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【No.207】首長リレーエッセー(9) コミュニティビジネスで地域を創る

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JIメールニュースNo.207  2005.7.15発行
首長リレーエッセー(9) コミュニティビジネスで地域を創る

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◆◆ 目 次 ◆◆
1.【首長リレーエッセー(9) コミュニティビジネスで地域を創る】
2.【第97回「J.I. フォーラム」のご案内】
3.【お知らせ】
*みなさんのご意見をお待ちしています(800字以内でお願いします)。
info@kosonippon.org
頂いたご意見は、バックナンバーと共に「読者の声」として以下に掲
載しています。 http://www.kosonippon.org/mailnews/log.html
不掲載をご希望の場合は、必ずその旨を明記して下さい。
また、氏名、肩書きは、特にご指示がなければそのまま掲載します。
イニシャル、匿名、ハンドルネーム使用の場合は必ず明記して下さい。
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1.【首長リレーエッセー(9) コミュニティビジネスで地域を創る】

千葉県我孫子市長 福嶋 浩彦
●団塊の世代とコミュニティビジネス
日本社会の高齢化は地方の農村から始まった。しかし、団塊の世代が高齢
化を迎える時、大量の高齢者を抱えるのは都市だ。とくに、大都市圏のベッ
ドタウンとして人口急増した都市はこの傾向が強い。我孫子市もその一つだ。
団塊の世代の高齢者は、今までの高齢者とは価値観も行動パターンもかな
り違うはずだ。ただ、その実像はまだはっきりしない。
もし団塊の世代が、定年後も豊富な経験を生かし高い能力を発揮して、ニ
ュー・シニア世代として地域づくりをリードする存在になれば、都市はこれ
からも生き延びて、新たな発展を実現するだろう。しかし逆に、権利意識は
強いが要求ばかりで、サービスを消費するだけの世代になれば、都市は潰れ
てしまうのではないだろうか。
最初に高齢化した農村部は、従来型のコミュニティをそれなりに残してい
たし、高齢者も「できる限り人のお世話にはなりたくない」という自立指向
が強かった。そんな農村部の強さを都市は持っていない。
以上のような意味で、都市の将来は団塊の世代の動向にかかっていると言
える。団塊の世代に、定年後もできる限りサービスの消費者ではなく、サー
ビスの提供者=社会を支える側になってもらう。そのためのツールがコミュ
ニティビジネスだと考えている。
●コミュニティビジネスの育成
コミュニティビジネスとは、地域が必要とする物やサービスを、地域の住
民自身が事業を起こして提供するもの。そこでは一定の収益もあげるが、単
に利益のためではなく、地域や社会の役に立ちながら自己実現を図ることが
大きな目的となる。
すでに我孫子市では、子育て支援や介護、環境、IT、防犯など様々な分
野でコミュニティビジネスが活躍している。さらにあらゆる分野でコミュニ
ティビジネスを育成していきたい。
ホームページによるコミュニティビジネス支援サイト”あびこCBネット”
( http://www.abiko-cb.net/ )が開設され、「コミュニティビジネス起業講
座」も実績を上げている。事業立ち上げの2~3年間、低家賃で事務所を提
供するSOHOも検討している。人・物・金・情報など市内にある経営資源
をコミュニティビジネスが有効に使えるような環境づくりに取り組んでいき
たい。
●コミュニティビジネスの可能性
もちろん、コミュニティビジネスを担うのはシニア世代だけではない。フ
リーターやニートの増加が問題になっている若者たちが柔軟な発想や新しい
感性を生かして取り組んでくれたら、市内のお店や中小企業が新たに手を伸
ばしてくれたら、これまでも地域の活動をリードしてきた女性たちが持ち前
の行動力で引っ張っていってくれたら、地域活性化の大きな力になる。
今日、日本経済の再生が求められている。しかし一方、私たちの身の回り
には物があふれているのも事実だ。地球環境やごみ問題も解決の方向に向か
っているとは言えない。そんな状況において、ただやみくもに生産を増やし、
消費を増やし、景気を回復しようとしても限界があるだろう。
今、私たちが本当に必要としている物やサービスはどんなものなのか、ま
た環境と共生するライフスタイルをどう実現するのか、そんな新しい社会像
を創りだしていく中にこそ、経済の真の再生もあると考える。私たちの生活
や地域に密着したコミュニティビジネスは、ここでも一つの力になるはずだ。
地方分権の時代、新しい社会システムづくりを地域から取り組んでいきたい。
<プロフィール>
1956年鳥取県生まれ。81年、筑波大学除籍。83年、我孫子市議会
議員。95年、38歳で我孫子市長に当選。現在3期目。
02年全国青年市長会会長、現在同顧問。03年から福祉自治体ユニット代
表幹事。他にローカル・マニフェスト推進首長連盟監事、市町村サミット幹
事など。
我孫子市のホームページ: http://www.city.abiko.chiba.jp/
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2.【第97回「J.I. フォーラム」のご案内】

『ローテクベンチャー』で日本再生!
─ 地場産業・中小企業が元気になってこそ、日本は元気になる ─
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「日本の地場産業は時代遅れだ」という経済の専門家も多くいますが、本
当にそうでしょうか?
先端技術や、海外でジャパン・クールともてはやされるデザイン・アイ
デアの多くが、実は地場・伝統産業で蓄積されてきたものです。ここに日本
の底力があります。
地場産業の製造に関わる、漆器の町・山中町長の田中 實さん、毛筆で有
名な熊野町の竹森 臣さんと、手仕事をファッショナブルに生き返らせてい
る田中陽子さんとともに、伝統・技術・創意などについて語っていただきま
す。
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日 時 : 平成17年7月26日(火)
会 場 : 銀座ソニービル8階 ソミドホール
開 演 : 午後6時30分(開場:午後6時00分)
ゲスト : 田中 實氏(石川県・山中町長、漆器の町)
竹森 臣氏(竹宝堂代表取締役社長、広島県・熊野町 他
コーディネーター :
田中陽子氏(クラフトショップ・ゆずりは店主、青森県・十和
田湖畔)

主 催 : 構想日本
定 員 :160名
フォーラム参加費 :2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)
懇親会参加費   :3,500円
(ご希望の方は下記懇親会参加に○印をつけてください)
※ゲストを囲んで懇親会を開催いたします。
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参加ご希望の方は、7月25日までに出欠の是非を、下記のメールアドレス
にお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org
お名前
所属
ご連絡先

懇親会に     参加する      参加しない
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*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下まで。TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
フォーラム担当 西田まで。TEL 03-5275-5607
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3.【お知らせ】
以前、松岡正剛さんの活動についてメールニュースで取り上げたところ、
皆さんの関心が高かったので、下記のご案内をします。
興味のある方は直接編集工学へお問い合わせください。
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◆インターネット上で編集術を学ぶ ISIS編集学校◆
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◎日本初のインターネット上の学校
ISIS編集学校は編集工学の第一人者・松岡正剛が主宰する、世界で初
めてのインターネット上の学校です。好きな時間に、好きな場所で、24時
間いつでも編集術を学ぶことができます。
◎万能の編集力が身に付くユニークなカリキュラム
情報収集のコツに始まり、構成力、プランニング力、文章力、表現力まで、
情報を扱う技法をトータルに学べるユニークなカリキュラム。ひとりひとり
の目的や能力にあわせた、懇切丁寧なコーチング。日本で数少ないEラーニ
ングの成功事例としても、マスコミなどで話題になっています。
◎コースは「守」「破」「離」の3コース
最初に、まず4ヶ月の入門編「守」からスタートし、基礎的なメソッドを
習得していただきます。「守」を修了すると、実践的な編集技法を学ぶ応用
編「破」、さらに、編集工学を本格的に学ぶ専門コース「離」を受講するこ
とができます。
◎こんな人が学んでいます
エディターやプランナーを志望する学生の皆さんから、キャリアアップを
めざすビジネスマンまで。子育て中のお母さんから、シルヴァー世代まで。
多様な職業・職種・動機をもった方々が入学しています。
◎入学チャンスは年3回。次回の12期[守]は7月18日開講です。
くわしくは、下記のISIS編集学校ホームページをぜひご覧ください。

⇒ http://es.isis.ne.jp
◎くわしい資料の請求や受講お申込みは下記のメールアドレスにお問い合わ
せください。折り返しメールで御連絡させていただきます。
メール送信先⇒ ISIS編集学校事務局 担当:伊藤愛子
editschool@eel.co.jp
連絡先:港区赤坂7-6-64 編集工学研究所内
TEL:03-3568-2100(代表)
FAX:03-3565-2201

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