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【No.391】首長リレーエッセー(27) 市長ほど素敵な仕事はない

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JIメールニュースNo.391  2009.3.13発行
首長リレーエッセー(27) 市長ほど素敵な仕事はない
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◆◇ 目 次 ◇◆
1.【首長リレーエッセー(27) 市長ほど素敵な仕事はない】
2.【第140回「J.I. フォーラム」のご案内】

≪TOPICS≫───────────────────────────
[メディア掲載情報]
WEDGE(ウェッジ)3月号の「OPINION」に、構想日本
代表の加藤の寄稿文が掲載されました。
「麻生総理、一般会計の埋蔵金12兆円を景気対策に」と題して、国の
事業仕分けを実施した背景やその効果を書いております。
http://wedge.ismedia.jp/category/wedge
ご意見・ご感想お待ちしております。

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1.【首長リレーエッセー(27) 市長ほど素敵な仕事はない
静岡県熱海市長  齊藤 栄
「市長」と聞いて何を思い浮かべますか?黒塗りの公用車、高額の
給与、夜ごとの接待・・・。現在、熱海市では「財政再建」を最重要
課題に掲げ、市長公用車は廃止、市内の移動はタクシー、3割カット
の給料はメーカー課長職の妻とほぼ同等です。一年365日、24時間(台
風時には災害対策本部長になります)の大役ながら、選挙に落ちれば
無職という大変不安定な身であり、決して割りの良い仕事とは言えま
せん。
「社会に貢献するエンジニア」を志し、土木工学に進み官庁に入庁す
るも、中央集権国家の仕組みに矛盾を感じ、退職。いつかは自ら地方自
治を実践したいとの思いを胸に抱きながら、原宿の美容サロン店長、国
会議員秘書と変遷した後、2006年9月に地縁血縁の全くない熱海市長選に
挑戦。62票の僅差で長年の夢を実現しました。
現在、熱海市は大きな潮目にあります。明治の時代に東京の奥座敷と
して栄えた湯治場は、昭和9年の丹那トンネルの開通を契機に、温泉観光
地として大きな発展を遂げました。しかし、昭和40年代の黄金期に比べて、
現在人口は5.4万人から4.1万人に減少、宿泊数は半減しています。今、新
たな発展の舵取りが、新市長である私に託されているのです。
熱海市内には再生のための宝がたくさん埋まっています。123年の歴史
を持つ「熱海梅園」、日本一早咲きの「あたみ桜」、かつての文人墨客が
残した文化資産など、これらを現代に合わせて磨きをかけなければなりま
せん。
しかし、一番重要なことは「市民の力」を集めることです。市行政に過
大な要求をする向きもありますが、自分たちが動かなければ熱海の再生は
ないと汗をかいてくれる市民も増えてきました。
例えば、市の財政危機を我がこととして、ある市民団体は市所有バスの
利用を自発的に見直してくれました。「まち歩き市民ガイド」、「図書館
ボランティア」といった新しい取り組みにも、市民の積極的な参加があり
ます。
特筆すべきは、南熱海の漁師町・網代の家庭料理「イカメンチ」です。
地元で水揚げされたイカやアジなどをつみれにして揚げたイカメンチを、
熱海発の「B級グルメ」として全国に売り出そうと、関係者が知恵を出し、
汗をかいています。
現実の地方自治は私が思い描いていたものとは違っていました。役人
時代に大切だった論理性や整合性よりも、人を動かすための受容や忍耐、
そして情熱といった人間力がより必要とされます。市長を拝命して三年目、
難題山積の現場を抱えて、まだまだ厳しい毎日ですが、これほどやりがい
のある仕事は他にありません。熱海港から昇る美しい朝日を見ながら、
「よしっ!今日も頑張るぞ!」と思う毎日です。

<齊藤栄氏のプロフィール>
1963年東京生まれ。
東京工業大学大学院修士課程(土木工学専攻)を修了し、国土庁(現国土交
通省)に入庁。都市整備、地域振興、交通体系整備、土地利用、防災など、
一貫して国土行政に携わる。在職中の平成7年に米国デューク大学で経営学
修士課程(MBA)を取得。
国土庁在職中、『雛の論理』(細川護煕・岩國哲人共著)に触れ、地方自治
の重要性に開眼。1999年に同庁を退職。その後、学校法人滋慶学園に勤
務し、美容サロン店長などを経験。2004年から国会議員の政策担当秘書
を務めた後、2006年9月に静岡県下最年少市長(当時)として熱海市長
に就任、現在に至る。座右の銘は「真実一路、為せば成る」。
熱海市のホームページ
http://www.city.atami.shizuoka.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html

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2.【第140回「J.I. フォーラム」のご案内】

社会基盤を壊してはならない
~「貧困」「セーフティネット」「働き方」を考える~
今年三月末までに、製造業で働く派遣・請負労働者の失業者が
40万人に達すると言われています。この人達が住む所にも食べるも
のにも事欠く状況が目前です。まずはこの人達への緊急な支援が必
要です。次に、現在のような雇用関係、社会情勢を想定していない
雇用保険や、生活保護などのセーフティネットの再構築をしなけれ
ばなりません。さらに長い眼でみた企業と雇用のあり方を考えな
ければなりません。
放置すれば社会の根底を崩すこれらの問題について、最前線に立
っている方に議論して頂き、私たち全員が自分たちのこととして考え
たいと思います。
★今回は会場が変わります。ご注意ください★
日 時  : 平成21年3月23日(月)
会 場  : グランドアーク半蔵門  3F 光の間
千代田区隼町1番1号 TEL 03-3288-0111 (代)
(http://www.grandarc.com/access/access.htm)
開 演  : 午後6時30分(開場:午後6時)
ゲスト  : 宇都宮健児氏(弁護士)
河添誠氏(首都圏青年ユニオン書記長)
清水直子氏(フリーター全般労働組合執行委員長)
湯浅誠氏(派遣村村長/NPO法人自立サポートセンターもやい事務局長)
コーディネーター:加藤秀樹(構想日本代表)
主 催  : 構想日本
定 員  : 160名
フォーラム参加費 :2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)
懇親会参加費   :4,000円
(ご希望の方は下記懇親会参加に○印をつけてください)
※ゲストを囲んで、下記の会場で懇親会を開催いたします。
「アイニンファンファン」 Tel 03-5210-3587
千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビルB1F(グランドアーク向かいのビル)
————————————————————–
参加ご希望の方は、3月22日午前中までに出欠の是非を、下記の
メールアドレスにお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org
お名前
所属
ご連絡先

懇親会に     参加する      参加しない
————————————————————–
*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下明美まで。TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
フォーラム担当 西田陽光まで。TEL 03-5275-5607
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