【No.231】10年目の課題
2006.01.06

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JIメールニュースNo.231  2006.1.6発行
10年目の課題

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【10年目の課題】
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【10年目の課題】
構想日本代表 加藤 秀樹
あけましておめでとうございます。
構想日本は今年で10年目を迎えます。この10年間は、政治、行政の世界も、
やはりリストラの時代だったと思います。橋本内閣の省庁再編から小泉内閣
の道路公団、郵政の民営化、そして規制改革、構造改革特区とメニューはず
いぶんと出てきました。しかし、政治的なポーズ先行で実質はあまり伴って
いません。
再編、民営化という言葉や省庁、公務員の数など分かりやすい事ばかりが
話題になり、その中身まで議論が行かないのはマスメディアの責任でしょう
が、ないものねだりをしても始まりません。また、日本くらい人口も経済規
模も大きく、なんだかんだいいながらも多くの人がまずまずの暮らしをでき
る国では、世の中のしくみを変えていくのには、ずいぶん時間がかかるのは
し方ないのかもしれません。
私は次のような理由でこれからの5~10年くらいが実質的な変化の時代だ
と考えています。
まず、小泉総理の快刀乱麻により自民党の秩序がすっかり変わり、これま
でと違い「政」の世界が動きやすくなったこと。第二に、国、地方ともにと
ことんお金がなくなっていること。第三に、未熟なままのグローバル化、市
場化の弊害が目立ってきたこと。
構想日本はこの9年間で法案、国会決議、閣議決定などかなりの数の政策
を実現してきました。コスト・パフォーマンスで見ればたいていの国会議員
より上ではないかと勝手に思っていますが、以上のような状況を考えると、
むしろこれからが本当の働きどころです。

この間の構想日本の活動の変化の一つに、国の制度の議論中心から、自治
体や地域の活動への関わりが増えたことがあります。主な背景は、「現場」
ほど危機感があり、また具体的な動きが出ているということだと思います。
10年目の構想日本は、現場感のある政策で実質的な変化をつくっていくこ
とに全力を尽くしていきます。
これまで以上の叱咤激励をお願い致します。
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