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【No.306】「若者が政治離れ」しているのではなく、「政治が若者離れ」している

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JIメールニュースNo.306  2007.6.29発行
「若者が政治離れ」しているのではなく、「政治が若者離れ」している
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◆◆ 目 次 ◆◆
1.【「若者が政治離れ」しているのではなく、「政治が若者離れ」している】
*構想日本ホームページで「ワンクリックアンケート」開催中。
「Q:『政治とカネ』の問題、根治に必要な手段とは?」にお答えください。
〔アンケート期間:2007/06/28(木) ~2007/07/12(木)〕
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http://www.kosonippon.org/enquete/index.php?m_enquete_cd=43
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1.【「若者が政治離れ」しているのではなく、「政治が若者離れ」している】
模擬選挙推進ネットワーク事務局長
林 大介
「若者=政治に無関心」といわれますが、はたしてそうなのでしょうか。
『郵政改革ごときができなくて、年金や少子化などの大きな改革が出来るの
か(15歳、女性)』『「どこの党が政権をとる」よりも「政権交代を行い今の体制
を変える」ことのほうが重要(17歳、男性)』『各党のマニフェストを見比べてみ
たところ、具体的な数値などを使って分かりやすく示していた(17歳、男性)』
『過去のマニフェストの実現力・実行力の高さが決め手(19歳、男性)』これら
はすべて、2005年の総選挙の際に実施し6000人以上が投票した「未成年
“模擬”総選挙2005」の際に寄せられた、未来の有権者=19歳以下による
投票理由です。実際の有権者の皆さんは、投票する際、どのようなことを考
えて投票するのでしょうか。
また、模擬選挙に参加しての感想では、『未成年の人に選挙をすることで政
治に関心が持てると思うからいいと思う(11歳、男性)』『選挙に行かない大人
が増えているのは、悲しい現実だと思う(14歳、男性)』『選挙なんて先の話と
関心が無かったが、テレビで模擬選挙の事を知って興味がわきました。日本
の政治を誰に任せるか、決めるのは国民なんですよね。(15歳、女性)』といっ
た声が多数寄せられました。
「未成年“模擬”選挙」は、19歳以下の「未来の有権者」が、実際の選挙日程
にあわせて、実際の選挙の立候補者や政党に対して記名投票を行う取り組
みで、2002年3月の町田市長選挙から始まりました。これまでに地方選挙・
国政選挙など20近くの選挙で取り組み、1万5000人以上の未来の有権者が
投票しました。
日本の若者の現実として、「政治」について友達と話すということは日常では
ありません。むしろ「政治」について話すこと=「ダサイ」「マジメ」「変な奴」と
なるのが普通。しかし、模擬選挙で投票した1万5000人以上の未来の有権
者は政治に対してきちんと向き合い、自分の意見・考えをしっかりもっていま
す。それは、渋谷駅前での突然の模擬選挙の呼びかけにも関わらず、街行
く多くの中学生・高校生が、投票してくれたことが実証しています。ただ、そう
した現実をマスコミや大人は目にしておらず、大人社会が「子ども・若者は政
治に無関心」と決め付けています。
大人社会においても、職場での政治の話はタブーとなっています。学校でも、
子どもに政治について考えさせる機会を奪っています。若者が勝手に政治か
ら離れていったのではなく、政治が若者から離れていってしまった結果、若者
の低投票率を招いたのにも関わらず、「若者の政治離れ」を嘆くのは、単なる
大人のエゴではないでしょうか。
7月には参議院議員選挙があります。環境問題、国際協調、格差社会、赤字
国債、少子高齢化などなど、まさにこの選挙で決まった結果がこれからの次
代を担う子ども・若者の将来を左右します。今を生き、日本の次代を担う未来
の有権者に対して、模擬選挙を通して政治を身近に感じる機会を創出しませ
んか。いや、むしろ、大人だからこそ、未来の有権者を育てる責任があります。
参議院選挙における模擬選挙の投票目標は5万票。せひ、地域で模擬選挙
に取り組んでください。学校の先生に、模擬選挙を実施するように働きかけて
ください。模擬選挙への投票を身近な未来の有権者に呼びかけてください(模
擬選挙はネット投票もできます)。そしてこの機会に、未来の有権者とともに日
本の未来について語りましょう。

*林 大介(はやし だいすけ)氏のプロフィール
1976年3月、東京生まれ。模擬選挙推進ネットワーク事務局長を務めるほか、
「未来を担う子ども・若者の社会参加・参画の場の創造」をキーワードに、教育、
福祉、少子高齢、環境、年金、国際協調など様々な分野における世代間・世
代内格差問題について、次世代が社会参画できる場の創出を目指して活動。
(個人ブログ http://www.hayadai.net/ )
※模擬選挙推進ネットワークは、これまで特定非営利活動法人Rightsが「未
成年“模擬”選挙」として取り組んできた事業を独立して2006年12月に設立
された団体で、特定の政党・宗教団体の影響下にない「公平・中立・公正」な
組織です。「未成年“模擬”選挙」は、社団法人日本青年会議所主催による
「2005年人間力大賞」の衆議院議長奨励賞を受賞しました。活動に対するご
支援をお願いいたします。
詳細は http://www.mogisenkyo/com/ をご覧ください。
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