【No.327】マイク丹治の暴言シリーズ(7)アメリカの崩壊 ~我が国ももっと途上国から学ぶことがあるのでは?~
2007.11.22

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JIメールニュースNo.327  2007.11.22発行
マイク丹治の暴言シリーズ(7)
アメリカの崩壊
~我が国ももっと途上国から学ぶことがあるのでは?~
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◆◆ 目 次 ◆◆
1.【マイク丹治の暴言シリーズ(7)
アメリカの崩壊 ~我が国ももっと途上国から学ぶことがあるのでは?~】
2.【第124回「J.I. フォーラム」のご案内】
3.【「事業仕分け」試行実施のご案内】

*構想日本ホームページで「ワンクリックアンケート」開催中。
「Q:今の国会、どう考える?」にお答えください。
〔アンケート期間:2007/11/20(火) ~2007/12/03(月)〕
↓     ↓     ↓
https://www.kosonippon.org/wp-manager/enquete/index.php?m_enquete_cd=50
*前回の「ワンクリックアンケート」の投票結果が出ました。
質問は「Q:『政治とカネ』、何が本質的問題なのか?」です。
↓     ↓     ↓
https://www.kosonippon.org/wp-manager/enquete/result.php?m_enquete_cd=49
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1.【マイク丹治の暴言シリーズ(7)
アメリカの崩壊 ~我が国ももっと途上国から学ぶことがあるのでは?~】
構想日本 政策委員
丹治 幹雄
このところ仕事の関係で海外へ行く機会が増えている。特に米国へは月の
半分はいる状態となっているが、ここで驚くのが米国の社会の崩壊の凄ま
じさだ。筆者が以前米国に駐在してから15-20年経っており、また対象と
する業界の違いや東海岸と西海岸の違いなどもあるのだろうが、それにし
てもここまで何もまともに出来ない国民の集積が引続き世界のリーダーで
あることには、とても違和感を感じる。
つまらない話だが、例えばホテルの宿泊にしても、筆者はクレジットカード
を持たないためバウチャーを旅行代理店に発行してもらう事が多いが、これ
が受付の人間は全く理解できず、その処理を確認するために20分、30分
かかることは日常茶飯事だ。
レストランでは、当たり前のようにオーダーがミスされ、或いは隣りの席に
自分の頼んだものが運ばれたりする。しかも受け取った側もおかしいと思
いながらそれをそのまま食べてしまう。航空会社のカウンターも、マイレー
ジの入力が出来ないなどは当たり前だ。
これが例えば2週間いて一度、二度ならまあ仕方ないか、ということにもな
ろうが、間違いなく毎日このような事が起こるとなると、これは社会がおかし
くなっているとしか言いようがないのではないか? 一方で彼らのデブぶり
には本当に驚く。全く自己コントロールが出来ていないとしか考えられない。
これだけひどくなっていて、未だに米国至上主義を貫いているのは、一つに
はまだ自国の経済規模が大きく、通貨としても引続き唯一の国際通貨であ
るからだろうが、どうも現実を直視できているとは言えず、そのギャップを軍
事力などで力で押さえ込もうとしているというようにしか思えない。
次代のパワーゲームの対抗馬である中国も、急成長のひずみや国内の格
差、そしてあまりに拝金主義的な大都市周辺の風潮の全国への広がりな
ど、まだまだ国際社会で名誉ある地位に至るには時間がかかると思われる
が、彼らとて決して盲目ではなく、中国が本気で近代化を更に進めた場合、
米国がこの状態で更に沈下すれば、地位の逆転は時間の問題のような気
がする。
筆者は、以前米国で生活し、その経験を踏まえて我が国に帰国した際、我
が国の人を思いやる精神の欠如、自立心のなさ、そして責任感のない自由
主義、つまり自己中心主義を嘆いた。しかし、久しぶりに米国を見て、今だ
けをとればまだ日本の方がましという気がしてくる。
但し、米国がそうであるように、我が国も相応に大きな規模の市場を自ら抱
える上に、四方を海で囲まれており、しかもいつも「世界標準は分かるが、
我が国はちょっと特殊なので」という逆中華思想を持つ国である。そして、米
国追随の文化風土を持ち、豊かな社会を享受している。
10年から20年して、我が国が今の米国と同じになっていないという保証は
どこにもない。そろそろ米国も我が国も、途上国に学ぶべきときが来ている
のではないだろうか?因みに、昨今の海外への出張でカンボジアやフィリピ
ン、タイなどにも行く機会があるが、それらの国では、米国のような不快な経
験はまずすることはない。
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2.【第124回「J.I. フォーラム」のご案内】
歴史遺産に学ぶ
長い年月栄え、賑わったにもかかわらず、近代化の中で「効率」や「成長」か
ら取り残された地域が、今再び脚光をあびています。なぜ、そのようなところ
が今の時代に見直されているのでしょうか。
かつての繁栄や賑わいを支えていた産業(農業や家内工業など)や、そこで
の暮らし、それらを支えていた社会の「しくみ」。そこに、われわれが今、もう
一度習うべきものがたくさんつまっているからだと思います。
内子、妻籠、八尾、石見銀山、それぞれの場所でご自分の町を心から愛し、
地道な活動を続けてきた岡田文淑さん、小林俊彦さん、杉山峰夫さん、松場
登美さんに大いに語っていただきます。
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日 時  : 平成19年11月28日(水)
会 場  : 日本財団ビル2階 大会議室
港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111(代)
(http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html)
開 演  : 午後6時30分(開場:午後6時)
ゲスト  : 岡田文淑(内子町八日市護国町並み保存センター 前所長)
小林俊彦(妻籠を愛する会 理事長)
杉山峰夫(越中八尾観光協会 副会長/おわら保存会 副会長)
松場登美(石見銀山生活文化研究所 所長)
コーディネーター : 加藤秀樹(構想日本 代表)
主 催  : 構想日本
定 員  : 160名
フォーラム参加費 : 2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)
懇親会参加費   : 4,000円
(ご希望の方は下記懇親会参加に○印をつけてください)
※ゲストを囲んで、下記の会場で懇親会を開催いたします。
「トラットリア・イ・プリミ 虎ノ門店」
港区虎ノ門2-2-1 JTビル1F TEL 03-3589-5812
(http://www.ep-tokyo.com/iprimi/toranomon/)
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参加ご希望の方は、11月27日までに出欠の是非を、下記のメールアドレス
にお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org
お名前
所属
ご連絡先
懇親会に     参加する      参加しない
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*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下まで。TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
フォーラム担当 西田まで。TEL 03-5275-5607
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3.【「事業仕分け」試行実施のご案内】
~ 山梨県都留市 ~
構想日本が行なっている行政の「事業仕分け」が、多くの自治体に波及して
います。構想日本チームが行う事業仕分けのほか、自治体が自主的に実施
する例も増えています。山梨県都留市もその一つです。
都留市は人口約3万3000人。市民と行政が一体となって「新しい公共空間」
を形成することを市の最重要課題と位置づけています。市の担当者の熱意で、
経営者など市民を評価者として実施されます。これまで傍聴に来られた多く
の方の感想は、「百聞は一見にしかず」。是非ご参観ください。

【日時】 平成19年11月25日(日) 8:30~正午終了予定
※入退室自由です。ご都合の良い時間にお越しください。
【会場】 都留市役所3階 大会議室
(山梨県都留市上谷1-1-1 ) TEL:0554-43-1111
【対象】 10事業(事務事業評価323事業から市民などからの提案を参考に選択)
【参加者】 1班7名体制(評価者5名・コーディネーター1名・書記1名)の2班構成
事業説明者:都留市役所職員
評価者・コーディネーター:山梨県庁職員、経営者連絡協議会、
協働のまちづくり推進会 、青年会議所、都留市民(公募選出)など

≪「経済財政諮問会議」で「国の事業仕分け」が議題に登場!≫
11月1日の「経済財政諮問会議」で「国の事業仕分け」が、初めて議題として
取り上げられました。
民間議員の伊藤隆敏氏(東京大学大学院教授)、丹羽宇一郎氏(伊藤忠商
事会長)、御手洗冨士夫氏(キャノン会長)、八代尚宏(国際基督教大学教授)
4氏の連名で提案されています。
この提案は実現へ向けての大きな一歩と捉え、更に働きかけをしてまいります。
http://www.keizai-shimon.go.jp/ からご確認ください。
≪事業仕分けとは・・・≫
・国や自治体の行政サービスについて、予算書の項目ごとにまず要否の議論
をする。
・その上で、実施主体(官か民か、国か地方か)を議論
・「外部の目」を入れる
・「公開の場」で議論する
●これまでの実例をもとにポイントをまとめた、構想日本編『入門 行政の事業
仕分け』(ぎょうせい刊・1,800円)のご注文も下記にて承ります。
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ご参観ご希望の方は、11月24日までに出欠の是非を、下記のメールアドレス
にお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org
お名前
所属
ご連絡先
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*お問い合せは、 西田/伊藤まで。TEL 03-5275-5607
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