メールマガジン

【No.362】なぜ町屋の再生を通して、金物を顕揚するのか?

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JIメールニュースNo.362 2008.8.8発行
なぜ町屋の再生を通して、金物を顕揚するのか?
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◆◇ 目 次 ◇◆
1.【なぜ町屋の再生を通して、金物を顕揚するのか?】
2.【第133回「J.I. フォーラム」のご案内】
3.【第29弾 兵庫県加西市「事業仕分け」のご案内】
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≪TOPICS≫
★ 8月4日、5日に行われた国の事業仕分けの結果をご報告いた
します。2日間で述べ700名の傍聴者が訪れ、かなり白熱した
議論となりました。下記ページを、是非、ご覧ください!
↓↓↓
http://www.kosonippon.org/project/detail.php?m_category_cd=16&m_project_cd=681
≪お知らせ≫
来週のJIメールニュースはお休みします。
次号は8月22日(金)となります。
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1.【なぜ町屋の再生を通して、金物を顕揚するのか?】
兵庫県商工会議所青年部連合会会長
ナガタ産業株式会社 代表取締役
長田 有弘
私の住んでいる兵庫県の三木というまちは、のこぎりなど金物の産地であ
り、現在でも生産量では日本一を誇る。一方まちには秀吉が三木占領時に
つくったといわれる湯の山街道などがあり、ここには現在でも町屋が残っ
ている。
ところがこの街道ではここ数年、町屋が取り壊されたり、コンクリートの
家が建ったりということが起こっている。そこで私はある異業種交流団体
を中心に町屋を再生する事業をはじめようとしている。これは賛同する市
民で集めたお金によって、売却される建物・土地を買収し、改装・店舗活
用しようと言うものである。
さらに高齢者が徒歩で買い物にいけるような中心市街地の再開発(コンパ
クトシティ化)や、ものづくりの楽しさを伝えるための木工職人などの招
聘、金物づくり体験ツアーなどの実施、教育特区適用による学生への技術
の継承などを計画に盛り込んでいる。現在、この街道沿いで、ものづくり
・道具の楽しさを伝える金物市の開催や市内でのものづくり教育の推進な
どが具体的な動きになりつつある。
これからのまちづくりは地域に「ないもの」をわざわざ作り出すのではな
く、「あるもの」さがしであり、住民の「こんなまちに行きたい、住みた
い」を実現するまちづくりが重要であるとよくいわれる。
「町屋を再生して、金物を顕揚する」、つまり、なぜ町屋の再生が、誇る
べき金物の生産日本一につながっているのか。和建築は植物資源の利活
用など「環のくらし」を具現化したもので、現在こそ見直されるに値する
優れた循環性を誇っている。そして手工具は自然と人の間にあって両者を
媒介し続けてきた素晴らしい知恵の固まりである。だから手工具には、現
在のキット化した住宅でなく、町屋や古民家こそ相応しいのである。金物
の産地である私たちは、先人の叡智に学びその楽しさ・良さを伝えていく
必要がある。それは地域が誇りを取り戻すことであり、住民の「こんなま
ちに行きたい、住みたい」まちづくりを実現することでもある。
*長田有弘氏のプロフィール
1964年5月生まれ。
のこぎりなどの金物と酒米の山田錦最大の産地・兵庫県三木市にて育つ。
龍谷大学経済学部卒業後、資生堂を経て、現在のナガタ産業に入社。
2004年 日本JC 教育部会部会長。JC卒業後、市民団体などで、100万人
キャンドルナイトの継続開催や旧街道の町屋の再生を計画するなどまち
づくりや環境をテーマに地域の再生に取り組む。
仕事柄、中学校の技術・家庭科の教材を提供している立場から、日本
の職人の自然と共生する「匠の技」に学び、「環のくらし」を取り戻せる
ものづくり教育を行うことで、地方の伝統的なものづくりの再生を目指し
ている。本年度は兵庫県商工会議所青年部連合会会長を務める。
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2.【第133回「J.I. フォーラム」のご案内】
銀座もピンチ!?
~一人勝ちの銀座とシャッター通りに共通するもの~
かたや、世界のブランドが集まる日本一の商店街、銀座。かたや、
全国各地のシャッター通り。その共通点とは、街の歴史をつくり支
えてきた老舗と外からの大資本との関係です。外からの資本は経済
的には有難い。一方で、そればかりになると、街の個性、味がなく
なる。今回は、華やかな表通りだけではなく路地や裏通りに息づく
奥深い銀座の魅力を、大切に引き継ぎ、様々なかたちで活かして銀
座の表情を守っていこうとしている方々のお話をうかがいます。
きっと、全国各地のまちづくりにも生かせるヒントがあると思いま
す。
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日 時  : 平成20年8月27日(水)
会 場  : 日本財団ビル2階 大会議室
港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111(代)
(http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html)
開 演  : 午後6時30分(開場:午後6時)
ゲスト  : 関根 辰男(株式会社せきね(呉服店)社長)
中村 千恵子(株式会社十字屋 社長)
岸 久 (スタア・バー・ギンザ 代表)
GMナイル(ナイルレストラン 社長)
田中 淳夫(銀座ミツバチプロジェクト蜂の世話人
/銀座紙パルプ会館 常務)
コーディネーター:加藤 秀樹(構想日本 代表 )
主 催  : 構想日本
定 員  : 160名
フォーラム参加費 :2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)
懇親会参加費   :4,000円
(ご希望の方は下記懇親会参加に○印をつけてください)
※ゲストを囲んで、下記の会場で懇親会を開催いたします。
「トラットリア・イ・プリミ 虎ノ門店」
港区虎ノ門2-2-1 JTビル1F TEL 03-3589-5812
(http://www.ep-tokyo.com/iprimi/toranomon/)
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参加ご希望の方は、8月26日までに出欠の是非を、下記のメールアドレス
にお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org
お名前
所属
ご連絡先
懇親会に     参加する      参加しない
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*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下まで。TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
フォーラム担当 西田まで。TEL 03-5275-5607
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3.【第29弾 兵庫県加西市「事業仕分け」のご案内】
~ 兵庫県加西市 ~
構想日本が2002年から行なっている行政の「事業仕分け」は行財政改革の
切り札です。実績が認められ過去一年の間に加速度的に拡まり今年度は12
の自治体で実施予定です。
今回の加西市では、滋賀県内を中心に事業仕分けを展開している「滋賀大
学事業仕分け研究会」と共同で開催致します。
行政の方、自分の地域を何とかしたいという方、報道の方、お誘いあわせ
のうえ、侃々諤々の議論に傍聴参加ください。必ず地域再生の大きな参考
になると思います。
【日時】平成20年8月9日(土)午前10時~午後5時
※入退室自由です。ご都合の良い時間帯にお越しください。
【会場】加西市健康福祉会館(加西市北条町古坂1072-14 )
会場に関するお問い合わせは加西市経営戦略室(0790-42-8700)
まで。
【対象】加西市の事務事業(30事業)
【参加者】事業説明者:加西市役所職員
「仕分け人」(評価者)
コーディネーター:構想日本事業仕分けチーム
滋賀大学事業仕分け研究会
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≪ついに国の事業仕分けを実施!第一弾は文部科学省≫
去る8月4日、5日の2日間、自民党「無駄使い撲滅プロジェクトチーム」主催、
構想日本協力により、文部科学省の事業仕分けを実施しました。新聞主要
各紙やTV各局及び、述べ700人の傍聴者が見守る中、自民党議員や有識
者からなる評価者と、文部科学省の担当者が白熱した議論を展開。今回の
作業が全府省での実施に繋がるよう、引き続き働きかけをしてまいります。
評価結果等は、構想日本ホームページで発表しています。
参照:
http://www.kosonippon.org/project/detail.php?m_category_cd=16&m_project_cd=681
≪事業仕分けとは・・・≫
・国や自治体の行政サービスについて、予算書の項目ごとにまず要否の議
論をする。
・その上で、実施主体(官か民か、国か地方か)を議論
・「外部の目」を入れる
・「公開の場」で議論する
※構想日本のホームページ「事業仕分け」もご覧ください。
http://www.kosonippon.org/project/list.php?m_category_cd=16
●これまでの実例をもとにポイントをまとめた、構想日本編『入門 行政の事
業仕分け』(ぎょうせい刊・1,800円)のご注文はこちら
http://www.kosonippon.org/book/book9.php
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ご参観ご希望の方は、出欠の是非を、下記のメールアドレスにお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org
お名前
所属
ご連絡先
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*お問い合せは、 西田/伊藤まで。TEL 03-5275-5607
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