管理の面からも一生働き続ける」
という暮らし方の希望者が国民の大半を占めるようなら、年金制度をなくす
選択もありえます。
逆に、「現役時はバリバリ働き、親の面倒は政府まかせ。定年退職後は一切
働かない」という暮らし方の希望者が多いようなら、高い保険料負担もやむ
なしという選択もありえます。
いずれにせよ、煩雑な年金制度が残り一番困るのは、制度を管理する政府で
はなく、そのしくみを頼りにして暮らす私たち自身です。本来、専門家が行
なっている制度論は、私たちの希望を実現するための“道具”でしかありま
せん。
今まさに、今秋の社会保障制度改革案の取りまとめをめざした話し合いが、
与野党の衆参両院合同会議で年金制度改革を中心に進んでいます。
どのような制度を選ぶにせよ、給付の格差ばかりに目を奪われ、損得勘定で
年金制度を見ている限り、議論は一向に進みません。
どの選択肢にも一長一短があります。だからこそ、「そもそも年金が必要な
のか」をライフスタイルという視点から考えてみなくてはならないのです。
これは、年金を「公(官)」に任せたほうがいいのか、「民」に任せた
ほうがいいのか──ということを問うているのではありません。
現在の与野党間の話し合いは、「現行制度抜きに語ることができない」
という縛りがあるため、「皆年金(国民みんなが年金をもらえる)という制
度があるのが当たり前」という前提で行なわれていますが、しかしそれさえ
も、もしも国民の投票によって「年金なんていらない」という選択が行なわ
れたとしたら、政治家が話し合うべき内容は大きく変わってくることでしょ
う。
「年金がない世界」を想像することは、とても前衛的なことのように感じら
れるかもしれません。でも、そのことを考えることにも意味はあると思うの
です。
「年金」に頼る生活は、はたして幸せでしょうか?
この点検作業を行なうことによって、当たり前のことが当たり前でなくなり、
現行制度の見え方も変わってくることでしょう。
もしかしたら、今ある制度の有難さが増す、というような結果が待っている
かもしれません。
少なくとも「親・子・孫」という三世代にわたって幸せに暮らせるライフス
タイルとは、どのようなものでしょうか? その暮らしの中に「年金」は必
要でしょうか?
そんな「年金の必要性」を今一度考えてみてください。
そして、その思いの詰まった声を、ぜひ構想日本までお寄せください。
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