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【No.334】首長リレーエッセー(19) 村民の心、再発見塾でした

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JIメールニュースNo.334 2008.1.25発行
首長リレーエッセー(19)
村民の心、再発見塾でした
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◆◇ 目 次 ◇◆
1.【首長リレーエッセー(19) 村民の心、再発見塾でした】
2.【第126回「J.I. フォーラム」のご案内】
3.【第23弾・第24弾「事業仕分け」のご案内】

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1.【首長リレーエッセー(19) 村民の心、再発見塾でした】
福島県飯舘村長
菅野 典雄
飯舘村と黛まどかさんとのお付き合いは、もう7年になります。まどかさん
は日本の俳句界に新境地を開きながら、一方で「日本の良さや素晴らしさ
を、もう一度見直す必要があるのでは」と多くの著名人と共に「日本再発見
塾」なるものを毎年開いています。第3回目の「再発見塾」は、わが飯舘村
でした。
「なぜ飯舘村?」ですが、これまでの長いつながりもありますが、私たちが
進めている「までいライフ」が、これからの日本にとってとても大切な考え方
であり、「再発見」にふさわしいあり方・動き方ではないかということから選ば
れたのでした。“までい”とは、私たち飯舘人が古くからなじんできた言葉で、
「手間ひま惜しまず」「時間をかけて」「じっくりと」そんな心がこめられていま
す。
全国から100人以上の方が集まる大会ゆえ、村にとっては対外的な事業と
しては、かつてない大事業でありました。
「までい」をただ村外に発信するだけに終わらせず、村にとっても村民にとっ
ても「やって良かった」という事業にするために、周到な準備が必要でしたし、
また、村民の方々の係わり合いが成功・不成功のカギでもありました。2日
間の中で、事業の要になっていただく村民の方や、90人程度の民泊を引き
受けてくださった方々、そして事務局として活躍していただいた東京の事務
局や慶應大学・福島大学の学生さんなど、総勢370人程度が関わり合った
実に内容の濃い、村にとっては「やって良かった」の発見塾となりました。
そのことは、参加した方のアンケートが如実に物語っています。アンケートを
書いていただいた全員が「良かった(30%)」「大変良かった(70%)」との回
答で、「ご高齢の方を大切にし、古き良き頃の日本の家庭の中に仲間入りさ
せていただき、まるで前日まで全く未知な人間とは思えない程の忘れられな
い想い出となりました」「地元のお年寄りの話は実に色んなことを考えさせら
れました」「今の日本が抱えている問題を考える上で、たくさんのヒントをいた
だきました」「までいな食事、までいの心、たくさんいただきました」などなど、
再発見した「までい」への感動の心を記してくれました。
また、民泊についても素晴らしい感想の言葉が書かれていました。「一家総
出で歓迎してくださり、旅館に泊まっては味わえない味がありました」「民泊
は地元の方々とのまでいな交流の場となり、とても良い思い出となりました」
「身も心も温まる一時でした。定年後は飯舘村に住んでみたくなりました」。
これらは民泊された方の声ですが、お別れの際にはテレビ番組『世界ウル
ルン滞在記』さながらに目元をウルウルさせた方も多くいらしたようです。
東京の事務局からも「民泊にこんなに素晴らしい感想を全員からもらえるな
んて、とても信じられない」「飯舘村の人は素晴らしい、飯舘村でやってよか
った」との話をいただきました。
村長としての私の名刺には「住む人の心が 村の顔です」と書いてあります
が、「村の顔は観光地でも建物でも役場でもなく、村に住んでいる人の心が
村の最高の資源であり、宝物ですよ」と言いたい訳です。私の理想以上に
村民の方が、もうすでに「実践しているんだな」と改めて村民の素晴らしさに
感動し、心からの感謝をささげた「日本再発見塾」でした。
さらに、村民の中にも、この塾の中で歩んできた自分の人生を語り習得した
技術や心構えを発表したことが、多くの参加者の感動を呼んだことによって、
自分の何の変哲もない人生を見直す機会になったようです。ともすれば都会
に比べ輝いていないと思いがちな田舎の暮らしの素晴らしさや偉大さを、都
会から訪れた人たちとの交流の中で再認識したようであります。自分の歩ん
できた足跡に対する“誇り”の再発見です。その意味で村民にもかつてない
新しい形の人づくりの手法を学ばせていただいた日本再発見塾でもありまし
た。
私たち行政を進める者として、いかに村民の一人ひとりを主役にしていくこと
が大切かを教えられたことでもありました。

*菅野典雄(かんの・のりお)氏のプロフィール
1946年生まれ。1970年、帯広畜産大学卒業。1996年10月より現職。趣味
は、カメラ、読書。
飯舘村ホームページ : http://www.vill.iitate.fukushima.jp/index.html
≪ご参考≫
「日本再発見塾」ホームページ : http://www.e-janaika.com/

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2.【第126回「J.I. フォーラム」のご案内】
自分たちで始めよう
~元気のいい社会起業家に志と事業を聞く~
最近、社会起業家(ソーシャル・アントレプレナー)という言葉をよく目にしま
す。事業を通して、利益よりもむしろ身の回りにある社会の問題解決に取り
組んでいこうという活動を行っている人達を指しています。行政は役に立た
ない、NPOは経済基盤が弱い、そんな中で金儲けに走るのではなく、「公」
を担う企業、事業家がふえているのは頼もしい限りです。障害者雇用の場
を創る渡邉英夫さん、農業、食品加工による地域活性をめざす鈴木誠さん、
「心のケアと自立支援」をしている木山啓子さんに、「志」を「事業」に変えた
情熱と智恵を伺います。コーディネーターは、「町のエキスパート」を先生とし
て、渋谷という町をキャンパスに、シブヤ大学という「学びの場」をつくってい
る左京泰明さんです。
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日 時  : 平成20年1月31日(木)
会 場  : 日本財団ビル2階 大会議室
港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111(代)
(http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html)
開 演  : 午後6時30分(開場:午後6時)
ゲスト  : 木山啓子(NPO法人ジェン(JEN) 理事・事務局長)
鈴木 誠(株式会社ナチュラルアート 代表取締役)
渡邉英夫(NPO法人どんまい福祉工房 理事長)
コーディネーター : 左京泰明 (NPO法人シブヤ大学 学長 )
主 催  : 構想日本
定 員  : 160名
フォーラム参加費 : 2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)
懇親会参加費   : 4,000円
(ご希望の方は下記懇親会参加に○印をつけてください)
※ゲストを囲んで、下記の会場で懇親会を開催いたします。
「トラットリア・イ・プリミ 虎ノ門店」
港区虎ノ門2-2-1 JTビル1F TEL 03-3589-5812
(http://www.ep-tokyo.com/iprimi/toranomon/)
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参加ご希望の方は、1月30日までに出欠の是非を、下記のメールアドレス
にお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org
お名前
所属
ご連絡先
懇親会に     参加する      参加しない
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*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下まで。TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
フォーラム担当 西田まで。TEL 03-5275-5607

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3.【第23弾・第24弾「事業仕分け」のご案内】
≪第23弾≫
~ 福岡県直方市 ~
構想日本が提案してきた行政の「事業仕分け」は今年で7年目を迎え、着
実に広まってきました。予算編成に反映させた結果、1割もの事業を削減
できたという具体例もあります。今年は更に広げ、自治体だけでなく国でも
事業仕分けを行うことが当然という風土を作り上げていきたいと考えていま
す。
直方はかつて炭鉱で栄えましたが、閉山後は人口・税収減が大きな課題
となっています。今回は、市長が昨年の選挙でマニフェストに掲げて当選し
たことを受けてのものです。
事業仕分けは、すべての政策の出発点です。行政の方、自分の地域を何
とかしたいという方、お誘いあわせのうえ、侃々諤々の議論をご覧ください。
【日時】 2008年2月1日(金)9:00~17:00
※入退室自由です。ご都合の良い時間帯にお越しください。
【会場】 直方市役所
(福岡県直方市殿町7番1号 TEL:0949-25-2000 )
【対象】 直方市の一般会計事業(20事業程度)
【参加者】 事業説明者:直方市役所職員
評価者、コーディネーター:「明日の地方財政を考える会(自治
体職員有志の研究会)」メンバー、行革推進委員(市の審議会
委員)、公募市民
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≪第24弾≫
~ 神奈川県大磯町 ~
構想日本が2002年から行なっている行政の「事業仕分け」は行財政改革
の切り札です。予算編成に反映させた結果、1割もの事業を削減できたと
いう具体例もあります。この実績を背景に、50以上の自治体から問合せが
あり、実施希望の順番待ち状態です。
今回は、三好町長が選挙公約に掲げて当選したことを受けてのもので、初
の「町」での実施です。行政が住民に密着しているだけに新しい成果が期
待できます。
行政の方、自分の地域を何とかしたいという方、お誘いあわせのうえ、侃々
諤々の議論をご覧ください。必ず地域再生の大きな参考になると思います。
【日時】 2008年2月9日(土)9:00~16:00
※入退室自由です。ご都合の良い時間帯にお越しください。
【会場】 大磯町保健センター(大磯町役場内)
(神奈川県中郡大磯町東小磯183  TEL:0463(61)4100 )
【対象】 大磯町の一般会計事業(20事業程度)
【参加者】 事業説明者:大磯町役場職員
評価者、コーディネーター:「明日の地方財政を考える会(自治
体職員有志の研究会)」メンバー、構想日本スタッフ
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≪「経済財政諮問会議」で「国の事業仕分け」が議題に登場!≫
11月1日の「経済財政諮問会議」で「国の事業仕分け」が、初めて議題とし
て取り上げられました。
民間議員の伊藤隆敏氏(東京大学大学院教授)、丹羽宇一郎氏(伊藤忠
商事会長)、御手洗冨士夫氏(キヤノン会長)、八代尚宏(国際基督教大学
教授)4氏の連名で提案されています。
この提案は実現へ向けての大きな一歩と捉え、更に働きかけをしてまいり
ます。 http://www.keizai-shimon.go.jp/ からご確認ください。
≪事業仕分けとは・・・≫
・国や自治体の行政サービスについて、予算書の項目ごとにまず要否の
議論をする。
・その上で、実施主体(官か民か、国か地方か)を議論
・「外部の目」を入れる
・「公開の場」で議論する
●これまでの実例をもとにポイントをまとめた、構想日本編『入門 行政の
事業仕分け』(ぎょうせい刊・1,800円)のご注文も下記にて承ります。
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ご参観ご希望の方は、1月30日もしくは2月7日までに出欠の是非を、下記
のメールアドレスにお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org
開催地 第23弾・直方市(1月30日〆切) / 第24弾・大磯町(2月7日〆切)
(※必ずご希望の開催地を選んでください。)
お名前
所属
ご連絡先
————————————————————–
*お問い合せは、 西田/伊藤まで。TEL 03-5275-5607

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