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【No.292】日本にも不撓不屈の精神をもう一度

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JIメールニュースNo.292  2007.3.16発行
日本にも不撓不屈の精神をもう一度
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◆◆ 目 次 ◆◆
1.【日本にも不撓不屈の精神をもう一度】
2.【第116回「J.I. フォーラム」のご案内】
*構想日本の「事業仕分け」が本になりました。
『入門 行政の「事業仕分け」 ~「現場」発! 行財政改革の切り札~』
↓     ↓     ↓
http://www.kosonippon.org/project/detail.php?m_project_cd=495&m_category_cd=16
*最新の「ワンクリックアンケート」の投票結果が出ました。
質問は「Q:教育行政の権限強化に賛成? 反対?」です。
↓     ↓     ↓
http://www.kosonippon.org/enquete/result.php?m_enquete_cd=40
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1.【日本にも不撓不屈の精神をもう一度】
株式会社オウケイウェイヴ
代表取締役 兼元 謙任
少し前の話になりますが、中国からの集団就職見合いの面接に招待されまし
た。「給料は幾らでもいいです、足りないスキルは寝ずに補います。死ぬ気で
働きます。」という鬼気迫る中国の方々に圧倒されました。
現在、プログラマーは売り手市場、どのIT企業も、プログラム開発者が不足し
ている状態です。最近面接した、中堅日本人プログラマーの対応が脳裏をよ
ぎりました。
「福利厚生はどうなっていますか? 私には経験があるので、それなりの待遇
を所望します。生活も大切にしたいので、夜遅くの仕事はちょっと勘弁です。」
実はその中国の方々は、国からIT教育を受け、日米欧の企業に3年間勤めた
後、必ず帰国し、ITに関する知識と外貨をもって中国の発展に寄与するという
契約を結んでいるとのこと。中国はこれを国策で行っているのです。
一方、日本のプログラマー育成はどちらかというと製造業のためのプラグラム
開発が中心です。
インターネットや、今流行の「Web2.0」のような概念を取込んだプログラム開
発の教育は皆無といってよい日本に比べて、中国はそれを国策で海外の血を
入れようとしている。
工業製品においては、Made in Japanが国際的に認識されましたが、一世紀も
経っていないうちに、Made in Chinaに塗り替えられつつあります。
ソフトウェアの世界においても、中国は世界展開を考えている。
もう一つ、注意しなければならないことがあります。
IT時代、Web革命が実現すると何がおこるか? DELLのモデル、つまり、IT
を駆使した情報網で、注文と、部品調達先、組立て先、出荷先、サポート先を
世界中にある既存インフラを取捨選択することができる脱メーカー、つまり、情
報仲介+擬似製造業企業の台頭です。
つまり、Googleがその気になれば、世界中の車のニーズ、部品調達元、組立
て元、品質管理元、出荷元、サポート元と、それぞれのユーザーの評価を加味
した一番よいところを、Web上でネットワークすることができ、極論、TOYOTA
を超える自動車メーカーを今すぐにでも興すことができるということです。
これはたまらない!とばかり、国産の検索エンジンを開発しようというプロジェク
トが立ち上がりました。しかし、これも稚拙と言わざるをえません。片や世界中
の有能な人材で1000億円を研究開発費に、片や、日本オンリーの人材とそ
の何十分の一にも満たない予算、挙げ句に後発。
マクドナルドの創業者が言っています。企業家が成功するためには「勇気をもっ
て、人と違うことを、だれよりも速く起す」ことに尽きると。
今こそ必要なのは、戦後日本の復興を目指した私たちの先輩企業家たちの志
です。足りないところを認識し、列強のよいところは学び、彼らの手薄なところへ
切り込む。
私たちベンチャー企業が、学校教育で教えていない志、周辺列強との外交を、
仕事を通じて啓発しています。世界の視点で日本のこれからを考えている経営
者もいます。
たとえば、私たちは、世界中の人と人を信頼と満足でつなぐという使命をもって、
当時誰もやっていなかったQ&Aサイトを7年前に立ち上げました。当時はビジ
ネスとして成立しないとまで言われたQ&Aサイトですが、いまや検索エンジン
と並ぶ存在として、海外でも同様のサービスが立ち上がりつつあります。
私たちの志にもっと耳を傾けてください。日本のITでの再挑戦が今はじまりま
す。

*兼元 謙任(かねもと かねとう)氏のプロフィール
1966年愛知県生まれ。愛知県立芸術大学卒業。株式会社GK京都、株式会
社ダイワ、株式会社イソラコミュニケーションズを経て、2000年2月現職。主な
賞歴は、大阪市国際コンペ入賞(奨励賞)、通産省グッドデザイン・中小企業
庁 長官特別賞、2005-2006グッドデザイン賞受賞 ナレッジ統合型CRMツー
ルOKWeb3ほか。主な著書は『デジタル製作の現場』(エーアイ出版)、『FAQ
Management ハンドブック』(コンピューターテレフォニー)、『グーグルを超える
日』(ソフトバンク クリエイティブ)、『ホームレスからのリベンジ』(小学館)など。
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2.【第116回「J.I. フォーラム」のご案内】
「いい」消費者が日本の農業を救う
~自給率1%の東京ができること~
日本の食糧自給率は40%。多くの「先進国」が食料輸出国になっている中
で最低の数字です。また、農業就業者は人口の2.7%。しかも、超高齢化
が進み、耕作放棄地は年々増えています。日本の農政は大規模化を進める
方針ですが、大半を占める小さな農家は一体どうなるのでしょうか。それで、
日本の農業は再生するのでしょうか。
生産者サイドばかりでなく、消費者から農業を考えてみよう。それが食糧確
保と農業再生の両方に不可欠ではないか。自給率1%の大消費地・東京の
役割は何か。主にこんな視点から、「東京朝市(※)」の実行委員会のメンバ
ーを中心に議論していただきます。
(※)東京朝市は、昨年から月1回、生産者と消費者が直接出会う場所を
東京につくるために、代々木公園で行なわれています。
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日 時  : 平成19年3月27日(火)
会 場  : 日本財団ビル2階 大会議室
港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111
(http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html)
開 演  : 午後6時30分(開場:午後6時)
ゲスト  : 伊藤志歩(野菜のセレクトショップ「やさい暮らし」代表)
甲斐良治(社団法人農山漁村文化協会 「現代農業増刊」編集主幹)
嵯峨生馬(アースデイマネー・アソシエイション代表理事)
コーディネーター : 朝田くに子(ローカル・ジャンクション21代表理事)
主 催  : 構想日本
定 員  : 160名
フォーラム参加費 : 2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)
懇親会参加費   : 4,000円
(ご希望の方は下記懇親会参加に○印をつけてください)
※ゲストを囲んで、下記の会場で懇親会を開催いたします。
「トラットリア・イ・プリミ 虎ノ門店」
港区虎ノ門2-2-1 JTビル1F TEL 03-3589-5812
(http://www.ep-tokyo.com/iprimi/toranomon/)
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参加ご希望の方は、3月26日までに出欠の是非を、下記のメールアドレス
にお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org
お名前
所属
ご連絡先
懇親会に     参加する      参加しない
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*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下まで。TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
フォーラム担当 西田まで。TEL 03-5275-5607
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